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2005/10/23(日)
ふたたびマルちゃん
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きのうの日記を書いていて、小学生の頃クラスにマルちゃんというあだ名の女の子がいたことを思い出した。
マルちゃんは小学校近くにある大衆中華料理店の娘で、顔が丸いのでマルちゃんと呼ばれていた。明るく性格の良い子だった。席替えがあっても、いつも近くの席になりよく喋っていた。異性というより、同性の友達という感覚でいたように思う。
私は小学5年のときに世田谷から福岡へ引っ越したので、そのときマルちゃんともお別れした。18歳で上京しふたたび母校の小学校を訪ねてみると、学校のそばにまだマルちゃん家の中華料理屋はあった。そのときは何となく照れくさいやら恥ずかしいやらで店に入れずに帰ったが、次に行ったときはもう店はなくなっていた。あのとき店に入っていればよかったと思う。大人の今なら気軽に店を覗いてご両親に挨拶でもして、同級生の近況などをおかずに食事をして帰る余裕もあるのだろうが、弱冠18歳の私は今では信じられないほどシャイだった。
マルちゃんは、東洋水産の商品がメキシコで大ヒットしたニュースを聞いただろうか。マルちゃんと呼ばれていたこともすっかり忘れているかもしれない。自分だって幼少期のあだ名など忘れているし。でも先日実家に帰って幼稚園の頃のアルバムを見たら、クラスメイトの名前はほとんど覚えていた。みんな元気にしているかな。
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