日常日記
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2004/08/06(金) 原子爆弾投下
マッチの話の翌日は原爆である。
「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」という寺山修司の有名な歌があるが、59年前の8月6日午前8時15分、米国B−29エノーラ・ゲイ号によって広島に原爆が落とされ、多くの人々がこの祖国に身を捨てることとなった。

まさしくマッチ擦るほどのつかのまに、一瞬になって石段に人影を残し消えていった人、着物の柄が背中に焼きついた女性、ケロイドの馬、電柱に残ったヤツデの影、水を求めて川に沈んだ人々。
学徒であれば例年この日に、平和教育の授業という機会で心に銘記することができるが、働くようになると、授業で見た写真や映像がどれだけ衝撃的であっても、時と共に記憶から遠ざかっていくものである。

あれから60年近くも経つというのに、戦力誇示のために容易に核実験が行われている現在。それどころか、戦争放棄のこの国が派兵まで行なうようになろうとは。あの日とその後の広島がどれだけ悲惨で苦しいものだったか、せめてその史実だけはしっかりと胸に刻まなければなるまい。


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