日常日記
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2004/09/30(木) JR職員の自己管理
JR西日本は、駅員のイコカの不正使用事件で懲戒解雇15人、減給46人など、計72人を処分したという。

JRというと大きな会社だが、駅員という職種はそれほど狭き門ではない。自分でしっかりと自己管理できない駅員は意外に多いのだろう。駅というところでは個人情報も預かるし、現金や金券も豊富にあるわけで、それらを管理するには、何重ものバリアが必要であるはずなのだが。

何が言いたいのかというと、私の経験による吐露だ。私は学生の頃、一部偽住所で定期を買っていたことがあるのだが、その、定期を申し込む時だけに使用した架空の住所宛に、裏ビデオの案内が送られてきたことがあるのだ。(郵便局の手直しで正規住所に届いた)当然、その住所の出所は定期券の申し込み用紙しかこの世に存在しないわけで、言ってしまえばJRから裏ビデオ業者へ流れたのは99パーセント以上の確率ということになる。しかも番地の後の○○荘××号というのはわざと省略して定期を申し込んでいたのだが、裏ビデオの案内の宛名にもそれはなかった。しかし珍しい私の苗字と名前はぴったりと一致していたのである。

JRの組織ぐるみか、職員の小遣い稼ぎかは不明だが、私の個人情報が垂れ流しされていたことはまぎれもない事実である。当然私の分だけではなかろうが。私の方も虚実の申請をしていたので、どちらも悪ということでその件については胸の内で相殺しておいたが、類推するに個人情報の流出など日常茶飯事ではなかろうか。今回のイコカ不正乗車も氷山の一角だろう。

何もJR職員だけに矛先を向けるわけではない。かつて東京・新橋の名簿図書館へ行ったら、競輪選手の住所などが丸出しになっているリストが当たり前に置いてあったりしたが、あんなのもどこかの誰かの小銭欲しさの権化であろう。それを利用したり買ったりする輩もあくどいと思うが。同様に、住所を誤魔化して、学割で長めの区間の定期を買ってた私も、今振り返ればかなり情けないが・・・。

2004/09/29(水) ベトナムフォー
近所のスーパーで味の素の「アジアめん・ベトナムフォー」がお試し価格になっていたので、買ってきて調理してみた。
インスタント乾麺だが、レトルトの鶏肉が付いていてこれだけで食べられるのがいい。

タイなど東南アジアですでに販路を拡大する味の素だけに、味の方も期待できるかもしれないと思っていたが、まずまずの味。
スープに若干の化学調味料くささがあるのは仕方ないところか(^^;)。パクチーの味もよく効いている。オプションで卵を入れたが、化学調味料くささが中和されていい感じになった。
これでニョクマムかナンプラーを加えたら、かなり完成度が高くなりそうである。しかし随分前に食卓にナンプラーを常備していたが、なかなか使う機会がないんだよなー。

2004/09/28(火) 八重樫監督?
宮城県のHPに寄せられたメールでは、ライブドア支持85%、楽天支持2%だそうである。新聞屋のじいさんの臭い息のかかった楽天は嫌われて当然だろう。陰でこそこそやるような人物では、球界再編などほど遠いだろう。そして「東北」を掲げようとする楽天よりも、「仙台」を前面に出すライブドアの方が宮城の人には受けるだろう。

さて、ライブドアの堀江社長によると、新球団設立の暁には宮城県出身者の監督擁立を考えているそうで、候補の中にはヤクルト出身で現ヤクルトコーチの八重樫氏も含まれているそうだ。八重樫こと八っつあんは仙台商業出身で、昭和44年のヤクルト球団ドラフト1位である。地元ではなかなか人気があるそうだ。八っつあんはキャッチングはあまり巧くはなかったが、人気のある選手だった。ヤクルトのファンの集いでは八っつあんのマネをするファンが多かった。ガニ股打法など個性的なところも目立っていたが。

土曜日の広島での試合が終わり帰っていると、ヤクルトの選手を乗せるバスが待機していたので見ていると、八っつあんの姿もあった。いつも選手の練習に最後まで付き合うという八っつあんが監督になったら、何だか面白そうである。実現する確率は、ヤクルトの優勝よりも低いだろうが。
(写真はバスに乗り込む八っつあん)

2004/09/27(月) 久々に再会して回してみたもの
広島へは年に何度か行くが、毎回違うホテルに泊まる。
これはなかなか気に入るホテルがないためで、広島という都市にはそれなりの数のホテルがあるのに、あまり価格やサービス面での競争が行われていない感がある。安いホテルといえば限られてくる。福岡のようにコストパフォーマンスが高いところは、まだ見つけられないでいる。東横インのように、中堅の価格帯で清潔なビジネスホテルを選ぶのが賢明かもしれない。

今回はホテル28広島へ泊まった。理由は値段の安さだが、いくら安いとはいえ部屋がボロすぎ。リフォームを行うべき時期が10年ほど過ぎているように感じた。男性従業員の働きは評価に値するが、女性従業員はアルバイト感覚。これは全国の無愛想な女性全てに言えることだが、特に接客業の女性は笑顔を増やすだけで、今の倍以上の好感を持たれると思う。

きのうは風呂無しの、下から2番目のランクの部屋(ネット割引で3780円)に泊まったが、料金を考えると妥当なところか。旅窓の投稿欄にもあるが、ティッシュがないことと、バスタオルが有料なのはマイナスイメージだった。部屋代に100円でも割り増しして常備した方が印象はいいだろうに。どうしてもセコイ印象になってしまう。

今回泊まった部屋でかなり久しぶりに再会したものがある。ダイヤル式電話だ。フロントに連絡するのに、久々にダイヤルを回した。なかなか心地良い感触だ。むかしは間違い電話も多かったことだろう。ダイヤルを回すと、通信手段が貴重だった頃の通話の大事さを感じる。そういう部分で、足元を見直すという点では、ああいった部屋に泊まることもたまにはいいと思った次第である。

