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2004/02/19(木)
ゆいまーるに復活はあるのか?
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ゆいまーるという六本松にあるなかなか美味いカレー屋が閉店した。 去年は地元にある最愛のドリアンというカレーショップが立ち退きで廃業してしまい、悲しい思いをしていたところだったが、隠し球にしていたゆいまーるも失い、何とも寂しくなった。 噂によると主人が倒れたからのようで、「しばらくの間閉店します」だったのが、「テナント募集」の張り紙に変わってしまった。復活があるのか保証はない。もちろん復活してほしいが。
ゆいまーるはカレーメインで、他にはタコスくらいしかない専門店だった。カレーにはいくつか種類があったが、チキンカレーが特に美味かった。インドと日本の中間のような辛さがよかった。
最後にゆいまーるへ行ったのは去年暮れ。「タコスだけの注文はお断りします」なんていう、ちょっと荒れ気味の店内の様子に、終息の気配を感じてはいた。そんな注意書きをするような店ではなかっただけに、順調でない店の営業を感じて痛々しかった。
日本人はカレー好きではあるが、定食や麺類などに比べると食する頻度は少ないので、カレーだけを出す店は商売としては厳しいのだろうと思う。 思えば20年ほど前、東区香椎の川沿いに本格的なカレーを出す小さな店があったのだが、1年と持たずにあっけなく閉店してしまった。中洲の湖月ももうない。そしてドリアン、ゆいまーると相次ぐ閉店。全国チェーンのココ壱などとはあまりに味のレベルが違うだけに、代用にはなりえないのがつらい。そういえば大衆路線では、ナイルカレーも福岡の街からかなりの勢いで激減している。ナイルは味的には、ココ壱といい勝負だが。六本松には河という大盛りの量が半端でないカレー屋もあるが、残念ながら昔よりかなり味が落ちた。文化屋よりははるかにマシではあるが。
とはいえ、福岡には城南区神松寺の辛樹や中央区天神のソマリアンなど、まだまだ美味い店があるので気を取り直そう。 そして上京したら、中村屋のカレーを食べにいけば、少しは気がまぎれそうだ。 でもドライカレーにカレールーをかけた、ドリアンの「スペシャルドライ」や、ゆいまーるのチキンカレーがやっぱり食べたい。
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