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2004/05/07(金)
スリーダイヤは代紋か
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三菱自動車にようやく手入れが入った。三菱の罪は今回の人殺しだけではない。私が最も忌み嫌うのはパジェロである。あんな車は日本には要らない(山岳地や寒冷地除く)。日本の道の多くは狭いのだ。都市部であんな車に乗る輩が多いため、どれだけ周囲のドライバーや歩行者が迷惑しているか。登山靴やザイル、ピッケルなどを担いで街中を歩く人は、登山目的以外に一人もいない。
しかしそんな車はたくさんいる。カンガルー避けのバンパーをこの国で装着する意味が何処にある。ファッション性や流行性に馬鹿踊りさせられる消費者も悪いが、金儲けのためだけに余分な物を売る企業が諸悪の根源。渋滞や交通事故、環境問題など、平和な社会を著しく損なう罪は重い。車高の高い車は見通しを悪くするし、邪魔な上、ディーゼルエンジンは排ガスを撒き散らす。離合の妨げにもなる。だいたいそんな運転しているのは、しつけが行き届いていない若造か世間知らずである。使いもしない山の装備を満員電車や雑踏に持ち込むのは、ただの邪魔者である。
もちろんこの手のRV車はトヨタやいすずなども売り出しているが、この手をメインに金儲けしてきたのは三菱が筆頭である。ラムダやシグマという名車を送り出していた頃は、今のような企業体質ではなかったと思う。金儲けのためなら何をしても許されてきた時代はそろそろ終わりにすべきだ。
企業というものは利潤を追求するものとはいえ、今回のように人殺しをしてそれを隠してまで、さらなる金儲けを目論むなどヤクザ以下であろう。社長の謝罪が口先だけでないなら、今すぐパジェロを全て(山岳地や寒冷地除く)回収せよ。日本にあれほどデカい乗用車は要らない。売りたかったらこの国の道が広くなってから発売するべきである。映画を見に行って、両隣がデブで前に頭のデカい人間ばかりいておまけにガスを吐かれたら、誰だって嫌なはずだ。
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