|
2004/09/07(火)
台風と外タレ
|
|
|
今日の福岡ではアースウインド&ファイアーのコンサートが予定されていた。福岡にこのクラスの外国人タレント(外タレ)が来るのは3〜5年に一度である。セレブレティと呼ばれる格のアーティストは、来日しても東京、大阪、名古屋で踵を返して帰ってしまうのがほとんどである。私らの世代で言えば、ビリージョエルとかボンジョビなど、日本で特に人気が高いアーティストは福岡まで来るのだが、ポリスのように一度福岡までドサ周りして、客入りが悪く二度と来ないことが多い。そういえばその後スティングは、宮崎のシーガイヤの広告に出ていたが。
さて、ファンにとっては待ちに待ったアースの公演である。モーリスホワイトやフィリップベイリーまでが揃うのは最後になるかもしれないといわれている。しかしあいにくの台風である。それでも中止にはならずに時間を遅らせて開始することになったようで、70年代から憧れていたような熱心なファンもいたはずで、ひと安心というところだろう。
外タレのコンサートといえば、東京に住んでいるころ、横浜でJ.D.サウザーとカーラ・ボノフがジョイントコンサートすることになり、神奈川県民ホールまで出かけることになった。この顔合わせはおろか、J.D.サウザーが日本で公演することは今後ないかもしれないと楽しみにしていたのだが、当日は台風で国電(という言い方も古いが、E電というのが死語になったので)が止まっていたので、東海道線と地下鉄、タクシーと乗り継いで30分ほど遅れて会場に飛び込んだ。しかし席が埋まっているのは半分くらいで、観客はみんな前方に移動して、アットホームなコンサートになった。
ただでさえ日本ではマニアックなアーティストな上、台風で公共交通機関が麻痺していては、会場へ来たくても来れなかったファンが多いのではないだろうか。今日のアースの公演も、長崎や熊本、山口など、周辺の県から当日移動を考えていたファンは、断腸の思いで断念しているかもしれない。 結局、J.D.サウザーはそれ以降、日本ではコンサートをしていない。台風のせいであるのに、イベンターから客入りが悪いと判断されてしまったのかもしれない。
|
|
|