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2005/01/27(木)
煙草か仕事か
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米ミシガン州の中堅企業が、州内で勤める全社員に就業時間以外でも禁煙を徹底させる規則を今月から導入し、喫煙の有無を調べる検査を拒否した社員4人を解雇していたそうな。
確かに喫煙は害ばかり。口が煙草くさくなるだけならいいが、自らの体を滅ぼし、周囲の人間の健康も害する。そして多くの喫煙者がポイ捨て。携帯灰皿を持ち歩いているのは、取引先やその現場などで多くの時間を過ごすなどの理由があるか、よほどの紳士であろう。 ポイ捨ても周囲の迷惑も、自分がかつてやっていて、やめたからこそつくづく感じる。過去の自分が見えてくる。
一つの動きにまっしぐらな風潮のあるアメリカならではと思うが、家での行動にまで干渉するというのはすごい。その企業では独自の禁煙プログラムを施し、大半の喫煙者がそれで「脱煙」したようだが、結果としてクビの4人は会社より煙草を取ったということになる。
煙草は美味しい。しかしいつかやめなければならないと思っているのなら、できるだけ早くやめる方がいいだろう。吸い続けたいという強い意志があるのなら、人の迷惑にならない範囲なら大いによかろうと思う。しかし実質煙草による客観的なメリットは、国内の煙草生産業者のいくばくかの潤いくらいか。私はそもそも二十歳過ぎに一念発起してやめたが、その後職場の環境などにより断続的に喫煙を再開した。最終的にやめた理由が健康ではなく経済的理由というのが情けないが、極力余分な税金を払いたくないという強い思いが、きっぱりと煙草を絶てる理由かもしれない。どちらにしろ不健全だが。 http://www.asahi.com/international/update/0126/005.html
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