日常日記
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2005/10/31(月) もしも家がなくなったなら
帰宅すると、住んでいるマンションごと海に流されていたという奇妙な夢を見た。別に海沿いに住んでいるわけではないのだが、夢というのはありえない設定になっていても納得してしまうのが不思議だ。幸い夢だったので、二度寝して終ったが(^^;)、着の身着のままでこれから過ごさなければならなくなったときのことをちょっとだけ考えてみる。

まず職場へ行き、当座の活動費を前借りする。そして百円ショップへ行き、肌着や靴下を揃え、ユニクロかアビ・ヒサツネ(激安の衣料店)で、とりあえず安物の私服を買う。寝場所はしばらくは車の中か。風呂は東部清掃工場の焼却熱を利用した大浴場が市民に無料開放されているので、ときどき出かけて身を清めるとする。お茶を飲みたくなったら、10レース締切後に競艇場へタダで入り飲むこともできるし、ジュースが飲みたくなればドコモショップへ出かけ、ケータイのカタログでも眺めながらサービスドリンクをいただくか。献血してもいいし。メシは友人の働く飲食店を何軒かローテーションで巡り、まかない食を出してもらおう。

などと考えてみたら、それほど悲惨な生活ではないか。もし私が家財道具を全て失い、しかも住む家もなくなったなら、いい機会なので少し金を貯めて海外へ出かけるだろう。どんなアクシデントがあっても、結果オーライにしてしまおうではないか(笑)

2005/10/30(日) 自然薯はすりおろすべし
杷木や朝倉で仕入れた食材での自炊が続いている。
今日はヤマメの甘露煮、サラダ、えのき茸の玉子とじ、自然薯の短冊切りだが、自然薯の短冊切りは率直に言うと硬すぎた。

居酒屋などでおなじみの山芋の短冊切りだが、鮮度のいい山芋は硬いので短冊切りには適さないことを初めて知った。リンゴや梨のようにシャキシャキとするほどで、医学的に口腔などのためには良さそうだが、メニューとしてはいまいち。次からは素直にすりおろして食そう。中華料理でじゃがいもを生で千切りにする食べ方があるが、あれくらい細く薄く切ればよかったかもしれない。

ヤマメは25センチ以上ある大物を興味本位で買ってきたが、甘露煮にはやはり大きすぎる。内蔵もグロテスクなままだし、さすがに背骨は硬いまま。甘露煮には15センチ前後が最適のようだ。骨もうろこもはらわたも一気に食べる方がいい。

それにしても最近はこんな和食ばかり。歳のせいかもしれない(^^;)

2005/10/29(土) 猫に小判
ちょっとした臨時収入があったので、ベッドの上にお札を並べて数えていると、猫が近づいてきてクンクンとその紙切れを匂っている。そしてその紙切れでは栄養も暖も採れないことを確認すると、おもむろにその上にしゃがみこんだ。そんな姿を見ていたら、こんな紙切れのために毎日せっせと働いていることが、何だか空しいような気がしてきた。

そういえば猫がもっとも楽しいときは、ごはんを食べているときと遊んでいるときで、飼い主はなるべく遊びに付き合ってあげるようにと猫の本に書かれていた。確かに猫と戯れていると、そこまで必死にならなくてもと思うほど猫は気合いを入れて遊びに興じ、フガフガと噛み付いてきたり、猫キックを浴びせたりする。

しかしよく考えてみると、一部の人間も猫と似たようなもので、美味しいものを堪能しているときと遊んでいるときがもっとも身近な楽しみなのではないか。常日頃あくせく働いているのも、楽しい時間を過ごすためだったり美味しいものを食べるためだったりするためではないか。もちろん人間には、人間らしい生きがいとか生涯設計だとかを緻密に構築して生きるという高尚な人生もあるだろうが、少なくとも今の私は次の休みにはどこに行こうかとか、今度は何を食べようかとか考える合間に仕事をしている(^^;)

とりあえず次なる楽しみは、冬の賞与をどのように楽しく消費するかということなのだが・・・。
(写真は遊びに夢中になるシルヴィ)

2005/10/28(金) くんち料金
11月2日と3日は久々に世間並みの連休となったので、泊まりがけで唐津くんちにでも出かけようとホテルを調べてみると、どこのホテルも満室になっている。唯一空室のある唐津第一ホテルは祭りの期間だけ特別料金。といっても、割引料金でなく通常料金になるだけだが、何かすっきりせず逡巡してしまう。そういえばおととし唐津くんちに出かけたら、京町商店街の食処も「おくんち料金」になっていた。

もともと唐津は小さな町なのでホテルの数は少ないが、それでも年に一度の祭りの時期に空室があるというのは小さな町ならではだろう。たとえば徳島は阿波踊りの期間は1年以上前から予約がびっしりだという。唐津第一ホテル以外のホテルでも、空室を表示していないだけで、実はまだまだ部屋は埋まっていないのかもしれない。

くんちの時期に併せたのか、その期間はからつ競艇も開催中なので、競艇場で遊んでいけば交通費は片道分は無料ということになる。悩んでいる最中である。
(写真はくんちでにぎわう京町商店街)

2005/10/27(木) お湯の出る自販機
筑紫野市の国道沿いにあるコインレストランとやらに寄ってみると、久しぶりにカップヌードルの自販機に遭遇した。コインレストランという名のわりには、食べ物の自販機はそれだけ。ニチレイなどの冷食ベンダーもあるかと思っていたが、あとはスロット機やクレーンゲーム、テレビゲームなどゲームメイン。本州と違い、九州には自販機グルメは少ない。うどんの自販機など見たことがないが、これは食文化の違いや人件費の安さが関係しているのかもしれない。九州には立ち喰いうどんの店は駅以外ではほとんど見ない。そこそこの味でないと、うどん屋といえども繁盛しない土地柄なので、自販機うどんは売れないのかもしれない。

かつては九州でもフェリー乗り場や高速道路のサービスエリアなどでよくハンバーガーの自販機を見たものだが、最近はめっきり見かけなくなってしまった。カップ麺の自販機はビジネスホテルなどでたまに見ることはあるが、写真のようにお湯が出るタイプは長らく見かけなかった。久々に遭遇した自販機は日清食品のロゴが入っていながら、左半分はサンヨー食品のカップスターに占拠されている。サランラップとクレラップのようにずいぶん前からのライバル同士であるが、この自販機ではどちらが売れているのか興味のあるところだ。ちなみにカップスターのカレー味は売り切れだった。カップスターのカレー味はうまいからなぁ。麺が太くて量がやや少ないのが珠に瑕だが。

右側に写っているスロット機と比較すると自販機が矢鱈と大きいのがわかるが、製造された当時の技術ではこれがめいっぱいだったのだろう。かなり古い自販機と見た。それにしてはずいぶんと清潔にしてあるし、日清の社名のロゴは新しい。きっとまめにメンテナンスされているのだろう。次にこの場所へいつ来るかわからないが、そのときまで元気に稼動してもらいたいものだ。

