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2004/12/27(月)
鮮魚売り場にトド
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スーパーに買い物に行くと、鮮魚売り場に巨大なボラが売られていた。1メートルはありそうな大物である。ボラは出世魚で、30センチ未満はイナ、それ以上はボラというのは知っていたが、さらに大きなものはトドと呼ぶらしい。トドのつまりの語源にもなっているという説もあるそうで。
長崎出身の人物に聞いたことがあるが、ボラは一般的には食用には向かないレベルの味だが、真冬の外海産のものは驚くほど美味で、洗いにして食べるようだ。身の色は、一見あご(飛魚)に似たピンク色で、血合いの部分は鮮やかな赤である。地元の海では米ぬかを団子にして網かごに入れサビキで釣ることが多い。ずいぶんと餌代は安い釣りである。しかし引きはなかなか強く、釣りとしては面白い。
1メートルものトドは千数百円で売られていた。高い気もするが、からすみの原料にもなる卵巣が腹の中にあるとしたら、おつりが来るかもしれない。からすみにして美味いのなら、卵巣も茹でて食べてもいける気もする。
この魚の特徴はとにかく目がデカイことだが、ある人物は日産のシーマ(旧式)という車を見るとボラを思い出すという。確かに顔は似ている。
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