日常日記
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2004/09/19(日) 新装開店の憂い
近所の文房具屋が建替えして移転した。移転先は2、3軒隣りなので利用するには問題ないのだが、何十年も前の建物が壊されるのは残念だ。店の前には現役のポンプ井戸があり、毎朝店の人が水まきに使っていただけに、焼き切られてしまった井戸の取っ手が哀しい。

すぐ近くに小学校があり、女子高もあるわりにはあまり繁盛している様子はない文具屋である。児童・生徒にはすぐとなりのコンビニの方が人気なのは時流というのか。私らが子どもの頃には、文具屋は駄菓子屋的な存在でもあり、下校の時間にはのべつ子どもたちがたむろしていたものである。

大人になると、金銭借用書の証書や内容証明郵便用の原稿用紙など、生臭い道具もそこにあることを知るようになるわけだが、それでもその文具屋に行くたびに子どもの頃を思い出すのは、可愛いデザインの消しゴムやジャポニカ学習帳が視野に入るからだけではないようだ。店のおばちゃんのむかしながらの接客や古びた店の雰囲気が、瞬時に幼少期の記憶を呼び戻すのだろう。

ピカピカの店内にもうそんな面影がないのが寂しい。
日に焼けて色が変わった不良在庫の商品や、ずいぶん前の売れ残りのキャラクター商品などが、僅かに前の店舗を彷彿とさせるにすぎない。新装のついでに煙草の自販機まで新しくなってしまった。


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