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2005/01/17(月)
終電とそのひとつ前
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ドラマでもアニメでも最終回は印象的な物が多く、遠い過去の作品でも最終回のあらすじはすぐに思い出せる物が多いが、最終回のひとつ前やふたつ前の話の内容はどれも思い出さない。最終回に比べそれらは劇的な展開もなく、日常的なルーチンを描いた内容ばかりだからすっかり溶け込んでしまうのだろうか。
さて今夜は、出先から24時過ぎの鹿児島本線に乗って、深夜帰宅した。夜更けの香椎から博多方面に向かう電車は空いていた。そんなガラガラの電車に乗りながら、ふと、そんなことを考えていた。鹿児島本線の南福岡行きの終電は、香椎発午前1時1分と意外に遅くまであり、いつもそれなりに混む。しかしその前の0時3分発はいつも空いている。電車の利用者は皆、最終電車の時刻はしっかりと記憶しているが、そのひとつ前やふたつ前については曖昧なのではなかろうか。
ともかく混んでいるより、空いている方がどれだけいいことか。 しかし空いていると、駅を降りるときに、階段を下りるときも、改札を通るときも、ひと気がないのはセンチメンタルになる。特に最近は自動改札なので、冷たい金属にきっぷが吸い込まれる刹那は、何とも侘しく感じる平日の深夜なのである。
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