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2004/02/23(月)
カベチョロ
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我が家の周りには、さまざまな生き物がいる。 彼もそのひとりで、夏場は共用部の蛍光灯に群がる羽虫を狙いに、天井に張り付いていたりする。うちのマンションには毎年夏のある日、大量にシロアリが飛来する日があるが、このときに夥しい数のシロアリを、物凄い勢いでパクパクと食べている彼を目撃したことがある。鉄筋のマンションなのでシロアリは直接害はないとはいえ、何だか彼が仲間のような気がして親近感を持った。
福岡の方言で彼のことを「カベチョロ」と呼ぶが、正式にはヤモリという。愛嬌のある顔と、体の模様や愛らしいお手手が好きなのでひいきにしているが、部屋や風呂場に上がってくるときは要注意である。なぜならうちの猫の餌食になってしまうからだ。食べられるわけではないが、遊んだ挙句にひっかかれて予後不良となることがある。だから家の中で見つけると、そっと外に出してやることにしているが、私の留守中に悲劇となっていることもある。
今のような冬場はさすがに見かけなくなるが、そろそろ出てくる頃だろう。彼も私の日常の貴重な脇役である。
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