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2005/10/22(土)
マルちゃん、メキシコで大ヒット
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メキシコでマルちゃんの即席ラーメンが大ヒットしているという。メキシコで去年十億食売れた即席ラーメンのうち、マルちゃんのシェアは85パーセントほどという。驚異的な数字である。今やメキシコでは「マルちゃん」という単語が「簡単にできる」「すぐできる」という意味で使われるという。
関東ではマルちゃんといえば即席めんでは売れ筋メーカーのひとつだが、福岡ではそれほどではない。西日本の食品バイヤーはマルちゃんとは言わずに、東洋水産という社名を略して「とうすい」と呼ばれることが多い。それほどブランド力はまだまだである。こちらにはマルタイやサンポーなど、ローカルブランドが根強いこともあるだろう。
そんなマルちゃんだが、近年福岡でもようやく営業に力が入ってきた。関東で主力商品のトレーワンタンが、最近ようやく特売アイテムにも名を連ねるようになってきた。しかしまさかメキシコで花開いているとは知らなかった。先日からマルちゃんのカップめんを立て続けにいくつか食べたのだが、かなり旨いと感じていたところだ。天神FMの昆虫DJ大田こぞう氏は「バリうまとんこつラーメン」を絶賛していたが、私は九州地区限定発売の「バリうま長崎ちゃんぽん」に一票を投じたい。クリーミー仕上げと書かれたスープも旨かったし、麺もしっかりした太麺でちゃんぽんらしかった。地元スーパーのマルキョウで78円で買ったのは申し訳なく感じたほど。これまでカップちゃんぽんはマルタイ派だったが、乗り換えようとさえ思うほど。
メキシコでは米や豆を使う伝統的な食文化が変わってしまうのではないかと危惧されるほど、爆発的なヒットとなっているらしいが、福岡でも伝統的なとんこつ味がトレーワンタンの進出により、しょうゆ味が好まれるようになってしまうのではないか・・・なんてことはないだろう(^^;) それにしても最近は福岡でもしょうゆ味のらーめんを出す店がずいぶん増えてきた。食習慣が少しずつ変わりつつあり、その追い風によって営業力を強化しているのは確かだろう。
ちなみにたとえばマルちゃんの激めんは関東ではしょうゆ味のワンタン麺だが、福岡ではとんこつ味である。境目はどこなのだろうか。
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