日常日記
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2004/07/29(木) 高校野球をハンデ戦に
1リーグ制導入かでプロ野球界が揺れているが、改革が必要なのは高校野球ではないか、と思う今日この頃。

高校生らしさが売りの高校野球だが、実際はそれほど清々しくはない。郷土の出場校は越境入学ばかり。私立の「名門」校では、学業や学校行事ほったらかしで野球どっぷりの3年間。私の同級生で春の選抜大会で甲子園行きを果たした某私立高の生徒は、校舎とは離れた野球部の寮で日夜野球ばかりに明け暮れ、クラスメイトの顔はほとんど知らないとガラガラに変わり果てた声で言っていた。

これでは野球に金をかける私立高校が圧倒的に有利なのは間違いない。本分である学業に励み、公立高校に進んだ生徒が甲子園に憧れても、まず無理な現実。授業や行事以外の限られた時間と十分でない設備で練習に励んでも、四六時中野球をさせている学校にかなうわけはないのである。例えば鹿児島県は私がものごころついてから30年以上、おなじみのいわゆる運動学校の3つほどの学校ばかり甲子園に出ている。これでは甲子園を目指す球児に対して平等ではない。他の県でも、県大会の上位はだいたいおなじみの私立高校ばかりである。そんなに野球学校はたくさんいらない。野球ばかりさせられた後で社会に放り出されても、将来を考えると生徒が可哀相である。

そこで私の案だが、思い切って高校野球は全試合ハンデ戦にしたらどうだろうか。出来れば一度出場した高校は翌年は出場できない規則を作ったら、より多くの学校にチャンスが広がるだろうし、「高校生らしい学校生活」を送っている生徒が馬鹿を見ることはないだろう。ハンデを背負った「名門校」の投手は、重ハンを背負ったオートレース選手もしくは80キロを背負ったアラブの名馬タマツバキのような名誉になり、その重さがドラフトの物差しになったりして。暗躍している野球賭博のハンデ師の職人芸が生かされ、日の当たる仕事に昇格し世直しにもなる(わけないか)。

一番いけないのは、高校球児に群がり金儲けをたくらむ大人たちである。学校の宣伝のため、報道合戦のため、トトカルチョのため、大人たちは球児に熱い視線を送る。球児たちはよしんば超難関をくぐり抜けプロの選手になって活躍したとしても、所属球団とは関係ない新聞社社長のじいさんから「たかが選手」呼ばわりされてしまう現実なのだ。だからこそプロ以外の野球はプロより先に改革をして、新たな面白さを見つけ発展するといい。


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