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2004/05/17(月)
スイスへの旅
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相棒が突然、スイスへ旅立つことになった。2ヶ月くらい帰らないという。といっても時計の話である。 おとといの日記で書いたハミルトンのデジタル時計だが、買ったときからライトが全くつかないので、保証書を持って天神の旧カワムラ家具前のリンデンビルへ。ここにはスウォッチグループの福岡サービスセンターがある。
実は7、8年前にオメガの時計の修理でここへ来たことがある。ここの技術者はクセ者の職人がひとりだけ。かなり灰汁の強い私がクセ者と言うくらいだから、かなり偏屈な職人である。以前、オメガの旧式の時計の修理を依頼し、断られひと悶着したことがあった。月給の何倍もする時計が、いくら古くなったからといって直らないはないだろう。武闘派の私としては揉めたいところだったが、この職人と喧嘩すると大阪のサービスセンターまで行かなければならなくなる。この職人は中国地方以西のスウォッチ系時計のメーカー修理を全て担っている。ということでやむなく矛を収めた(^^;)。
さて今回、久々に訪れて見ると、いたいたあの職人が。相変わらずとっつきにくい白衣(実際は水色だが)姿で現れた。そして保証書にオサダの印を見ると、「並行輸入品だから、販売店さんで直されては」と皮肉たっぷり。「こちらでお預かりすると、スイスに送るので2ヶ月ほどかかります」とやる気なさそうに続ける。オサダに舶来時計を修繕できる技術者がいるわけないだろ(-_-;)。ということでスイス行きを承諾し、買ったばかりの時計と夏までお別れすることになった。というより、保証期間内の無料修理ならお金をかけた方が得した気分になる、というのは貧乏性か(笑)
それにしても世界に名だたる大メーカーというのはすごい。定価3万円ほど(実際は税込み1万円だが)の時計でも、保証のためあっさりとスイスまで飛ばせてしまう懐の大きさに関心。送料だけでいったいいくらかかるのだろう。そういえばむかし、モガミスイスって馬で、初めて馬連で獲った万馬券がちょうど1万円くらいの配当だったっけ。
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