2005/10/26(水) 山の恵み
杷木町へ出かけたので、道の駅や地元のスーパーで買い物をしてきた。名産の柿やイチジクなど旬の果物だけでなく、葉わさびや自然薯、地玉子など、都会ではあまり見かけないものや高価なものが求めやすい価格で出ているためだ。

しかし道の駅は所詮は観光客相手の施設。街道沿いの果実商や青果店の方が安いのは確か。とはいっても、道の駅の強みはその販売力にあり、次から次へとやってくるものすごい数の客のせいで、生産物が右から左へと売れていく。そのため商品はその辺の商店より格段に新しく、生鮮品は古いもので前日、ほとんどが当日の日付なので、最も新鮮な物が手に入るという意味では強い。それに町の力が背景にあるため、あまりひどい商品は置いていないという品質の保証がある。

それでも私は地元のスーパーや商店も覗いてみる。価格的に安いこともあるが、地元ならではのパイプもあるからだ。写真の地玉子は筑前町のスーパーで買ったものだが、生で食べたのに黄身が半熟のようにねっとりとしていて、箸で持ち上げると健康食品のCMのように黄身が崩れずに持ち上げることができた。殻もなかなか割れないほど固い。これはうまいので少し高いがまた買うことにしよう。

普段はマルキョウで10個98円の安物の玉子を食していることもあるだろうが(^^;)、それをスキムミルクとすれば地玉子は特濃牛乳、駄菓子屋の粉末コーラとジョルトコーラくらいの違いがある。以前、仕事で宗像の奥地へ通っていたことがあり、そのときに自販機で高い地玉子を何度か買ったことがあるが、それほど感激する品質ではなかった。同じ赤玉でも、エサや育て方によりずいぶんと違うのだろう。今回の地玉子は生産者の名前と写真が入っているが、私もおすすめしておこう。山家道交差点近くのスーパーで購入。関係ないが、このスーパーではきのう有名メーカーのカップ麺が59円と激安だった。しっかり買って帰ったわけだが(笑)

2005/10/25(火) 犬のフリ見て
他県に比べ福岡にはモラルの低い大人が多く、バスを降りるときに出口をふさいで両替をし、乗客だけでなく後続の車までも遅らせながら平然としている非常識さんは驚くほど多いし、朝早くの天神では、立派なシティホテルの従業員が平気で路上に自転車を放置してホテルの通用口に消えていくのをよく見る。屋台では酔客だけではなく従業員までも立ち小便することが日常化しているし、ドライバーはブレーキをかけてから方向指示器を出すのがほとんど。

そんなことを一度もしたことがないし、これから死ぬまで一度もしないであろう他の常識人からみると、お前はバカかと説諭したくもなるところだが、人間には感情があるので頭ごなしに叱り付けてもかえって逆効果だろう。啓発というものは難しい。ただでさえやるべきことができない人には、やんわりと正しいことを伝えたり良心に訴えなければ、そうそう心を開くことはないだろう。

今日甘木で見かけた写真の看板は、なかなかユーモラスでよかった。こんな感じで柔らかく啓発していくのが、社会の穢れを浄化する良策なのではないだろうか。イラストでは犬が恥ずかしそうにしているが、恥ずかしいのは飼い主だと意味しているとも取れる深い作品だと思う。

インドに行ったとき、駅のゴミ箱には「Use me!」と書かれていた。人間に言われると機嫌を損なうので、動物や物に代弁してもらうといういい例だろう。動物や物の前で恥ずかしくない行動をとれる人間でなくてはならないのだが。

2005/10/24(月) みたびマルちゃん
今朝もいつものように仕事を終え帰宅して炊飯器を見てみると、いつもより早い時間に米が炊き上がっている。タイマーの時間は、帰宅して風呂に入る頃に出来上がるよう設定しているので、不審に思ってジャーを開けてみると、炊けているようだが米の様子がおかしい。どうも炊飯のタイマーを入れずに、磨いだ米を保温にしたまま出かけてしまったようだ。

長い自炊生活でこんなことは初めて。最近仕事でも私事でも調子がいまいちだが、それがはっきり形に出てしまったようだと痛感。

仕方ないので、部分的に軟かったり芯が残ったりして炊きムラのある米を、全て雑炊にすることにした。塩焼きにしようとしていた知人が釣ってきたキスや、サラダにしようと思っていた野菜やきのこを入れ、マルちゃんのトレーワンタンの粉末スープを使って仕上げると、和洋折衷の雑炊がうまくできた。インスタントラーメンなど、2食分を作ったときなどの使わなかった粉末スープを取り置いているが、これだけ有効に使えたのは初めてだ。それにしてもマルちゃんのトレーワンタンのスープはうまい。このブランドの食品が異国でヒットするのもわかるような気がする。

それにしてもたった1合の米でも、おかゆにするとずいぶんと量が増えるものだ。丼にたっぷり2杯ほど。さすがに食べきれないので、ルームメイトの愛猫とシェアした。シルヴィも美味しく食べていた。
(写真は食後のごろ寝をするシルヴィ)

2005/10/23(日) ふたたびマルちゃん
きのうの日記を書いていて、小学生の頃クラスにマルちゃんというあだ名の女の子がいたことを思い出した。

マルちゃんは小学校近くにある大衆中華料理店の娘で、顔が丸いのでマルちゃんと呼ばれていた。明るく性格の良い子だった。席替えがあっても、いつも近くの席になりよく喋っていた。異性というより、同性の友達という感覚でいたように思う。

私は小学5年のときに世田谷から福岡へ引っ越したので、そのときマルちゃんともお別れした。18歳で上京しふたたび母校の小学校を訪ねてみると、学校のそばにまだマルちゃん家の中華料理屋はあった。そのときは何となく照れくさいやら恥ずかしいやらで店に入れずに帰ったが、次に行ったときはもう店はなくなっていた。あのとき店に入っていればよかったと思う。大人の今なら気軽に店を覗いてご両親に挨拶でもして、同級生の近況などをおかずに食事をして帰る余裕もあるのだろうが、弱冠18歳の私は今では信じられないほどシャイだった。

マルちゃんは、東洋水産の商品がメキシコで大ヒットしたニュースを聞いただろうか。マルちゃんと呼ばれていたこともすっかり忘れているかもしれない。自分だって幼少期のあだ名など忘れているし。でも先日実家に帰って幼稚園の頃のアルバムを見たら、クラスメイトの名前はほとんど覚えていた。みんな元気にしているかな。

2005/10/22(土) マルちゃん、メキシコで大ヒット
メキシコでマルちゃんの即席ラーメンが大ヒットしているという。メキシコで去年十億食売れた即席ラーメンのうち、マルちゃんのシェアは85パーセントほどという。驚異的な数字である。今やメキシコでは「マルちゃん」という単語が「簡単にできる」「すぐできる」という意味で使われるという。

