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2004/07/25(日)
ヒットが出なけりゃリバイバル
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久方ぶりにampmに行ってみると、復刻商品の菓子が売られている。コンビニ各社が独自のカラーを出そうと模索しているのだろうが、ただ復刻品を置いてみるという安直な発想は何とも貧弱な気がする。
最近は復刻商品が多い。セブンイレブンのように30周年を機に30年前のデザインの商品を揃えるのはわかるとして、大したきっかけがないのにむやみに昔の商品を復刻するのは関心しない。終売になった商品というものは、そのほとんどが売上不振により姿を消したわけで、かりそめに復刻したからといって売上の好調を長らく維持するのは困難だろう。その証拠に復刻商品のほとんどが、当時を知るオジサンやオバサンたちばかりに買われているにすぎない。ヒット商品になるためには、世代を超えて親しまれなければならない。そういう意味ではやおきんのうまい棒は、若者から中年まで幅広く支持されていて凄いと思う。
せっかく生産ラインを確保してわざわざ復刻商品を送りだすからには、せめていくつかはプロパー(定番)商品に昇格してほしいものだと思うが、新発売の乱発でスポット的な売上を数珠つなぎしているだけでは能がないということに、各メーカーもようやく気付いたということか。しかし復刻商品の売り捨ては、消費者思いではない。消費者がせっかくその商品を気に入ったとしても、その後安定供給される保証はほとんどないのである。 (写真はampmで売られている森永製菓のドーナッチョ)
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