日常日記
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2004/04/16(金) 宮ノ下富士屋ホテルと小田原のだるま
おとといからきのうまで箱根の宮ノ下温泉に1泊した。
泊まったのは富士屋ホテル。明治初期創業の老舗リゾートホテルである。以前一度宿泊して気に入り、また泊まることになったのだが、今回はシーズンオフのため宿泊客が少なくゆったりとできた。平日だったこともあるだろう。

前回はフォレストロッジという昭和30年代築の4階建ての部屋に泊まったが、中途半端に古い部屋で中身はいまひとつだった。今回は明治築の西洋館。前回の部屋より広さは狭かったが、内装も綺麗に塗り直してあり快適だった。天井が高く、明るいのもよかった。

到着した日は雨降りだったが、周囲を樹木に囲まれているため、雨に煙ったホテルもきれいだった。翌日晴れた姿もまた壮観である。いわずと知れた有名ホテルだが、私も多くの観光客のようにたくさん写真を撮った。被写体が優れていれば、撮る側のお手手が及ばなくてもよく撮れる気になるものである。ホテルの様子は後日UPしたいと思うので、しばしお待ちを。

客層は圧倒的に年配の夫婦、マダム集団が多かった。古き良きものたちがそこにはたくさんあった。私たちはホテルの客室では、ほとんどテレビをつけなかった。何だかそんな気分にはなれないのである。携帯電話の電波が弱かったが、それも気にならなかった。そこでは文明の利器に頼らなくても時間を持て余すことはなく過ごすことができた。部屋のソファーに座り、とりとめのない話をして、カフェでお茶を飲み、温泉に浸かるとあっと言う間に時間が過ぎていった。

平日なら旅の窓口を利用すれば朝食付きでひとり1万ほど。しかしインターネットとは無縁の高齢者が多いせいか、チェックアウト時にふたりで4万も5万も払っている宿泊客が多かった。何だか割引料金で利用して申し訳ないな、と思わせるようなホテルだった。そして旅慣れているとなかなか思わないことだが、ここでは「また来たい」と思うことができた。

唯一の難点は夕食が高いこと。高級ホテルだから当然かもしれないが、一番安いコースメニューで1万2千円というのは辛過ぎる(-_-;)。そりゃ、皇族やヘレンケラーやチャップリンやジョンレノンも泊まったホテルだからそんなもんかもしれないが、周囲にまともな食事処が乏しいので潰しが利かないのである(^^;)

箱根フリーパスを持っていたこともあったので、夕食はバスで30分ほどかけて小田原の町へ下りていき、こちらも富士屋ホテルのキャラと被るが、明治中期に建てられた国登録有形文化財指定の唐破風入母屋造りである立派な建物の和食屋「だるま」へ行った。富士屋ホテルに負けず劣らずの「古き良き」世界で、壁の鏡面はキリンレモンの文字が今と逆の左から右に流れている。

だるまでは相模湾の魚が美味いが、石鯛の刺身が特に美味かった。うるめいわしも美味いし、ホウボウも絶品である。値段もなかなか安いので、競輪の帰りにでも行ってみてはどうだろう。だるまについては↓のサイトに詳しい。
http://www.darumanet.com/main.html
(写真は富士屋ホテルの西洋館)


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