2004/09/26(日) 市民球場での僥倖
今日は宿泊先でチェックアウトぎりぎりまで過ごし、街へ出た。
農林水産省関係の施設を視察してから、市民球場へ。試合開始まで少し時間があったので、紙屋町のデオデオのウォッチ館を冷やかしてから、その裏通りをうろついていた。チケット屋も物色したりして、後学のために市場調査もしておいた。そのあたりにラーメン屋があり、見るからにまずそうなのだったのだが、それほどたっぷりと時間があったわけではないので、そこでまずそうなラーメンを食べることにした。

やっぱりまずかった(笑)。しかし中途半端なんだよなぁ。まずいならまずいでもっと豪快なまずさなら、かえって記憶に残りネタとしては「おいしく」なるわけだが。それにしてもどこにもあるよなぁ。立地のよさだけで儲かっている店。注文も忘れられるなど接客もかなりまずかった(^^;)。でもちゃんと謝ったから怒ることもなし。中途半端すぎる店だった。多分、時間が経つと忘れるから日記に書いておこう。

さて、ここからが本題。その後、市民球場へ行った。
今日もレフト方面へと歩いていると、知らないおじさんから「チケットいらんかい」と声を掛けられた。ダフ屋と思った私は「なんぼですか」と答えると、「タダでやるけぇ」と言うではないか。一瞥してみると悪い人ではないようだ。かくしてこの殿方(おじさんから昇格)と一緒に観戦することになった。席に向かうと、何と内野のバックネット裏の席ではないか。感謝するばかりだが、仕事関係でチケットを買わされて来たところ、連れの方にドタキャンを食らったそうである。ドタキャンのおかげでこんないい席で見られたのだが、先のことはどうなるかわからないものである。

しかし広島弁を話すこの殿方は間違いなく広島ファンだろうから、私としては礼儀的にヤクルトファンとカミング・アウトするのをためらった。よって中立を装って試合を見ることになった。
試合内容は中立にふさわしいシーソーゲームだった。試合としてもとても面白く、しかも途中で雨が降り出したのだが、その席は屋根の下で濡れることもなかった。ラーメン屋以後の今日の私はかなり幸運だったと思う。試合はヤクルトが逆転勝ちした。

殿方には、広島の選手について細かな解説をしてもらえたのも、旅先ならではの面白さとなった。福岡から野球を観るために来たというと、チケットを捨てようかと思っていたが、有意義に使えてよかったと言ってくれた。そして福岡へ行ったときの食べ物が美味しかったとしきりに誉めてくれた。私も広島の印象がさらに良くなったことは間違いない。「旅は道連れ世は情け」とは言いえて妙である。
(写真は件のラーメン屋近くにあった「ゲートイン」という店の馬像)

2004/09/25(土) 広島は暑かった
今日の広島はずいぶん暑い一日だった。
半そででも汗ばむ陽気だった。明日の着替えは長袖しかないのに、しかもシルク生地である。今日の半そでもシルク生地。どちらにしても暑さは逃れられまい。福岡を出るときはもう肌寒いくらいだったのに。

いつも広島へ来るときは高速バスでまっすぐなのだが、今日は徳山から先は在来線に乗ったので新鮮だった。柳井なんて久しぶりに通ったけど、駅前の大丸百貨店が廃墟になっていて、いい味をかもし出していた。廃墟ファンは一見の価値があるかも。柳井港や大畠もなかなかいい港町である。徳山のあなごめしも食べたし、ダイレクトで目的地へ急ぐ旅にはない目線で旅ができた。願わくばもう少し体力、持久力があれば・・・。

在来線を使ったので、徳山から運賃が跳ねる広島を避けてひとつ手前の横川駅で下車。広島の地元民ではある意味有名な「ゴッドバーガー」ですさまじいサイズの手作りハンバーグに挑戦し(後日UPすると思う)、市民球場へ。

市民球場が市内の中心部にあることは知っていたが、あんなにど真ん中にあるとは。メルパルクとかリーガロイヤルとかに泊まったら、客室の向きによっては球場が丸見えだろう。真っ赤なスタンドはさぞきれいなものだろう。

それにしてもカープファンの数はすさまじい。ライトからセンターを通り越して、レフトの守備位置あたりまでのスタンドがカープファンで埋まっている。私も大人になっているから怖くは感じないが、70年代の全盛期のカープファンならば圧倒されていただろう。
試合はヤクルトが負けたが、古田のホームランは近くに飛んできたし、永川(広島)のフォークボールは見られたしでなかなか楽しめた。明日は負けないだろう。でも先発がゴンザレスの悪寒・・・(^^;)
(写真はリーガロイヤルがすぐ後ろに見えるレフトスタンドから)

2004/09/24(金) スト回避バンザイ(笑)
週末に休めることになり、広島まで出かけることにした。
プロ野球ストの関連で直前まで予定を立てていなかったので、広島行きの高速バスの予約が取れず、周南ライナーという高速バスで徳山まで行き、残りを鉄道の在来線を使うことにした。チケット屋で新幹線の格安乗車券を物色したが、思ったより高くやはりこの方法がもっとも安いことだし。

今回の広島行きの目的はいくつかあるが、まずは野球観戦である。週末なのでウインズ広島も覗いてくるつもりである。
土日の広島−ヤクルト戦はいずれもデーゲーム。デーゲームを見るなんて何年ぶりだろう。広島市民球場のレフトスタンドがどんな雰囲気なのか興味があるが、広島市民球場の残り試合が全て空席がたっぷりあるのが寂しい。
3連戦の初戦はヤクルトが3点差をひっくり返し逆転勝ち。明日明後日と客入りは悪くなりそうである(ーー;)

2004/09/23(木) ストの効用力
何事も先に言い出したり作り出したりしたからといって、いわゆる元祖である方が敬重されたり持てはやされたりするわけではない。最初に烏龍茶を売り出したのはダイドーだが、今ではサントリーが元祖のような存在になっているし、コーラよりも先に世に出たドクターペッパーは、今や炭酸飲料では脇役である。青年誌ゴローはなくなったが、後発の類似誌スコラは健在である。