関東ではマルちゃんといえば即席めんでは売れ筋メーカーのひとつだが、福岡ではそれほどではない。西日本の食品バイヤーはマルちゃんとは言わずに、東洋水産という社名を略して「とうすい」と呼ばれることが多い。それほどブランド力はまだまだである。こちらにはマルタイやサンポーなど、ローカルブランドが根強いこともあるだろう。

そんなマルちゃんだが、近年福岡でもようやく営業に力が入ってきた。関東で主力商品のトレーワンタンが、最近ようやく特売アイテムにも名を連ねるようになってきた。しかしまさかメキシコで花開いているとは知らなかった。先日からマルちゃんのカップめんを立て続けにいくつか食べたのだが、かなり旨いと感じていたところだ。天神FMの昆虫DJ大田こぞう氏は「バリうまとんこつラーメン」を絶賛していたが、私は九州地区限定発売の「バリうま長崎ちゃんぽん」に一票を投じたい。クリーミー仕上げと書かれたスープも旨かったし、麺もしっかりした太麺でちゃんぽんらしかった。地元スーパーのマルキョウで78円で買ったのは申し訳なく感じたほど。これまでカップちゃんぽんはマルタイ派だったが、乗り換えようとさえ思うほど。

メキシコでは米や豆を使う伝統的な食文化が変わってしまうのではないかと危惧されるほど、爆発的なヒットとなっているらしいが、福岡でも伝統的なとんこつ味がトレーワンタンの進出により、しょうゆ味が好まれるようになってしまうのではないか・・・なんてことはないだろう(^^;)
それにしても最近は福岡でもしょうゆ味のらーめんを出す店がずいぶん増えてきた。食習慣が少しずつ変わりつつあり、その追い風によって営業力を強化しているのは確かだろう。

ちなみにたとえばマルちゃんの激めんは関東ではしょうゆ味のワンタン麺だが、福岡ではとんこつ味である。境目はどこなのだろうか。

2005/10/21(金) 鎧畠(よろいはた)の湯
ひるパスを使って、また杷木町へ行ってきた。甘木から夜須、三輪、朝倉、原鶴、杷木と繋がる国道386号線は、すっかりお気に入りの風景になった。一般的には杷木の先の大分の日田市が観光地としては有名だが、そこまで行かなくとも十分楽しめる。とくに夜須町はコスモスがきれいで、雄大な田園風景が広がる夜須町に来ると心が洗われる。ここのところ、休みの度に出かけている。

原鶴といえば温泉で有名なのだが、これまで2度出かけたのに温泉には入らずじまいだったので、3度目の今回ようやく入ることにした。原鶴の温泉街は国道から河川敷を越える橋を渡って離れた一角にあるのだが、何を勘違いしたのか入浴だけで千円も取る旅館もあるほど、やましい雰囲気が感じられる。千円もあればチロルチョコが100個買えるわけで(^^;)、ということで、公衆浴場へ行くことにした。

原鶴温泉の公衆浴場は「鎧畠の湯」1軒のみで、温泉街ではなく国道沿いの道の駅原鶴の向かい側にある。400円と安いだけでなく、温泉はかけ流しで、しかも空いている(笑)。平日昼間にはガラガラのようで、始終貸切状態だった。原鶴温泉はほとんどが無色透明なのだが、この公衆浴場の湯は筌の口温泉のような薄い茶色で、湯船から洗い場にかけて茶色く変色している。それがかけ流しの証となっていて、くっきりと残っているのがいい。

ロッカーはコイン返却式だし、ドライヤーは無料で使えるし、もちろんシャンプーやボディソープは使い放題、ロビーには休憩スペースの椅子もありテレビを見ながらひと息つけるので、低価格にしては十分な設備だ。今日はバスの時間を気にしながら入ったが、今度は時間を考えずにゆっくり浸かりたいと思う。向かいに道の駅があるし、その並びにはこのサイトで紹介した角平うどんもあるので、ちょっとした集客スポットである。橋を渡って温泉街へ入らなくても、十分楽しめる一角である。道の駅は観光バスが乗りつけ、おばちゃんたちでごった返すので、圧倒されないようにご注意を。

2005/10/20(木) 自炊日記
相変わらず鯛が安い。どういう理由かわからないが、スーパーで1尾300円。もちろんいつものごとく、閉店間際にそれを半額で買うので150円。いわし並みの安さだ。

減量を始めてからは、家で自炊するのは魚中心になった。家では肉は全く調理しなくなった。フライパン自体、もう10ヶ月近く使っていない。サラダ油も同様。魚焼の網ばかり使うようになった。野菜は茹でるばかりになったし。

そんな感じで、今日は鯛を焼き、刺身も鯛。それに原鶴で買ってきたアスパラとブロッコリーを、静岡から送ってきたわさびを使ってわさびじょうゆで食べた。

小さい頃、我が家では鯛の姿焼をすると、後造りに頭と骨にお湯をかけ、しょうゆで味付けして食べていたが、久しぶりにやってみると旨かった。焼いた後でも骨や残りの身からは脂が出て、出汁もまだまだ出る。鯛ならではの上品な出汁だ。真鯛ではないようだが、十分旨い。

2005/10/19(水) 隣りの花は赤い
7月30日のこの日記に登場した野良猫グレだが、まだ近所を徘徊しているのを発見。よくアメリカの映画やドラマで、「最近この町にやってきた悪党」なる存在が登場するが、私にとってはそんな存在。とんだ迷惑を被った張本人なので、奴に罪はないが警戒してしまうのである。

さすがにあれからうちのベランダ付近でマーキングをすることはないようで、ベランダを開けてもうちのシルヴィが鳴き出すこともなくなったが、油断は禁物。正直なところ、早くどこかよそのエリアへ行かないかと思っている。

塀の上で昼寝しているのを目撃したので、そろりそろりと近づいて写真を撮った。最初は寝ていたが、やがて目を覚ましたものの、近づいてカメラを向けても悠然としている。野良猫らしい風格に満ちている。よく見るとうちのシルヴィよりも毛づやがいいような。
ひと悶着あった間柄でなければ、手なづけてよしよししたいほどもこもこしている。そういえば最近、うちのシルヴィにも少しずつ冬毛が生えてきている。

3キロ598円のドライ・キャットフードしか食べていないうちの猫よりも、野良猫グレの方がいい食生活をしているのかも。一応ここは貧民街の中にありながら、オートロックのあるレンガ造りの高級?マンションなので、出てくるゴミも上質なのかもしれない。
(URLは7月30日の日記)
http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/silkvelvet/?Y=2005&M=7&D=30

2005/10/18(火) 鯛めし
ロッテの優勝を記念して、というわけではないが、今日はおかしら付きの鯛を買ってきた。最近、刺身以外の魚は塩焼ばかりなので、今回は鯛めしを作ってみた。

ここのところスーパーへ行くと、なぜか鯛がずいぶん安く出ている。昨夜などは398円のものが、賞味期限間近のため半額でたった199円。しかも写真のような尺上の中型クラス。鯛めしといえば、刺身をだしと卵で溶いてご飯にかける宇和島の鯛めしが好みなのだが、鮮度的に刺身にはできないのでまるごと1匹を炊き込みご飯にすることにした。

