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2005/11/15(火)
一宿一飯の義理
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岩田屋で行われている北海道物産展へ行ってきた。行ったのには目的があって、ししゃもの大野商店へ顔を出すためである。今年の8月28日のギャンブル日記に書いたのだが、夏の札幌競馬で万馬券を当てた。そのときの2着の馬が、鵡川でししゃも加工販売を行っている大野商店所有のその名もシシャモムスメ号だったのだ。
その前に岩田屋で北海道展があったとき、大野商店が出店していて、友人とともにそこの売り場の担当者と競馬の話で花が咲いたのだった。ししゃもを買わないのに焼いて食べさせてくれたし、恩義を感じて馬券を買ったら、近走さっぱりで9番人気という低評価を覆し、激走して2着に踏ん張り万馬券となった。
儲けさせてもらったのだから、しっかりと恩返しするのが流儀。ということで大野商店の販売ブースへ顔を出し、馬券的中の報告とともにシシャモのオス10尾を購入。早速持ち帰り焼いて食べてみた。
生まれて初めてオスのシシャモを食べたのだが、身に脂が乗っていて適度な苦味もあり、けだし美味である。これまでシシャモは卵のボリュームが全てだと思っていたが、子持ちのシシャモとはまた違った美味さで、私はオスの方が好みである。ハタハタをシャープにしたような味とでも言ったらいいだろうか。酒の肴にもご飯のおかずにも両刀使いできる。
今回大野商店の冊子を見て知ったのだが、これまで私がスーパーで購入していた「ししゃも」はシシャモではなく、「カペリン」というキュウリウオ科の別の魚で、シシャモの代用品らしい。写真を見ると、一般にスーパーで売っているのは全てこのカペリンのようだ。市場のシシャモの9割がカペリンという。本物のシシャモはオイカワやワカサギのように身が黄色く、ウロコの目が大きくはっきりしている。とは言っても、今後も我が家の食卓に上がるのは、圧倒的にカペリンの方だろうが。 http://www.do-shokoren.or.jp/mukawa/mukawa2400.htm
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