プロ野球界では仙台に拠点を置く球団づくりに名乗りをあげたのはライブドアが先だったのだが、一部報道では楽天が新球団となりそうな運びだそうである。後発の楽天が同じ仙台拠点を言い出した時点で、大人の嫌な世界を目の当たりにした感があるわけだが、どうも裏でヒソヒソ話が進んでいたようで、Tシャツ姿の社長のライブドアは、制服や体操服が違う転校生のように集団でイジメを受ける結果になるようで、どうもすっきりしない。もし楽天が仙台市で承認されるのなら、ライブドアは古川市や気仙沼市など県内の他の市で旗揚げし、13球団ですればいい。ダルビッシュと佐々木を人気の柱として、それぞれ人気も実力も競わせてみればいい。それとも長野か新潟にシダックスを連れてきて14球団にするか。

13球団といえば、かつて竜崎遼児著のどぐされ球団という漫画があった。高校野球で人差し指をなくした投手が、代打専門の打者として活躍する話だが、セリーグで架空の球団として13球団のストーリーで展開する。それほど違和感はない。

楽天承認の話が本当だとすると、近鉄球団は姿を消すことになる。となると、最後の日本シリーズを私はライブで見たことになる。他にもオグリビーの来日初打席や、逮捕される直前のデービスの出場試合、ブライアントの満塁弾や阿波野の完封試合など、後楽園で観戦したことが思い出される。88年10月19日にテレビで見た、梨田のタイムリーヒットも忘れられない。そのとき打たれた投手はロッテの牛島だが、牛島は来季の横浜の監督に噂されている。プロ野球も新しい時代に入りつつあるのは確かだ。

2004/09/22(水) 昼メロも泣ける
今日の「青空クリニック〜女医・優〜」はなかなかよかった。
たった30分のドラマだが、それこそ最近の映画よりよっぽど感動ものではないか。本(脚本)もよく出来ていて、台詞も見事だった。『人にはそれぞれ幸せの数がある。ひかりはお父さんやお母さんの分まで幸せになってくれるな』と柴田が言う件りは(・∀・)イイ!
ひかりちゃん、本当に可哀相。(ドラマを見ていない人にはさっぱりわからない話だろうが)

もちろん、これまで連続してみているからこそ、心を動かされるわけで、いきなり今日の回だけ見ても深く入れはしないだろうが。
今週末が最終回のようで、事態が緊迫してきた。金曜まで見逃せない。
それにしても、最終回が近づくと、次のクールのドラマの番宣が度々流れるのには萎える。といいながら、次のドラマも初回はチェックするのだろうが。昼メロの場合、初回から2、3回を見ることにより、その後見続けるかどうかが決まる(笑)

今回の「青空クリニック〜女医・優〜」は、主題歌がday after tomorrowが歌っている『lost angel』である。五十嵐充らしい、サビにセブンスコードを効かせた曲調は、ELTのデビュー当時を思わせる感じで(・∀・)イイ!
思わずレンタル屋でCDをレンタルして家でCDを良く見てみると、コピーガードCDだった(ーー;)
レンタル屋で安く叩き売られる頃に、またじっくりと聴くことにしよう(笑)

2004/09/21(火) ハンバーグ屋報告
福岡ローカル日記に書いた、巴町の手作りハンバーグ屋「ヒロ」へ行ってきた。
食べ物のメニューはハンバーグ定食一品のみで、デミグラス、和風、きのこソースと3種類ある。これにご飯、味噌汁、サラダが付いている。ソースによってハンバーグの形状を変えるなど工夫の後がしのばれる。デミグラは平たく、きのこソースは厚みをつけて焼いているようだ。和風は注文がなかったので未確認だが。

客入りもまずまずで、狭い店内を埋めるように私の他に7、8人いた。Q大に近い場所柄、勤め人風の男性以外は全て若い客だった。女性が多い。ひとりの女性客もいた。すでに常連風もいて、固定客を掴みつつあるようだ。

店内は調理人一人と、中国人風のアルバイトがひとり。日本語のたどたどしさからそう察したのだが、「つ」の発音がしっかりしていたので韓国系ではないと見た。韓国語には「つ」という言葉はない。「ちゅ」か「す」になる。

ハンバーグはフライパンの上で強火で焦げ目をつけてから、オーブンで焼いているようだが、私の食べたきのこソースはやや蒸したような仕上がりで、香ばしさが感じられず私の好みではなかった。肉も牛肉と期待していたのだが、白い焼き上がりは豚メインだろう。このご時世、牛肉は貴重なのか。

定食の700円という価格は微妙だが、ボリュームがあるので学生には受けそう。私は・・・、たまには行くかも。学生時分なら、たぶん旨いと感じただろうが。
(写真はきのこソース)

2004/09/20(月) レース場の食は一般受けするのか?
デイリーポータルZの記者からメールをいただいた。デイリーポータルZとは、かつてこのサイトの「西公園のホットドック」を採り上げたサイトである。

最近、幣サイトはアクセスが増え、よからぬ営利目的のサイトや不健全なサイトからのリンクも増えてきた。そのためトップページの下の方に、トップページ以外のリンクは許可制と書かせてもらったのだが、律儀に連絡してくれたようだ。

掲載していただけるのは「レース場の食」の頁だそうだ。確かにレース場にはB級グルメの匂いがプンプンして面白そうである。しかし意外にも、全然旨い物がないレース場の方が主流だったりする。競輪場なんて、そりゃひどい食堂が多い。メシというよりエサといった方が妥当のような・・・。

各地で場外発売施設新設の話があるたびに、内容すら知らない住民にのっけから反対されてしまうように、公営競技自体が蔑視されていたり、僻見の餌食になっているこの社会において、入場料100円を払ってまでレース場内の食堂へ行ってみようという一般人はいるものだろうか。よしんば多くの人が認めるB級グルメの品があったとしても。

2004/09/19(日) 新装開店の憂い
近所の文房具屋が建替えして移転した。移転先は2、3軒隣りなので利用するには問題ないのだが、何十年も前の建物が壊されるのは残念だ。店の前には現役のポンプ井戸があり、毎朝店の人が水まきに使っていただけに、焼き切られてしまった井戸の取っ手が哀しい。