鯛は内蔵を取り、塩で軽く味付けをしておき、あとはしょうゆを入れて鯛の上から少し酒をかけるだけ。うちは濃口しょうゆしかないので、写真のように色が付き過ぎなくらいだが、本来は薄口しょうゆか白しょうゆで上品に仕上げるのがよそいきな色あいかも。

出来映えは上々。海の近くに住んでいるからこそ味わえるぜいたくかもしれない。

2005/10/17(月) 私とロッテ
3億円事件が起こった頃、日本ダービーの直前に有力馬を筑豊の炭鉱王が1億円で買ったが、その馬はダービーに勝てなかった。金の力でいとも簡単にダービー馬主という名誉を買うことはできなかったという結果になったわけである。

ソフトバンクも同じ。今回のパリーグのプレーオフは、コリアン系オーナーがスポンサーの球団対決となったが、金の力で有力球団を買ったからといって、簡単に優勝球団のオーナーになることはできなかった。というより、良心の神に許されなかったといってもいいのではないか。苦情を申し立てる客を遅々としてかわし続け、解約させまいとする手荒い手段で顧客を開拓し続け急成長した企業が、長年コツコツと利益率の低い菓子や飲料を売り続け、赤字ながらずっと球団を手放さなかった地道なロッテに敗れたという図式になる。

31年ぶりの優勝を記念して、ここでロッテについて私の知識の範囲内で紹介しよう。ロッテの社名はドイツの文豪ゲーテの「若きウェルテルの悩み」の主人公ロッテから取ったと、ロッテの社員からもらった手帳に書かれていた。その手帳にはロッテの社歌が楽譜付きで書かれているなど、独特の色濃い世界が展開されていた。

商品としては、クールミントやグリーンガム、ガーナチョコレートなどが定番商品だが、のど飴や小梅、コアラのマーチ、チョコパイなども根強く売れている。菓子だけでなくアイスも強く、雪見だいふくはかなりのロングセラーだ。80年代にはビックリマンチョコが品薄になるほど、子どもたちに大ブームを巻き起こした。個人的には、コーヒーガムやスペアミント、フルーツなんとか(黄色いガム)が終売になったのが残念。マニアックな商品としては、チューイングキャンディがおすすめ。板ガムの形をしたキャンディで、現在はきかんしゃトーマスのキャラクターで発売されている。

ロッテといえば私が小学生の頃、フーセンガムの点数を集めると金属バットがもれなくもらえるという商品があり、点数を集めて実際に金属バットをもらったことがある。しっかりとしたバットで、かなり長く使っていた。

そして私が初めて見たプロ野球パリーグの試合は、平和台の太平洋クラブライオンズ対ロッテオリオンズだった。まさかあれから30年ばかり経って、福岡の地で胴上げすることになるとは。それにしても劇的なプレーオフだったものだ(笑)

2005/10/16(日) 興行としてのプロ野球?
私の職場にはプロ野球嫌いの同僚が1人いる。その同僚が自信たっぷりに、昨夜のホークス−マリーンズ戦はホークスが勝つと試合前から断言していた。しかもわりと大きな点差を終盤に逆転勝ちするだろうという。なぜなら、プロ野球はプロレスと同様興行なのだから、日曜日のかき入れ時に試合がないわけはなく、プレーオフというドル箱の試合をたった3戦で終らせるわけはないという。できるだけ盛り上げて明日の試合につなげるといい、同僚は4対0で試合が9回に入っても物怖じすることなく、ホークスの最終回の攻撃でランナーがたまると、そろそろホークス劇場が始まるぞと不敵な笑いを見せた。

そんな指示通りに選手が動けるものかは疑問だし、調子の悪い選手は打ちたくても打てないだろうと言うと、興行色の強い試合には押し出しがよく使われるという。そしてそういう試合では、その投手がどれだけ調子が悪くても、同点や逆転されるまで不思議と交代はないという。さらにこの手の試合は、個人記録に関係ない日本シリーズなどに多くみられるという。ホークスがサヨナラ勝ちをすると、だからプロ野球は嫌いだと吐き捨てるように言った。事実がどうかは別として、なかなか説得力のある推理である。だとすると最終回にベンチに集って優勝の瞬間に飛び出そうとしていたロッテナインは、相当な役者揃いということになるわけだが。

きのうのテレビ中継は、地元の福岡でも地上波では19時から20時50分過ぎまでで打ち切り。福岡以外、全国的には地上波で中継がなかったという。優勝決定戦だというのに、パリーグはまだまだ市民権を得ていないようだ。しかし今日の試合はテレビ東京系で準全国中継されるという。そういえば、おととしの日本シリーズも福岡ドームでの最終戦までもつれて、利を得たのは最終戦放映権を握るテレビ東京だった。プロ野球の経済効果は、観客集めだけでなくテレビ中継も重要だ。福岡ドームの興行とテレ東系は密接な関係だとか穿ってみたりして(笑)
思えばテレ東系がその前に中継した日本シリーズは、昭和49年の中日−ロッテ戦だった。ロッテには12チャンネルが似合うということか?

余談だが、プロ野球関係の仕事をしている同級生が言っていたが、日本シリーズでこれまで初戦から3連勝して臨む第4戦では、王手をかけたチームの祝勝会などの準備は一応されるものの、例えば花火は筒だけ用意され中身が入っているのを見たことがないという。5戦目以降は中身が入っているらしい。確かに大きな金が動く世界は、外部の人間には計り知れない事実があるのは確かだろう。

2005/10/15(土) 情けは人の・・・
以前、ラウンジの店長をしていた頃、ある日系列店で一斉にコンパニオンにポイント制を導入した。指名や延長を取って何ポイントか加算される仕組みで、一定のポイント数をクリアすると10日間で最低30万円が支給される仕組み。結果を出せば出すだけ実入りが増えるとあって、一部の女のコは猛烈に頑張りだした。

しかし理想のほかに現実というものがあって、努力しても容姿などに恵まれないコは指名が取れずポイントがなかなか延びない。しかし店長やボーイとしては努力しているコを応援してあげたくなるもので、10日目が近づきポイント達成が微妙なところになると、ボーイや店長が来る客にこっそりそのコをおすすめして指名を取ったりしていたものだ。それはそのコの性格的に好かれるところもあったと思うが、店という小さな社会の中でも頑張れば報われるようになってほしいとみんなが願っていたように思う。


さてきのうのヤクルト−横浜の最終戦は、先発してリードしていたまま石堂を降板させ、4回から藤井に投げさせた。先発投手は5回まで投げなければ勝ち投手の権利を得ないが、首脳陣の判断とはいえ、若手の石堂が勝ち星を藤井に譲ったことになる。これで藤井はようやく10勝目。藤井は今シーズンリーグ屈指の防御率でありながら、勝ち運に恵まれずに9勝どまりだった。

