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2004/03/27(土)
天国からの手紙
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25日に亡くなった俳優の下川辰平の葬儀が福岡市南区の斎場で行われた。 多くの俳優から花が届いたようだが、葬儀に参列する俳優は少ないように思えた。彼の代表作である太陽にほえろには10年間も出演していたわけだが、それだけの期間一緒に仕事をしながら、最期の見送りに来てくれたのは竜雷太ひとり。何とも寂しいものだ。下川辰平演じる長さんに世話になった人も多いだろうに。各々事情もあるにせよ。場所が福岡というのも来づらい理由だったろうが。宮内淳なんか、西南学院出身なんだから来てもいいだろうに。どうせ暇だろ?ってのは言いすぎか。
そんな中、清水昭博が来ていたのは喜ばしいことだった。下川辰平は、これが青春だ、飛び出せ青春、ゆうひが丘の総理大臣、スクールウォーズなど、数多くの青春ドラマに出演した。清水昭博も青春ドラマの顔だったわけだが、彼ももう四十代後半と知ると、ずいぶん月日は流れたとつくづく思う。
長生きすればそれだけ、旧知の友もなくし、最期に見送ってくれる人も少なくなるということになるのだろうか。しかし役者には作品が半永久的に残るのは財産である。太陽にほえろでは長さんが主役となる「天国からの手紙」(76年11月)という作品があり、大変よくできていた。今度は長さんが天国から手紙を書く番になってしまった。
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