すぐ近くに小学校があり、女子高もあるわりにはあまり繁盛している様子はない文具屋である。児童・生徒にはすぐとなりのコンビニの方が人気なのは時流というのか。私らが子どもの頃には、文具屋は駄菓子屋的な存在でもあり、下校の時間にはのべつ子どもたちがたむろしていたものである。

大人になると、金銭借用書の証書や内容証明郵便用の原稿用紙など、生臭い道具もそこにあることを知るようになるわけだが、それでもその文具屋に行くたびに子どもの頃を思い出すのは、可愛いデザインの消しゴムやジャポニカ学習帳が視野に入るからだけではないようだ。店のおばちゃんのむかしながらの接客や古びた店の雰囲気が、瞬時に幼少期の記憶を呼び戻すのだろう。

ピカピカの店内にもうそんな面影がないのが寂しい。
日に焼けて色が変わった不良在庫の商品や、ずいぶん前の売れ残りのキャラクター商品などが、僅かに前の店舗を彷彿とさせるにすぎない。新装のついでに煙草の自販機まで新しくなってしまった。

2004/09/18(土) 最近の映画って
両親が久しぶりに映画を見に行ったが、あまりに面白くなかったと嘆いていた。本屋から面白い本が消えていったように、映画館でも楽しめる作品が見られなくなってしまった。この国にはいい作品を育てる土壌はなくなってしまったのか。その上、おとな1800円も取るとは嘆かわしい。うちの両親はどちらも60歳以上なので千円の出費で済んだわけだが、それにしても映画は高い。月に何本も観るようなら、日本映画テレビ技術協会の会員になれば年齢の如何を問わず千円で見られる(要会費)が、そんなに何本も映画を観るわけでもないし。

そんな私だが、高校や大学の頃はよく映画を観たものだ。高校の頃は新聞配達をしていたので、販売所から招待券をもらえたのでタダで見られたこともあるが。大学のときはひとり暮らしを始めて自由がきく身分になっていたので、オールナイトでもよく見た。

しかし最近は「まあまあだな」と思う作品すらなかなかない。よって招待券を貰っても即刻金券屋行きである(^^;)。
どなたか、感激した作品を知ったいたら情報乞う。
(URLは日本映画テレビ技術協会)
http://www.mpte.jp/

2004/09/17(金) 放生会で見たオートバイサーカス
放生会行ってきました。
去年は行ってないので2年ぶりになりますが、露店の内容はほとんど変わりなかったです。おそらく10年経っても似通ったものでしょう。キャラクター物のお面やぬいぐるみが若干新たになったくらいで、あとは店の位置まで何十年前からいっしょ。お化け屋敷や見世物小屋、ひよこ釣りなども場所は変わらず。今年目新しかったのはドネルケバブをトルティーヤに挟んだ「ドネル・サンド」でしたが、作っているのは15、6歳のあんちゃんで、たくさん並んだ客に、だらだらとやっつけ仕事でこさえていました。固定給丸見えの仕事ぶりでした。

一昨年見損なったので、今年はオートバイサーカス(800円)を見てきました。筒状になった板張りの壁をぐるぐると周回しなかなか迫力があるのですが、2人いるオートバイレーサーのスタントマンがいずれも中国人のようで、従業員も中国人が多かったです。重労働で危険な仕事は慢性的な人手不足のようですが、興行界も外国人労働者の力が支えられているようでした。

詳しくは後日更新しようと思いますが、勇ましいレーサーの走りっぷりに感動しました。公営競技のオートレースでいつも0ハン・スタートして、1コーナーも持たずに差される流れ込み専門の生活選手に、是非とも見せてやりたいものだと思いました。

2004/09/16(木) 食パンより菓子パン
仕事に出ている間に、部屋の机の上に置いていたコッペパン(ジャム・マーガリン入り)を猫に盗み食いされた。かつては食べ物類は猫の届かぬところや開けられない場所に保存していたのだが、今年で9歳になるうちの猫は、最近はゴミ箱をあさったりすることがめっきりなくなったので、ちょっと油断していた。家族同然に暮らしているが、当たり前のこととはいえこういうことがあると、所詮は彼女もケダモノなのだと痛感してしまう。

机の上に置いてあったのは、コッペパンだけでなく食パンもだったのだが、やはり猫も菓子パンの方がいいようだ。食パンの方は、「超芳醇」といって、ヒラの食パンよりはグレードが高いものなのだが(^^;)

そもそも彼女は、猫のくせに魚や肉よりも、パンやカロリーメイトなど穀物でできた物の方が好きである。アメリカ原産だからだろうか。

2004/09/15(水) 運転免許取得費用は高すぎ
金沢で老夫婦が自宅で17歳の少年に刺殺された事件で、少年は運転免許を取る費用が欲しかったと供述しているそうである。この事件を金目当ての短絡的な犯行だと片付けてはならない。日本の運転免許取得費用は高すぎる。補習なしでも30万円余りかかる。このおかしな制度が、今回の人殺しの一因であると言うこともできるだろう。30万円を蓄えて18歳の誕生日を迎える男女など稀有だろう。

私は28歳で普通免許を取得した。自動車学校で最初に車に乗って教習を受ける際、教官は私の教習簿を見て「取り消しになったか」と出し抜けに言った。頭も悪いが、社会性がなさすぎる。28歳の社会人に対してタメ口なのは、社会に出てから車の中ばかりで過ごしてきた報いだが、その馬鹿を相手にしなければならない教習生は不快な上、金まで取られるとは実に腹立たしい。

私が取得した平成8年で、補習なしで27万ほどだったが、学生時代に取れなかった場合、社会に出てから仕事を覚えたりしているうちに28歳くらいの年齢になることは自然である。社会に出たらスーツや靴や、ひとり暮らしの場合は家電品や住みかの敷金・礼金がかかり、ローンが終るころには二十代後半である。