プロ野球の先発投手というのは、割に合わない重労働だと思う。中継ぎや抑えなら1アウトでも勝ちや負け投手になるのに、4回ツーアウトまでなら何十点差があっても勝つことができないのだ。そんなプロ野球の規定を逆手に取った形で勝ちをつけてやることが、若松監督最後の試合での温情采配になった。努力すれば報われるという機会が、人の手によって成されるのを見ると安堵してしまう。

藤井という男は、素行が悪くスワローズファンの私でも冷ややかに見ていたが、今季は中日のウッズに殴られたり、勝ち運に見放されたりしてさすがに私も同情していた。これで藤井も少しは改心してほしいものだ。これで石川、館山とヤクルトは10勝投手が3人で、次いで最後故障であと一歩だった川島が9勝。10勝投手が4人のロッテは優勝する勢いだというのに・・・。

2005/10/14(金) 福岡に千葉の風
バスに乗ってふらふらと出かけてきたり、中洲での遊興を満喫している間に、ホークスは早々と連敗し後がなくなったようだ。去年も書いたのだが、ホークスが優勝すると私の仕事は殺人的に多忙となるので、何としてもロッテに勝ってもらわなければならない。優勝パレードなどがあると、さらに厄介なことになる。そもそも私は千葉の幼稚園を卒園しているので、今回はロッテを応援している。ハツシバエースという馬が好きだったので、今年引退する初芝がいるロッテには頑張ってもらわねば。

それにしても川崎球場が本拠地だったころは、客が外野席で麻雀したりキャッチボールするなどあれだけ人気薄だったオリオンズが、千葉へ移りマリーンズとなってからずいぶんと人気が出たものだ。ロッテが菓子業界の中でも労働環境がもっとも苛酷なのは業界では有名な話だが、そんな軍隊的な雰囲気を微塵も感じさせずに選手はのびのびと野球をやっている。監督の力は大きい。

さて、消費者として最大の関心事は、優勝記念セールになるのだが、すでに福岡の流通業界の各社は優勝セールの準備は済んでいるはず。特売の価格交渉や条件値引きなどの商談は片付いているだろうから、あとは応援感謝セールとなってもその販売奨励金などが店の懐に入らずに、できるだけ消費者に還元されることを願うばかりだ。

ということで、ロッテにはあと1つ頑張って勝ってもらい、静かな福岡の秋を待ちたい心境である。ホークスファンの、プレーオフ制度についての不平などが今から聞こえてきそうだが、ルールなのだから仕方ないだろう。でっぷりと肥えたIT企業だが、金で優勝が買えるほど甘くはないということだ。1位でも6位でも、優勝できなければ一緒だろう。

2005/10/13(木) ひるパスツアー 第3弾
今日も休みだったのでひるパスを使ってお出かけ。
今日は自宅のある東区から粕屋郡を目指し、まずは久しぶりに宇美町へ向かった。車で宇美八幡や町役場の辺りを走ることはときどきあるのだが、宇美に降り立つのは何年ぶりだろう。折角来たのでJR宇美駅へも行ってみた。今は香椎線の駅だけだが、かつて吉塚から勝田線が走っていた頃は、勝田線の駅が別にあった。1つの駅なのだが、それぞれの駅舎が少し離れていた。九州には他に折尾駅などがそうなのだが、乗換えのときも同じ駅なのに一度改札口を出て道路を歩き乗換るという特殊なスタイルである。

宇美駅へ最後に来たのは、勝田線から香椎線に乗り換えた25年ほど前のこと。宇美駅の駅舎はすっかり新しくなって、宇美八幡宮を模した朱塗りの回廊が縁取る駅舎は、かつて廃止論が出たローカル線の香椎線とは思えないほど立派になっていた(写真)。

宇美からは博多区の南端の歓楽街、雑餉隈(ざっしょのくま)までバスに乗った。昼の雑餉隈は買い物のマダムが多い健全な雰囲気だが、夜は中洲の客層を荒くしたような猥雑な空気となる怪しい町。雑餉隈は飲み屋も多いがそれ以上に風俗店が有名で、昼間からネオンがキラキラしている一角がある意味雑餉隈らしかった。雑餉隈にはかつて歓楽街の象徴だったハワイとロンドンの看板が2つ並んでいるという今では珍しい光景も見られた。

雑餉隈から春日までまたバス乗り、春日から博多南駅(新幹線)までまたバスで移動。博多南駅から那珂川営業所までいきたかったのだが、距離は近いのに結んでいるバスの本数が少なく、老司まで行ってから乗換え、時間を取られた。そして那珂川町で用事を済ますと今宵の宴の集合場所である中洲へ一直線、のつもりが天神を過ぎたところで皇太子さまの来福のあおりを受けて猛渋滞。博多どんたくのメイン会場である水上公園のあたりでバスを降りて、歩いて中洲まで行ったのだった。

今宵の宴はきれいどころも交えてまったりと楽しめたし、黒糖焼酎の喜界島は美味しかったし、満足できた。さらにきれいどころのメールアドレスもゲット。おみやげのブルーフォンセのケーキが効いたのかも。ケチってさかえ屋のにしなくてよかった(笑)

2005/10/12(水) ひるパスツアー 第2弾
今日はひるパスを使って小石原へ行ってきた。博多駅から甘木まで高速経由のバスを利用し、甘木から杷木、杷木から宝珠山経由で小石原へ。小石原と宝珠山はそれぞれ村だったが、最近合併して今は東峰村となっている。

博多駅から甘木行きのバスは、わりと最近できた都市高速経由の路線バス。通勤時はわりと混んでいるのを見かけるが、朝方の上り線はガラガラ。それにしても甘木の寂れ方は見るに忍びない。アーケードの商店街は8割方シャッターが閉まったまま。大手パチンコチェーンのユーコーラッキーの大型店舗も町の真ん中で閉鎖したままだった。

杷木で乗換の時間が少しあったのだが、バス乗り場のすぐ横に「ラスベガス」なる香ばしいパチンコ店があったので、そこでほどよい時間つぶしをした。普通機のエンブレム2、モンキッキ、サンライズ1などが健在で、店の中で最も賑わっているのが平台のシマというのも、杷木町らしいところ。100円単位で遊べるパチンコがまだ残っているのは微笑ましい。羽根物のファインプレーもあった。

杷木発小石原行きは宝珠山方面へ迂回するようなルート。さらに国道を3キロほど折り返しJR日田彦山線の宝珠山駅に寄る。駅から目と鼻の先には、日田市との県境が見える福岡の最果てでもある。宝珠山駅は山に囲まれたロケーションといい駅舎といい素晴らしい。いつかここで降りて、後藤寺回りか小倉に寄って帰るのもいいと思った。バスも好きだが、バスばかり乗っていると電車の旅情にも飢えてくるものだ。

