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2004/08/04(水)
SLやまぐち号25周年
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SLやまぐち号が25周年を迎えたそうである。 1960年代の後半に生まれた私は、ものごころついた頃には蒸気機関車は一掃されていたので全く縁がない。十一の奈良漬のCMや博多の里のCMでくらいしか見たことがない。(どちらもローカル限定だが)というわけで、私の見た3次元の機関車は、SLやまぐち号が最初になる。
津和野といえば本州にありながら最果てのようなところだが、国道9号線は山陽と山陰を結ぶ大動脈である。途中駅の日原と岩国は岩日線で結ばれるという大掛かりな計画もあったが、今となっては遠い話だ。山口線もかつてはそれなりの需要があったのだろうが、今ではSL目当てくらいしか人が集まっていない。それでもこういった企画ものが四半世紀も続くのは立派なものだ。国鉄時代からの数少ない遺産ではないか。
男の子の多くは乗り物が好きで、幼少期には絵本や童話で機関車ものに触れた人が多いと思う。きかんしゃやえもんやトーマス、K−100のように、乗り物でありながら擬人化されるのは電車よりも汽車の方に温かみを感じるからではないだろうか。ナイトライダーのように、時代の先端を行く乗り物が擬人化されるのは、私の世代ではどうもしっくりこないのである。
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