正しいものは、常に多数というわけではない。私に無礼な発言をした世間知らずの教官は、親に金を出してもらった若い者ばかり乗せてきたのだろう。それがこの社会の現実でもある。免許くらい自分で働いて取れと私は言っておこう。しかしそれがままならぬのがこの社会での大きな誤りである。まともな運転ができないドライバーが多いのは、このあたりにも原因がありそうである。

だからといって人殺しまでして、その資金を調達するのは私が死ぬまで理解できないやり方であるが、どうしてもあの世間知らず教官を思い出し、私の怒りが再燃してきた。ちなみに昔いた職場の女性は、私の行ったその自動車学校の教官にセクハラされたと言っていた。その学校に馬鹿な教官が多かったことは間違いないようである。

2004/09/14(火) 結婚の次は葬式
元チェッカーズのクロベエの葬式で、一部のメンバーが葬儀の参列を拒否されるという事態が生じた。結果的に参列は果たしたようだが、壇上でメンバー全員が揃ってカメラに収まるということはなかった。かなり深い亀裂があるようだ。

それをテレビで見ながら、大の大人がみっともないと思っていたのだが、よく考えてみると、自分だって二度と口をききたくない人間が何人かいる。職を転々としたのも、主要な理由は長期の海外旅行に行くためだったが、人間関係も原因のひとつである。そういえばきのうのランチでも、Rさんと職場での人間関係の難しさについて話した。体力的よりも精神的な疲労の方が確実にボディに効いてきて、治癒するのに相当な時間を要する。

それにしても葬儀の参列まで拒否するとはあんまりである。日本語には村八分という言葉があり、仲間はずれにはするが火事と葬式だけは別なのである。(火事は延焼、葬式は化けて出るからだそうだが)それもマスコミの前で堂々とやってのけるところに、深刻さを著しく感じる。

他人の葬式を見ると、自分の葬式はどうなるんだろうかと一瞬考えたりする。結婚しなければ子どももいないだろうから、下手すると葬式さえないかもしれない。私が以前、師と仰いでいた方が亡くなったとき、有名な仏文学者と死期が重なり、それなりの著名人であったのにすごく寂しい葬儀となったのが忘れられないが、私としては葬式などなくてもいいと思っている。(色気のある)店をしていたとき、働いていた女のコたちは、もし死んだら葬式で泣いてくれるといっていたが、信じてもいいのだろうか。いつも教え子(従業員)たちには、社会での「やらせ」の大事さについて教えてきたので、しっかり泣きまねくらいしてくれるといいが(笑)

私は写真を撮られるのが嫌いで、十代の頃は集合写真以外にほとんど写真に写っていない。国内外のあちこちに旅したが、そのときもほとんど写真を撮っていない。その後も極力写真はご遠慮してきた。ゆえに葬式に使う写真も選べるほどないだろう。そんな私がこんなサイトを作り、デジカメなんぞ駆使しようとは夢にも思わなかった。皮肉な話である。

2004/09/13(月) 結論は偽装結婚ネタへ・・・
今日はチーム小倉の競馬仲間Sさん、Rさんと3人でまったりと昼食。チーム小倉は30歳前後の独身男女が中心なのだが、毎回話題になるのは結婚の話。みんな(既婚者は除く)、恋愛は懲り懲りだとか、失うものが大きいから結婚はまだしたくないとか言いながら、やがては身を固めなければならないことを感じているようだ。しかしこんな自分らは本当に結婚できるのだろうか。
結婚したら好きな競馬などのギャンブルもできなくなるかもしれないし(とか言いながらきっとするだろうけど)、気楽で身軽な独身生活にどっぷり浸かりすぎて、結婚という団体生活に耐えうるだろうか、などの不安は尽きない。

一方で、チーム小倉の中からカップルを作ろうと、以前から私は企てていたのだが、何となくそんな芽があるような、という話に今日はなった。チーム小倉のメンバーは本当に仲の良い男女だが、恋愛の火種はまったく感じられないような友達感覚である。
しかしそんな中から小さな炎が見えたのなら、周囲はその炎を大事に育み焼べるに違いない。ということで、もしそうなる気配があるのなら、チーム小倉の皆んなは『あなたたち』を応援します♪

などと言いながら、じゃあお前はどうなんだと突っ込まれるかもしれないが、私の場合はまだまだ先、というより、私は結婚なんて出来るのか?
Yさんの日記ではないが、もう何年も好きな人って出来てないし。ということは、好きではない人と結婚するのだろうか。となると、チーム小倉の集まりでいつも話題になる、偽装結婚ネタへと発展するわけだが(^^;)

2004/09/12(日) 放生会に見る福岡らしさ
今日から東区の箱崎宮で放生会が始まったらしく、近所が浮ついた雰囲気になっている。子ども連れが多く歩いていることよりも、雨が多くなった気候から感じるのは皮肉なものだ。

このサイトにも、放生会関係のコンテンツからのアクセスが急増してきた。いつのまにかこのサイトの各コンテンツが検索エンジンで上位にランキングされるようになってきたようである。最近は営利目的のサイトなど、意に反したところへリンクされることも増え、アクセス増加は必ずしも喜ばしいことばかりではない。

さて放生会だが、福岡らしいと思ったのは夥しいほどの路上駐車。現在、妙見通り沿いは道路拡張のため、路側帯がガードレールで区切られ車道以外の部分が広々としているのだが、その部分に鈴なりの違法駐車(-_-;)。すさまじい数の車の列があり、あれでは取り締まりどころではなかろう。有料だが特設の駐車場が豊富にあるというのに。
幸いすぐ近所で殺人事件や盗難事件などが多発するうちの周りに停める度胸のある者はいないようだが。

2004/09/11(土) 頂上作戦遂行
おとといの続きでゴキブリ壊滅の話である。
その手の話が苦手の方は、今日の日記は飛ばしていただくのをおすすめしておこう。少々生臭い話になりそうである。

