日常日記
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2004/11/21(日) 辻の供花
護国神社のそばの交差点の脇には、いつも花が供えられている。その場所では、確か1年ほど前に中年女性がひき逃げされて亡くなった。ひき逃げの直後には目撃者を募る警察の建て看板が設置されていたが、いつしか撤去された。ほとんどの人が事件そのものを忘れているだろう。しかし交差点脇にはバケツが置かれ、いつもそこに花が束になっている。その花に気付く人は思い出すだろう。

花は枯れる前には必ず取替えられている。遺族の心意気を感じるとともに、故人の人柄が偲ばれる。その場所で人が亡くなったというと、普通はあまり気持ちのいいものではないが、その場所はそんな信心深さのせいか、死霊や怨念を色濃く感じることはない。むしろ爾後の事故を防ぐかのように、故人が見守ってくれているような気がするのである。

時折、その遺族の方が花を入れ替えている姿に遭遇することがある。その姿を見ると、きっと故人も安らかに眠るだろうと思える。


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