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2004/10/18(月)
100円の価値
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きのうは昼の仕事だったので、珍しく日曜の早朝に起きてテレビをつけてみると、KBC系で何と天才バカボンの再放送をしているではないか。パチンコ客を見込んでのことだろうか(笑)
天才バカボンといっても、元祖天才バカボンではなくよみうりテレビ製作の初代のアニメ作品である。調べてみると昭和46年放送である。古い。そりゃ、バカボンが和服なのもわかるわ(笑)。このところのリバイバルブームで、いろいろと再放送をしているが、ここまで古いものを放送するのは珍しい。実に34年も前の作品だ。
画像もきれいにリマスタリングされていて、見ていて画面に違和感はない。今回見た内容は、一話目が10万円入ったカバンの拾得物を預かった交番の本官さんが、その後で金を失くしたり盗られたりして交番に駆け込んでくる市民にカバンから金を出して貸してしまい、落とし主が取りに来て本官さんの絶体絶命のピンチに、借りた市民が返しに来て本官さんに礼を言い救われるといった話。本官さんは嫁さんから毎日100円しか渡されてないそうで、そのあたりに当時の物価もうかがえる。
もう一話は友人の誕生会に参加するため、会費の100円をママから受け取って出かけたバカボンが、道中で道に迷った老婦人に出会い、道案内する流れで一緒にバスに乗ってしまい、100円の一部をバス代として立替えてしまって、誕生会の会費が払えず会場で働いて誕生会に参加しているところ、老婦人が現れて感謝され報われるといった話である。
天才バカボンというとナンセンスギャグのイメージがあるが、童話的な教訓もあったのかと感心。昨今のアニメよりも確実に教育面では効果があるのは揺るぎないと実感。それにしてもどちらの話でも100円の価値が鍵になる。バス代は子ども15円という細かな単位だったが、5円玉で物が買えた時代(私が知るのはカクダイのクッピーラムネなど)が遠い記憶から甦り、出勤前からいろいろ考える朝となった。
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