今日は居間の一部で、特にゴキブリ出没率が高い部分を徹底的に掃除した。生々しすぎるのでディテールのレポートは割愛するが、想像以上の数が潜んでいた。競走馬で言えば2歳〜3歳くらいの、まだ羽根の生えていない若造がメインだったが、なるほどあれだけの数なら毎晩遭遇するはずだ。とりあえず棲みかを徹底的に駆逐したので、これでひと段落だ。エキサイトするあまり殺虫スプレーをほとんど使い切ってしまった。それにしても最近の殺虫剤は効果的。連続で噴射すると、たちまち痙攣を起こしてひっくり返る。その割に臭いはほとんどなく、そばにいる猫も嫌なそぶりはしない。

そもそもうちはゴキブリホイホイを置けないのが、野放しにしてしまった大きな要因かもしれない。ホイホイを置くと、猫が手を突っ込んでしまうのである(^^;)。これからは通り道にマメに殺虫剤を噴射して、家具や冷蔵庫の裏側へ行かせない作戦で行こう。

今日はここまでやるつもりはなかったのだが、朝から姿を発見したために私の攻撃ボルテージが一気に上昇して、仕事帰りだというのに家具を動かし、掃除機を使い、殺虫剤を振り撒いての頂上作戦遂行と相成った。

天神FMの昆虫DJ大田こぞう氏によると、ゴキブリは糞に集合フェロモンが含まれていて、糞の臭いを嗅ぎつけ仲間が集まるという。それを裏付けるかのような、すさまじいフェロモンが蓄積していた。夏前にきれいに掃除したというのに。
それにしても奴らの生命力はすさまじい。頭部を撃破しても残りの胴体の動きがなかなか止まらない。

2004/09/10(金) 博多にも瓦そば
川棚温泉から帰ってきた友人が、瓦そばを満喫してきたと言っていた。瓦そばとは茶そばを文字通り瓦の上でパリパリに焼いた上に、牛のコマ切れ肉と錦糸玉子、海苔を乗せ、だしをかけて食べる和風の具のせ焼そばとでもいったらいいだろうか。このサイトで紹介していないように、正直言って私はあんまり好みではないのだが(^^;)、根強いファンはいるようだ。特に女性は好きな人が多いように感じる。

テレビのCMで知ったのだが、瓦そばの元祖といわれる「たかせ」は、近年博多にも店を出したようだ。福岡でも瓦そばを出す店はあるのだが、「元祖」が出店しているのは知らなかった。どうりで福岡市内を走る西鉄の路線バスのボディに、たかせの広告をよく見かけるはずだ。門司港にあるのは知っていたが、店のサイトを見てみると博多リバレインのイニミニマニモ(元のスーパーブランドシティ)にあるようだ。しかし品書きのコンテンツを見ると、博多の店だけないものが多いのを見ると、あんまり期待できないような気がするが。よく見ると大阪にも進出していて、なんばパークスにも店がある。

福岡ではこの「たかせ」よりも、温泉旅館の「川棚グランドホテル」の方がCMのオンエア数が圧倒的に多く、瓦そばというとそちらを思い浮かべる人が多いかもしれない。ともかく瓦そばは好みではないしおすすめしないつもりだが、ではなぜここに書いたのかというと、前述したように女性のファンが多いからである。女のコを連れて行くために、男性は覚えておくことも必要である。
http://www.kawarasoba.jp/

2004/09/09(木) たまには主夫業も
やろうやろうと思いながら、長らく放置していた台所の掃除をした。
うちは油料理をよくするので、コンロ、換気扇周りは油でギトギト。ゴキブリ壊滅頂上作戦の第一歩は、まずこの台所周りの浄化からである。
それにしても絶望するほど油まみれで、掃除をするにもどこからしていいのか、というほどだったのだ。とくに換気扇には油の層が1ミリほど付着して、果たしてその汚れが落ちるのか疑問だった。コンロの周囲の壁も0.5ミリほど油がしみついていた。

奥さま相手の番組を普段よく見ているので、掃除のノウハウもそこで仕入れていた。頑固な汚れには漂白剤がいいらしく、台所洗剤と併用して掃除したら、見る見るうちに汚れが取れた!ワイドショーさまさまである。しかしたった1回の掃除で、ビニール手袋やたわし、ぞうきんがあまりの油のため使い捨てとなってしまった。なるほどゴキブリにとってはオアシスだったわけだ。

掃除に費やしたのは3時間弱。コンロもすっかりきれいになった。もうこんな重労働はごめんなので、コンロの四方の壁をアルミホイルでガードし、さらにその上からラップでバリア。今後は汚れたらこまめにラップを交換して凌ぐことにしよう。というか、この作業を考えるともう油を使った料理は極力控えたいものである。しかし魚を焼くだけで意外に油が出たりもするわけだが。さんま食べたいし・・・。うちの台所には一体型の1口コンロしかなく、魚焼器のついたような2口コンロは置くスペースがないのである。自炊するなってことか(ーー;)

台所の棚もきれいにして、かつてアジア各国で買い集めたスパイスや調味料も処分し、空いたスペースに少し高級な焼き物を置くことにした。百円ショップで買った安皿とぶつかって割るのを防ぐためもあるが、いい焼き物は飾っても美しい。

これでしばらくゴキブリも寄り付かせないつもりだ。今まではあまりの数の多さに、見かけても見逃したりしていたが、これからは出没した時点で抹殺するだろう。あとは台所の目地を塞げば完璧だ。こんなにきれいになるのなら、掃除前の写真を撮っておけばよかった(^^;)
(写真は掃除後)

2004/09/08(水) 先人の戦塵
プロフィールにも書いている通り、最近は書店に行っても面白い本が見つからない。売上至上主義の出版業界も悪しき原因だと思うが、書き手の質の低下も否めないだろう。直木三十五や吉川英治、司馬遼太郎などに比べて、優れた歴史小説を創れる書き手が今の世にいるかといえば、大半の読み手がいないと答えるだろう。

そんな中、水上勉が亡くなった。しっかりした小説を書ける書き手がまたひとり去った。この方が古いと思うのは85歳という享年もそうだが、宇野浩二に師事したことで強く感じる。宇野浩二は葛西善蔵や嘉村磯多などと並ぶ私小説で知られた書き手だが、もはやその続きを汲む弟子もいなくなり、私小説というジャンルもどこまで残るのかしれない。

