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2005/10/25(火)
犬のフリ見て
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他県に比べ福岡にはモラルの低い大人が多く、バスを降りるときに出口をふさいで両替をし、乗客だけでなく後続の車までも遅らせながら平然としている非常識さんは驚くほど多いし、朝早くの天神では、立派なシティホテルの従業員が平気で路上に自転車を放置してホテルの通用口に消えていくのをよく見る。屋台では酔客だけではなく従業員までも立ち小便することが日常化しているし、ドライバーはブレーキをかけてから方向指示器を出すのがほとんど。
そんなことを一度もしたことがないし、これから死ぬまで一度もしないであろう他の常識人からみると、お前はバカかと説諭したくもなるところだが、人間には感情があるので頭ごなしに叱り付けてもかえって逆効果だろう。啓発というものは難しい。ただでさえやるべきことができない人には、やんわりと正しいことを伝えたり良心に訴えなければ、そうそう心を開くことはないだろう。
今日甘木で見かけた写真の看板は、なかなかユーモラスでよかった。こんな感じで柔らかく啓発していくのが、社会の穢れを浄化する良策なのではないだろうか。イラストでは犬が恥ずかしそうにしているが、恥ずかしいのは飼い主だと意味しているとも取れる深い作品だと思う。
インドに行ったとき、駅のゴミ箱には「Use me!」と書かれていた。人間に言われると機嫌を損なうので、動物や物に代弁してもらうといういい例だろう。動物や物の前で恥ずかしくない行動をとれる人間でなくてはならないのだが。
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