焼き物を買うと小石原を折り返して、帰りは原鶴へ寄った。県内では温泉と鵜飼で知られる原鶴だが、県外に出ると知る人は少ないだろう。温泉の少ない福岡では、一応は県を代表する温泉のひとつである。原鶴の道の駅は広々していたが、バスでやってきたツアー客でごった返していた。沿道の果物商に比べるとやや高めの値段だったが、裏口から地元の農家の生産者風の人々が次々に農産物を補充していて、在庫の潤沢さと新しさが魅力のようだ。

今回は小石原まで出かけたので、時間に追われゆったりと寄り道できなかったが、交通費タダなので今月中にまた杷木まで来ようと思う。そのときはゆっくり温泉にでも浸かって、沿道の果物商で激安の柿やみかんを買おう。杷木町は全国屈指の柿の生産地で、沿道の店では1箱(15個くらい入っている)300円くらいから並んでいた。箱代の方が高そうな値段である。
(写真は昔ながらの雰囲気を残す、杷木のバス乗り場の売店)

2005/10/11(火) お疲れさまでした
よほどプロ野球に詳しい人でも、佐藤真一と聞いてピンとくる人は少ないだろう。93年にダイエーにドラフト4位で入り、2年後にヤクルトへ。ヤクルトでも主に守備固めだったが、99年に113試合に出場し25試合連続安打の記録を樹立した選手。その球団記録はまだ残っている。

その後も守備固めだったが、故障者が続出した去年は4番を打ったこともある。もちろん規定打席に達さなかったが、打率は3割を超えていた。残念ながら今季は出場機会が激減し、今年限りで引退することになった。

28歳でプロ入りしたが、今年で40歳。年齢より北海道のたくぎんでプレイしていたということで、かなりの古株だというのがわかる。地味な選手なようだが、上記の記録のほかにバルセロナ五輪の銅メダリストでもある。知る人ぞ知る名選手である。彼がいなくなると、ヤクルトスワローズの現役選手で私より年上は古田だけになってしまう。ラミレスなんか、あんなおっさん顔でずいぶん年下だもんな(笑)

今日は佐藤選手の長男が始球式に登場するという。父親の佐藤選手が登場できるような、楽な試合展開になるといいと思うが、今の横浜は強いからなぁ。佐々木出せよと言いたいところだが(^^;)

2005/10/10(月) 瓶入りチェリオがなくなる日
懐かしい自販機の画像を上げたところで、今日は自販機の話を書こう。
自販機サイト「山田屋」さんを見ていると、稼動中の瓶入りチェリオの自販機画像がきのう付けでUPされていた。http://www3.famille.ne.jp/~nom/jihanki/cheriosaitama.html
まだ瓶入りのチェリオが現存するのかと驚いていたが、すでに製造中止であり、自販機の在庫限りということだそうで寂しい限りである。出ている自販機は埼玉のようだが、石神井公園にもあったような。いずれもそう長くはないだろう。あのとぐろを巻いた瓶をもう一度飲みたいものである。

炭酸飲料はやはり瓶入りが旨い。ラムネに限らず、コーラやサイダーだって缶より瓶の方が旨い。いい例はリアルゴールドである。缶入りに変わってから、炭酸の刺激が弱くなりめっきり飲まなくなった。

平成に入ったあたりからペットボトルが導入され、やがて瓶入りはなくなるだろうと思っていたが、もはや時間の問題のようだ。「ラッパ飲み」なんて言葉もやがて死語になってしまうのか。
(画像は小倉の雀球屋店内で今も稼動する自販機)

2005/10/09(日) コスモス
甘木にあるキリンビールの工場横の畑で、コスモスが満開だそうだ。博多湾に浮かぶ能古島でも、佐賀・相知町の佐里コスモス遊園でも見頃だという。ねっとりとした暑さが過ぎ、さらっとした気候になると、薄色のこの花の涼しい美しさがいい。近いうちに見に行こうと思う。

コスモスといって、人が想像するものは何だろう。
やはり秋桜と書く花か、それとも函館競馬場の2歳オープンのレース、他にはパーラメントに似た日本のたばこもあったし、福岡ではおなじみの、宮崎に本社のあるコスモス薬局というドラッグストアもあるし、リクルートコスモスなんて会社も記憶に残っている。
コスモスでネット検索してみると、こんなホームページを見つけた。http://cosmos.bb-cart.com/
コスモス洋品店という昭和レトロの古着屋で、サイケデリックなイカした洋服が揃っている。コスモスの地味な花とは対称的な派手さがいい。

写真は福岡のある漁港の片隅で見かけた自販機。コスモスはかつて子どもの夢でもあったのだ。

2005/10/08(土) 揺れる2005年
あんまり友達が多くない私だが、数少ない友達は国内よりもむしろ海外にいる方が多いように思う。特にインド、パキスタン、ネパールに多い。現地で知り合ったこともあれば、日本でインド料理屋などで働いていて知り合ったという経緯もある。共通の話題があれば、知らない同士でもすぐに親しくなれるものだ。そしてお互いの国の歴史や文化を知っていれば、さらにそれは深まるといえる。

そんなわけで、インドやパキスタンで大地震があれば心中穏やかでない。気持ちを通わせた人の多くいる国で起きた災害には心が揺れる。マグニチュードで比較すれば阪神大震災よりも酷いと思われ、日本ほどライフラインや交通事情も整備されていないだけに、被害はかなり深刻になるのは必至だろう。先進国のように耐震の建物は少なく、耐震はおろか鉄筋の建物すらごく少数の国であるだけに、かなり悲惨な状況が推察される。

震源はイスラマバード北北東100キロ付近というから、私の友人の父親が遭難した標高8100メートル超のナンガ・パルハット山の付近になるが、被害は多方面にあるようだ。パキスタンは日本のように縦長の国土で、首都のイスラマバードは北部にある。在パ邦人の多く、というより各国の特派員などはその周辺に多く住んでいるだろうから、その安否が案じられる。泊まったホテルや救世軍のホステル、美味しかったパン屋、中華料理屋、両替した銀行など、私が触れた人々が無事であることを願うばかりだ。

日本人医師としてパキスタンで医療活動をしている中村哲医師は、イスラマバードよりさらに北部のペシャワールが拠点だけに、さらに心配される。中村医師が作家火野葦平の孫であることを、今日の地元紙で読んだばかりだった。彼は私の出た学院の先輩でもある。私の在校時にはすでにペシャワールで活動していたが、これほどの地震に遭ったのは初めてではなかろうか。

どうやら犠牲者は千人を軽く超えそうである。今年は大規模な地震が各地で頻発する年だ。そういいながらも、福岡でも今後安心できるわけではない。今一度非常時の対策を反芻し、心に備えておかなければならない。

2005/10/07(金) 可愛ければ許されるのか?
先日型を取った金属が出来上がる日なので、また歯医者へ出かけてきた。運良く今日もお気に入りの可愛いコに当たったのだが、そのコが前回の型取りで失敗していたことが判明し、なんと再び型取りするすることとなった。この歯科では型取りは全て歯科助手の衛生士だけで行う。

