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2004/12/18(土)
小倉万歳!
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今日は競馬仲間と小倉の某所で忘年会。 競馬開催期間は、栗東や美浦やその周辺から競馬関係者やファンがやってきて合流するので、かなりの人数に上ることもあるが、小倉で競馬開催がないときは地元ファンのみなので、濃縮した少数精鋭の飲み会になる。きのうは6人で、いつものように競馬と偽装結婚ネタで盛り上がった。
他の公営競技に比べるとましとはいえ、競馬や競馬ファンは一般社会の中では冷遇されているし、誤解もされている。競馬ファンとしての言い分はいろいろあるが、このチーム小倉の仲間と知り合えたことは競馬をしていたからこそ得た財産だと思う。本当に競馬をしていてよかった。もっともお金のかかる趣味のひとつではあるけれど。
競馬も公営競技もパチンコも出会い系サイトもサラ金も、その存在が悪なのではなく、楽しみ方や使い方を間違えることが悪なのだ。仕事の合間のレジャーとして楽しめば、息抜きや気分転換、ストレス発散として有意義になるし、負けたり失敗したりすれば、それを反省したり反発したりして場合によっては足を洗ったり、しばらく休んだりすればよいのだ。人生何事も経験してみないとわからないことはあるし、知りもしないのに蔑視したり嫌ったりするのは視野が狭すぎる。
それにしても、若い女の子が飲み屋の席で翌日の競馬新聞を広げて予想する図が、当たり前に見られる小倉の街って素晴らしい。そして騎手のサインがボンカレー(ゴールドの中辛)とともに飾ってある光景が店内に溶け込んでいるっていうのもいい。それを一見して、「K騎手のサインだ」とわかる我々もディープではあるが。
昭和の初めに織田作之助が小説に描いた競馬の街小倉は、21世紀になってもその地域性は根付いたままだ。それらを継承することに、大げさに言えば我々も一翼を担っているのかもしれない。私より若い店の人が、テーブルにドリンクを持ってきたところで「有馬はロブロイですよね」などと言うのだから、この先もずっと受け継がれていくだろう。
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