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2004/09/30(木)
JR職員の自己管理
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JR西日本は、駅員のイコカの不正使用事件で懲戒解雇15人、減給46人など、計72人を処分したという。
JRというと大きな会社だが、駅員という職種はそれほど狭き門ではない。自分でしっかりと自己管理できない駅員は意外に多いのだろう。駅というところでは個人情報も預かるし、現金や金券も豊富にあるわけで、それらを管理するには、何重ものバリアが必要であるはずなのだが。
何が言いたいのかというと、私の経験による吐露だ。私は学生の頃、一部偽住所で定期を買っていたことがあるのだが、その、定期を申し込む時だけに使用した架空の住所宛に、裏ビデオの案内が送られてきたことがあるのだ。(郵便局の手直しで正規住所に届いた)当然、その住所の出所は定期券の申し込み用紙しかこの世に存在しないわけで、言ってしまえばJRから裏ビデオ業者へ流れたのは99パーセント以上の確率ということになる。しかも番地の後の○○荘××号というのはわざと省略して定期を申し込んでいたのだが、裏ビデオの案内の宛名にもそれはなかった。しかし珍しい私の苗字と名前はぴったりと一致していたのである。
JRの組織ぐるみか、職員の小遣い稼ぎかは不明だが、私の個人情報が垂れ流しされていたことはまぎれもない事実である。当然私の分だけではなかろうが。私の方も虚実の申請をしていたので、どちらも悪ということでその件については胸の内で相殺しておいたが、類推するに個人情報の流出など日常茶飯事ではなかろうか。今回のイコカ不正乗車も氷山の一角だろう。
何もJR職員だけに矛先を向けるわけではない。かつて東京・新橋の名簿図書館へ行ったら、競輪選手の住所などが丸出しになっているリストが当たり前に置いてあったりしたが、あんなのもどこかの誰かの小銭欲しさの権化であろう。それを利用したり買ったりする輩もあくどいと思うが。同様に、住所を誤魔化して、学割で長めの区間の定期を買ってた私も、今振り返ればかなり情けないが・・・。
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