水上勉は禅寺へ口減らしに出された生い立ちを持ち、作品の背後には仏教があるものが多かった。仏の道に全て則しているわけではなく、寺の差別戒名の問題を糾弾したりもした。大衆的にも売れた作品も残したし、様々な顔を持つ書き手だった。

晩年は心筋梗塞で病臥に臥し、リハビリに80歳を過ぎてからパソコンに向かったという、時代に負けない姿勢は見習わなくてはならない。中国では天安門事件に遭遇するなど、大正から平成にかけての様々な生き証人といえるだろう。85年の間にたくさんの作品も残した。冒頭に書いた直木三十五や吉川英治などより後で生まれた方だが、多分彼の作品は何十年後も残るだろう。

2004/09/07(火) 台風と外タレ
今日の福岡ではアースウインド&ファイアーのコンサートが予定されていた。福岡にこのクラスの外国人タレント(外タレ)が来るのは3〜5年に一度である。セレブレティと呼ばれる格のアーティストは、来日しても東京、大阪、名古屋で踵を返して帰ってしまうのがほとんどである。私らの世代で言えば、ビリージョエルとかボンジョビなど、日本で特に人気が高いアーティストは福岡まで来るのだが、ポリスのように一度福岡までドサ周りして、客入りが悪く二度と来ないことが多い。そういえばその後スティングは、宮崎のシーガイヤの広告に出ていたが。

さて、ファンにとっては待ちに待ったアースの公演である。モーリスホワイトやフィリップベイリーまでが揃うのは最後になるかもしれないといわれている。しかしあいにくの台風である。それでも中止にはならずに時間を遅らせて開始することになったようで、70年代から憧れていたような熱心なファンもいたはずで、ひと安心というところだろう。

外タレのコンサートといえば、東京に住んでいるころ、横浜でJ.D.サウザーとカーラ・ボノフがジョイントコンサートすることになり、神奈川県民ホールまで出かけることになった。この顔合わせはおろか、J.D.サウザーが日本で公演することは今後ないかもしれないと楽しみにしていたのだが、当日は台風で国電(という言い方も古いが、E電というのが死語になったので)が止まっていたので、東海道線と地下鉄、タクシーと乗り継いで30分ほど遅れて会場に飛び込んだ。しかし席が埋まっているのは半分くらいで、観客はみんな前方に移動して、アットホームなコンサートになった。

ただでさえ日本ではマニアックなアーティストな上、台風で公共交通機関が麻痺していては、会場へ来たくても来れなかったファンが多いのではないだろうか。今日のアースの公演も、長崎や熊本、山口など、周辺の県から当日移動を考えていたファンは、断腸の思いで断念しているかもしれない。
結局、J.D.サウザーはそれ以降、日本ではコンサートをしていない。台風のせいであるのに、イベンターから客入りが悪いと判断されてしまったのかもしれない。

2004/09/06(月) 団結とトルコ風呂
年初にこの日記で書いたのだが、今年の私のモットーは「嘆く前に闘うこと」である。
プロ野球選手会がストに突入する可能性が出てきた。闘うといい。法律なんて権力者に有利にできているものだ。裁判官だって、プロ野球選手につくより経営者側についた方が得があると考えるのが普通だろう。

こうなったら、ファンも球場に足を運ぶのをやめてしまうといい。応援団とやらも選手会に帯同するといい。懐かしい言葉だが、「団結せよ」という言葉を思い出す。初めから不可能と思って嘆いてはいけない。トルコ風呂という言葉が死語になったのは、ある一人のトルコ人青年の一言からである。新聞屋のじいさんもトルコ風呂のように、世間から、いや野球界から抹殺されるかもしれない。

ストから何か有意義なことが生まれる確率は低いし、徒労に終るどころか労働者側にとって不利益な結果になる危険を大いに孕んでいる。しかし一部の資本家センセイのわがままに抗ってみることも、時には必要だ。「たかが選手」がどれくらいのことが出来るのか、非常に興味がある。

最も高いレベルでの野球が出来る選手のほとんどがプロ野球選手会に属しているわけで、いってみれば野球の一流職人がストすることになる。それらを資本家のエゴにより抹殺してしまえば、二流以下の職人だけが球団の選手になることになる。目先の利潤を求めて、彫琢された最先端の手腕を持つ働き手を失うのは、資本家にとっても大きな損失であると思うのだが。

2004/09/05(日) のぞみの最終便
昨夜は夜遅くまで飲み、最終ののぞみで博多へ帰ってきた。
私は仕事上、土曜日が休みのときは翌日曜は朝から出勤しなければならず、小倉で飲んだ後、新幹線のこの終電をよく利用する。小倉発23時40分である。

車内には、電車の車内でよくそれだけ深く眠れるなぁと感心するほど寝込んでいる人や、土曜なのに働きづくめでヨレヨレになったサラリーマンなど、捨てる寸前のぼろ雑巾のような、週末というより終末という感じである。山陽新幹線の終着駅にふさわしい、行き詰まりの地方都市の午前零時ころ、電車は博多へ到着する。といっても、こののぞみの最終便には、熊本行きの特急が連絡しているのだが。

連絡列車は他にもいくつかあって、在来線の上下線への乗り継げる。しかしきのうはこののぞみの最終便が数分遅延しており、博多駅の連絡改札口では、きっぷのチェックすらなく「お急ぎください」と慌しい雰囲気だった。遅れ癖はJR九州だけではないようである。のぞみから降りた疲れ果てた客たちは、最後の力を振り絞って階段をおり、それぞれのホームまで走っていた。

そのまま小倉に泊まって明日の開門から競馬へ出かける競馬仲間たちには、翌日仕事であることを告げると同情されたりするのだが、私の方はそうでもない。睡眠不足の翌朝は確かに身体はきついのだが、妙に爽快な気分で仕事へ出かけるのである。小倉での宴が楽しいことも含めて、自分の好きなことを時間の限り満喫した充実感があるのだろう。次の小倉競馬が来年までないと思うとやっぱり寂しいのだが。

