日常日記
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2004/11/13(土) 研修は実るか
今日も通勤のためバスに乗ると、研修生がいて前方の出口に立っていた。
運転士は40代のベテラン風。研修生の方は20代半ばくらいか。
研修のバスはときどき見るが、教える方の運転士(逆の場合もあるが)は懇切丁寧だったり必要最小限だったり様々なのだが、きのうの運転士は気さくで、時折研修生に冗談を飛ばしたりしている。こういう人から習うのならリラックスできるし楽しいだろう。

交差点で信号停止すると、運転士が説明を始める。この会社のバスは信号停止の際はエンジン停止を励行しているので、その説明である。そのバスは新車だったのだが、新車の場合はエンジンを落としていいけれど、アイドリングが不安定な「ボロいバス」の場合は、稀にエンジンが始動しなくなる場合があるのでエンジンは切らない方がいいと、規則ばかりを鵜呑みにしない現実的な指導である。そういえばたまに、運転席に「ブレーキ甘め、注意」などと小さなシールが貼ってあるバスがある。オイオイ(-_-;)。

中洲の交差点で止まると、外で音楽が流れている。運転士は「この歌知っとう?」と話しかける。しまざき由里が30年ほど前にヒットさせた「面影」のインストなのだが、20代半ばの研修生がわかるわけないやろ。「Gメン75の〜」と解説しているが、若い彼が生まれる前なわけで(^^;)。

そんな感じでジェネレーションギャップはあるものの、道中なかなかいい感じの研修だったようだ。狭い道ではミラーで車幅を見ながらとか、この先はいつもタクシーが止まっているから右車線のままとか、要所をしっかりと説明する合間に、路上観察や冗談を交える。ふとその様子を見て感じたのは、運転士の客に対してと、研修生に対しての言葉ははっきりと違う。もちろん客は客として丁寧な言葉遣いをするのだが、研修生への言葉には身内として特別な情のようなものを感じるのだ。客にはどれだけ丁寧に接しても感じられない仲間意識のようなものか。

このバス会社の運転士は、長続きする人が少なく女性にも門戸を広げて常に募集中の状態だが、果たしてこの研修生は続くのだろうか。こういう研修であれば上手く行きそうな気もするが、とにかく労働環境が苛酷らしいので、まずはこの年末の繁忙期を乗り切ることが第一だろう。


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