担当は別の衛生士だったが、実は去年暮れの治療のときにも1度型取りで失敗したことがあり、歯科の負担で取り直したことがある。同じ箇所かは覚えていないが、2度目の型の取り直し。しかも差し歯が落ちるという技術的に信頼に欠けることがあったので、総合的に見るとあまりいい歯科ではないことになろう。

しかし可愛いから許そう。普段は女性にモテる外見のいい男は努力しない奴が多いとかひがみ混じりに批判したりしているが、自分も外見で判断している矛盾は否めない。いやいや、このコは可愛いだけでなく、しっかり仕事もしているのだ。診察台に座り、センセイの手が空くまでの待ち時間には、私の歯を一つ一つ覗き他に虫歯がないか見てくれたりする。他の衛生士でそこまで気の利いたコは他にいない。商魂逞しいとも言えるが、健康のために言ってくれているに違いないと解釈しよう。それに空き時間を有効に使うという点でも有能である。ただボサッと待つよりも、彼女とコミュニケーションできるだけこちらも嬉しいというのもあるが(^^;)

ということで、今日は型を取り直して終り。診療費はタダだった。もう1回彼女に会えることになったのでよしとしよう。センセイに叱られて、「今度はちゃんと出来るのか?」と聞かれ、「ハイ」と泣きそうな顔で答えていた表情はものすごく可愛かった。しばらく引っ込んでいたけど、泣いていたのかもしれない。

診察券を返してもらうときに、「本当にすいませんでした」とだいぶ落ち込んだ顔色で謝ってきたので、センセイに聞こえないくらい小さい声で、「気にせんでいいけんね」と囁いておいた。ひょっとすると私の治療中の歯が、例がないような特殊な現況や形状なのかもしれないし。

夜の店の店長では女のコを叱る役ばかりだったが、たまにはフォローする役をするのもいいものだ。外見ほど気にせず内心ケロっとしているしたたかな女性が多いことも女性だらけの職場の経験上先刻承知だが、やっぱり可愛いから許そう。

2005/10/06(木) BOXティシュ商戦
一人暮らし歴が長い私は、主夫歴も長いことになる。この日記にときどき書いているように、日常の中では生活臭さにまみれていることも多い。今日はちり紙(BOXティッシュ)の話である。

最近ちり紙はずいぶん安くなったが、BOXティッシュの場合は多くのメーカーで量目の少ない商品にすりかえているので、実際はあまり安くなったとはいえない。そもそも有名どころのBOXティシュは1箱に200W(2枚×200)入りが標準だったのだが、価格競争のドサクサにまぎれて中身を少なくし、エリエールやクリネックスは安売りを見越して180Wの商品を市場に送り込んでいる。スコッティなどは160Wと2割も少ない商品である。以前からノーブランドのティッシュは150Wというのがザラだったが、有名どころまでもがそういう商法になったことは残念だ。ネピア(王子製紙)のように200Wをそのまま主力商品にしている一流メーカーは少ない。

吉塚駅にミドリ薬品ができてから、毎週売り出しのチラシが新聞に折り込まれるようになったが、ティッシュが安いのでよく買いに行く。ボックスティッシュは5Pで198円であれば安い方だが、166円と激安。しかも閉店間際の22時頃行っても買えるほど在庫は豊富で、その上スコッティやエルモアという有名どころ。スコッティは160Wだが、エルモアは200W。ナショナルブランドの商法に騙されず、堅実なローカルブランドのエルモアを買う。エルモアは愛媛本社のカミ商事生産の商品。東日本ではあまり見かけなかったが、九州地区ではよく売られている。紙質はナショナルブランドの商品にそれほど劣らない。

というわけで、写真のように一人暮らしとは思えないほどのティッシュのストックになってしまった。オイルショックでパニックになった世代を冷ややかに見ていたが、車に部屋にとよく使うのであって困るものではない。最近はガソリンスタンドで給油しても、ティッシュをくれることはめったにないし。

余談だが、実家近くのミドリ薬品では同じBOXティッシュが198円で出ていた。同じ東区でも店舗によって値段が違うようである。箱崎地区は競争激化しているのでとりわけ安いのかもしれない。

2005/10/05(水) 客が見てますよ
ひるパスを購入したからには、普段乗ることができない区間のバスにも乗ってみたいものだが、零細路線には朝と夕方しか便がないところもあり、昼パスが通用しないところもある。赤間営業所からの波津線などは、最終便が朝の6時台と、昼パスどころか地元に住んでいないと乗ることができない路線もある。

本数が少ないながらも、昼間でもパラパラとダイヤが組まれているところはまだいい。那珂川町や早良区の山間部などは昼間にも乗れそうだ。きのうはある営業所から県境の山奥まで乗るつもりだったのだが、運転士が気に入らなかったので途中で降りて引き返してきた。始発の営業所を10分近く遅れてバスが出てきたのも想定外だったが、両替機のところに漫画本が置かれていたので不信感は尚更強まった。運行中のバスでは珍しい光景なので、記念に撮影しておいた(写真)。よろしくないのは勤務態度だけでなく、運転も荒かったので不快になった。そのまま乗ると、帰りもその運転士になるので、別の便もあるところで降りたわけである。

その便には私ともう一人しか乗客はなく、一人は途中で降りたので私が降りると客はゼロになったのだが、私を降ろすとバスを止め、エンジンを切ってそこでしばらく休憩していた。山奥への路線は運転士にとって格好の息抜きなのかもしれない。これほど客も車も少ないと、少々遅れても飛ばせば10分くらいはすぐに詰められるのだろう。というより、平日昼間に山間部の県境に向かう路線など、人が乗ることなどほとんどないのかもしれない。

今週の写真週刊誌に私鉄の電車運転士が、運転席に缶酎ハイを持ち込んだ写真が掲載され物議をかもしているが、公共交通機関の運転士に限らず、自分一人で行う仕事はどこまで自分を甘やかし、どこから厳しくするかは難しいところだろう。以前はバスの運転席の横に、食べかけのパンを目つけたことがある。回送中のバスの運転士が煙草を吸っているのを目撃したこともある。とやかく言うつもりはないが、せいぜい事故のないようにしてもらいたいものである。

2005/10/04(火) 10時から17時まで
今月は西鉄バスのひるパス(http://www.nnr.co.jp/bus/hirupass/)を買ったので、今日は西鉄バスに乗って出かけてきた。以前、宗像でスナックをしていたので、久々にその地へまずは出かけてみた。

駅前にあったなかなか美味しいラーメン屋は跡形もなく、パチンコ店は経営が変わり違う名前になり、スーパーマーケットは潰れて大手の資本で立て直されていた。僅か5、6年でずいぶんと変わるものである。少し歩けば県道の左右は田んぼが広がる光景はほとんど変わりないのだが、田舎での文明社会は移ろいやすいようだ。