2004/09/04(土) 家だけでなく出先でも・・・
我が家ではこの夏、ゴキブリが異常発生した。そもそも私は夜に働いているので、週に5日は私の部屋は真っ暗ということになる。夜行性の奴らにとっては格好の生活スタイルである。

私の僕(しもべ)である愛猫がもう少し攻撃的であれば、少しは奴らの繁殖にも支障があるのだろうが、元来甘えん坊なうちの猫はゴキブリが出ると逃げ出してしまうのである。何とも情けない。

私の住むマンションは築12年。私が入居したのは2年目なので、早いもので11年も住んでいることになる。引越してすぐの新築の頃はほとんど奴らを見かけなかったが、近年、夏になると毎晩見るようになった。壊滅作戦を発令したいところだが、猫がいるためバルサン攻撃も出来ず、静観するにとどまっている。バルサン攻撃も集合住宅の場合、一時的に隣りに逃げ込むだけで一時しのぎにすぎないのだが。

さて今日は競馬の帰りにカフェでお茶を飲んでいると、大型のクロゴキブリが出現した。白い壁なので目だってしまうのが哀しいところ。お店の方は気を遣って、頼んでいないお茶受けをサービスしてくれた。
私が以前、スナックをしていた頃、店にもよく出現した。効果的な対処法はなく、流しの隙間の目地を塞ぐくらいしか手立てがない。困ったものだ。目障りなだけならいいが、食料に手をつけるのが困ったところ。乾麺でさえ冷蔵庫に保存する今日この頃。

2004/09/03(金) クレームと改善
先日宅配ピザを注文したら冷めかかったピザが来たので、食べた後でパンフレットに記載してある「お客様係」とやらへ電話してみた。冷めかかったという印象は、1週間ほど前に注文した同じピザ屋から届けられたピザと比較してのことである。そのときはほんわかしたアツアツのピザがちゃんと届けられたので、それを当然期待していたのだが。それに比べると、チーズは固まり、パン生地はパサパサで、三流ビジネスホテルのバイキングのような代物だった。

フリーダイヤルに釣られて電話をかけてみると、若い女性が出た。何度も謝った後、届けた店の店長から電話させると言う。これから気をつけてもらえばもういいですよと言っておいたのだが、10分ほどすると本当に店長から電話がかかってきた。
今から新しいのを焼いてお持ちしますとか、金券を持ってお詫びに伺いますとか言ってきたが、どちらも断った。そういうことが目的ではないし、そういうことをされると次回から心のどこかでそれを期待して電話してしまうではないか(^^;)。

元々配達員の接客にも気を遣っているそのピザ屋、こちらも又利用するつもりだからこそクレームを言ったのであって、ケチをつけるつもりではないし。だいたい一人なのに、Mサイズのピザをもう1枚食えるかよ(笑)

そして本日、懲りずに又注文してみると、ちゃんと温かい(というより熱いくらい)のが届けられた。前回は週末の夕方だったので、おそらく焼き上がったものを配達するスタッフが追いつかなかったのだろう。店も宿も観光地も、やっぱり混雑は避けるべきということか。そのピザ屋は地元の企業なのだが、なかなか企業の体質はよろしく、また利用しようと思う。

2004/09/02(木) IP電話だけで生きていけるか
ブロードバンドにしてから、IP電話もセットになっているので、NTTの電話回線を解約するかどうか悩んでいる。電話回線と別にプロバイダーによって新たにインターネット用の回線を開通させたので、NTTとお別れするチャンスである。
IP電話は通話の音質が良くないと聞いていたので気になっていたのだが、実際通話してみると問題ないレベルだった。

ならば電話回線はもういらないではないか。
うちは電話加入権がないため、NTT回線はフレッツライトといって、元金ゼロから回線を開通できたのだが、その分基本料金が高く、毎月通話をほとんどしなくても4千円ほど請求が来る。
解約すれば4千円丸々浮く計算になるわけだが、ひとつ問題がある。ファックスである。

プロバイダーに聞いたところ、IP電話の回線ではファックスは通信できないということだ。貧しい我が家だが、いっちょまえにファックスが2台もあるのだ。いくら最近、めっきりファックスを使う機会が減ったとはいえ、せっかくある機械を使用できないというのは勿体無い。ネットで入手できない情報がファックスで手に入れることもできるのだ。そして現在、ナンバープラスといってふたつの番号を保有していて2回線あり、難関チケットを電話予約するときには役に立っている。

滅多に使わないもののために月4千円を払い続けるべきか、こんな世の中でもいまだに社会的信用の足しになる「市外局番+番号」というNTT回線を保持するべきか。悩みながら日が過ぎていくばかり・・・。

2004/09/01(水) 福岡のカレー屋事情
実家の近くに「カレーの二重丸」が出来たので行ってみた。「カレーの二重丸」は早良区小田部、次郎丸、西区マリナ通りにある小規模なチェーン店だが、世間での評価は芳しくないようだ。以前、親富孝通りにも店があり、ときどき行っていたが、看板メニューのとんかつカレーのカツは生パン粉を使っていてまあまあだった。

しかし新しくできたW店に行き食べてみると、失望。空腹であるのに、完食に手間取った(ーー;)。二度と行かないのは間違いないだろう。カレーもカツも両方とも・・・。値段も高すぎ。他の客も学生風の若者ばかりで、大人がいないのが店の程度を顕著に示している。そしてネット上で酷評されているのもよくわかる。これじゃ、どさんこでカレーらーめんでも食べた方が幸せになれるだろう。

中洲にあった湖月、箱崎のドリアン、六本松のゆいまーるなど、好みのカレー屋は次々になくなっていくばかりで寂しい。かつて福岡に何店もあったナイルカレーも、今や福岡ドームと博多駅地下にあるのみである。福岡のカレー事情はどうなる?

ところで、福岡市東区には「一番館」というカレー屋がある。
かつては「GOGO一番館」という名前だった(゜o゜;;;
福岡にココイチが上陸してきたときは、そっちが贋物かと思った(^^;)。でも「一番館」はココイチよりは旨いのである(笑)


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