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2005/01/14(金)
舶来雑貨の魅力
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小倉の魚町商店街に舶来雑貨の店がある。取り扱う品は玉石混交で、時計ならスイス産のロレックスやオメガから国産のオリエント、プリンスまでさまざま。値段はやや高めなので立ち寄ることはあまりないのだが、たまに掘り出し物があるのでときどきショーウィンドウを覗くことにしている。
きのうも足を止めてしばらく見ていると、店内からのっそりと店主が出てきて呼び込まれた。閉店セールとやらで3割引〜半額だという。紳士服チェーン店のように、年がら年中閉店セールと称して安売りの口実にしている店があるが、この雑貨屋は本気のようだ。すでに陳列している商品の多くは化粧箱だけ残り商品はもぬけの殻になっている。
舶来雑貨という言い方ももはや時代錯誤な感があるが、古き良き雰囲気ではある。煙草ケースやオイルライター、キセルなどの喫煙具は時代に取り残されてしまったが、気品ある紳士の身だしなみだと思う。他にも金属製の名刺入れや、クロスのボールペンなど、洒落た舶来品が残っている。
残念ながらオメガやロンジンの時計はすでになくなっている。高めのこの店でも、半額となれば話は別。10万が5万なら買いである。今回は珍しく財布に8万ほど入っているので強気である。しかしいかんせん残り物に福はなく、ロンソンのオイルライターで気に入ったものがあったが、折角煙草をやめたところなので断念。実は先月まで一時的に喫煙を復活していたのだが、つい先日ようやくやめたばかりなのでここは我慢である。といいながら、銀の煙草ケースを買ってしまった。3千円の半額なら、無駄遣いとして許される金額だと思って。
二十代の頃の私は金色の物が好みで、腕時計やブレスレットからシャツまで、金ピカのものを集めていたが、三十路を迎えるとともに銀色の物へと志向が変わっていった。煙草ケースは名刺入れとしても使えるが、名刺入れはすでにいくつか持っているので、何に使うかは思案中である。ちなみに名刺入れというものは、馬券や舟、車券がピッタリと入るサイズである。 (写真左は今回購入した銀の煙草入れ、右は愛用中の彫金名刺入れ)
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