行きは天神から国道495号線(旧国道3号)を通る26Aの赤間行きを利用したので、同じ経路で帰るのは面白くないと、帰りは赤間営業所から国道3号線バイパス経由の急行バスで天神へ戻った。赤間営業所はロケーションもすっかり郊外だが、乳母車を引いた老婆や、のんびりとバスを待つ客の雰囲気も郊外のバスセンターという感じ。そして売店にある煙草の中から、長らく見かけなかった缶入りピースを見つけたことが最もインパクトがあった。盛り場の店の名前はあれだけ変わってしまっているのに、そんなとんでもなく古いロングセラーの煙草が渋太く残っているとは。

天神に戻ると昼過ぎ。今度は南に向かい野間四角で降りて何年かぶりに勝龍軒で100円ラーメンを満喫し、那珂川町の山奥まで本数の少ないバスに揺られ渓流を眺めてから長い道のりを戻り、17時ぴったりに家の近くでバスを降りた。今日1日の運賃を合計すると4060円。最初の1週間で元は取れそうである。フリー区間内の乗車を無理なく効率よく使うのがひるパスの正しい使い方だとは思うが、庶民としてはまず元を取ることに固執してしまう(苦笑)
今日の出費は、ラーメンの100円と缶ジュースの120円で合わせて220円。JR近郊区間の初乗り大回りに匹敵するようなエコノミーな休日の過ごし方だったかも(^^;)
(写真は売店の缶ピース)

2005/10/03(月) ケガの功名?
差し歯が落ちたので重い腰を上げて歯医者へ出かけた。7月6日に1個落ちたのでこれで2個目。今回は前歯なので覚悟を決めて治療することに。それにしても1年経たないうちに2本も抜けるとは。今度の治療でもまた不完全なら、また別の歯科を見つけるかなどと考えながら出かけた。

11ヶ月ぶりに歯医者へ行ってみると、3人のうち2人の歯科助手が入れ替わっていた。新顔の一人は私好みの可愛いコだったのでよかった。しかし1年足らずで2人も入れ替わるなんて、あんまり居心地のよい職場ではないのか?

センセイに、「治療してからまだ1年も経ってませんよね」と言ったのが効いたのか、1本の方は金属の土台ごと入れ替えることとなったが、歯医者の方で負担してもらえるようだ。タダならいいや、と言いたいところだが、歯科の治療には痛みが付いてくる。痛いだけ私の損ということか。

もう1本の方はすんなりセメントで固めるだけかと思いきや、細かく研磨で仕上げ、おまけに麻酔まで打ってこちらの歯も少し削られ、歯茎までレーザー治療された。前歯の麻酔は痛いのだ。可愛い助手のコの「痛いですけど、我慢してくださいね」という笑顔で何とか乗り切ったが(^^;)。そもそも治療する理由は、虫歯になった私にあると思うのだが、可愛い顔が見られたからいいか。

お気に入りの助手は、大塚愛のようなキャバクラ系で愛想のいい女のコ。キャバクラではこれほど顔を近づけた接客はしてくれないだろう。気のきくコで、治療する前にいろいろと声をかけてくれるのが(・∀・)イイ!
一方の歯の金属の土台が出来てからもう一度治療を受けることになったが、それも楽しみになった^^
歯医者はやはりずっとここに決めようかな(笑)
3人いるから、あのコが付くとは限らないのが気がかり。指名はできないだろうか(^^;)

2005/10/02(日) 最近の愛猫
このサイトを見ている方の多くは職場からのアクセスのようだ。日記についても同様で、土日のアクセスは平日に比べると6割程度のアクセス数である。

そうなると書いているこちらの方も、土日祝日の日記は平日よりも気楽になる。さらに月の最初の日記は過去になればページの下になるため、くだけた内容にすることが多い。よって今日は我が家の猫の話でも書こう。

ここ何ヶ月か、動きがすっかり鈍くなったのは夏の暑さのせいだとばかり思っていたが、秋になって涼しくなってもほとんど寝たきり。10才を超えて人間で言えば老齢に近づいてきたことで、部屋の中を走りまわることはほとんどなくなってきた。

この夏くらいから、1日中ほとんどを寝て過ごしている。人間ならば寝すぎると体がだるくなったり痛くなったりもするが、猫はそんなことないようだ。猫の名の由来は寝る子だという説もあるらしい。たまに起き出して少し歩いたかと思えば、また場所を変えて寝ることの繰り返し。最近秋らしく涼しい日には窓を開けて部屋に風を入れているが、そんなときは網戸の縁でひなたぼっこをすることもあるが、日がな1日ソファの上か電話の横で概ねゴロゴロしている。

寝る合間にすることといえば、エサを食べるか用を足すかである。猫のエサは一般的に12時間おきの1日2回で、我が家では仕事から帰ってきたときと仕事に出る前にそれぞれ与える。池の鯉でさえ、エサをやる人の足音が聞こえたら岸辺に寄ってきて口を開けて待つようだが、うちの猫も私が帰宅するときは足音を聞いて玄関まで来て待っているし、出かける前にノートパソコンを閉じる音を聞くと、すぐにエサを食べる場所の前に行きアピールをする。

一種の条件反射なのだろうが、これはエサの時間だけに起こるものではない。同じノートパソコンを閉じる音でも、私が寝る前に閉じるときはベッドに先に上がって待っている。ゴロ寝ばかりしているようで、動物的勘は結構鋭い。ほとんど寝ているからといってあんまり油断できないのである。

2005/10/01(土) 年に5回の日
仕事ではなく個人的なことなのだが、月の初めの朝に忘れずにしなければならないことがある。といっても毎月ではなく、1年のうち約半分の5回ほど。さらに細かく言えば、3、5、7、10、12月の1日である。腕時計集めをしている私は、竜頭を回して日付の修正を行うのである。

腕時計といっても、今や市場のほとんどを占めている電池式のクォーツではなく収集のほとんどが機械式なので、毎朝ネジを巻いているため日付を修正するのはそのついでの作業にすぎない。デジタル時計や電波時計はもちろんのこと、機械式でも今はパーペチュアルカレンダーという機能が付いているものは、2100年くらいまで日付や曜日の修正が要らないモデルも出てきている。便利になったものだ。

その昔、英国紳士の1日は時計を巻くことから始まるとか言われていたが、手巻き式からやがて自動巻きが出たあたりでその習慣はなくなっていったのだろう。最近毎日2時間ほど歩いているが、元々人間の体には、自動巻きの時計の1日分が巻き取れるくらいの運動が必要だということだろう。電池式クォーツ時計の普及は、生活習慣病の進行と足並みを揃えてやってきたような気もする。

幸い最近の自動巻きの時計には、運動不足の現代人をアシストするように多くのものに手巻き機能も備えられているが、私のような時計マニアの収集家には有難い話である。むかしの自動巻きモデルにはそんな便利な機能がなく、暑くもないのに扇風機に吊るして首を振らせたりしたものだ。もし将来ほとんどの時計で年に5回の日付回しが不要になるとすれば、その頃の人の生活はさらに不健康になっているような気がしてならない。


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