|
2005/11/24(木)
幸か不幸か
|
|
|
天神3丁目のあたりを歩いていると、サラ金会社のおねえさんからティッシュを貰った。それにはスクラッチカードが添えられていて、クオカードが当たるという。スクラッチをこすってみるとあたりと書いていた。携帯電話機のセールスのようにどうせほとんどが当たりになっていて、事務所に連れて来て契約させる手口なのだろうと思っていたら、配っていた女性に見せるとちょっと驚いていたので、あんまり当たりはないようだ。エレベーターでビルを上って、サラ金会社のカウンターへ行ってみた。
そこには、カタギの会社では見かけることがないような、目つきの悪い事務員が不似合いな愛想を振りまいて座っている。私は以前にサラ金を借りていたことがあったが、何年も前に完済して縁を切りもう二度とくることはないと思っていた。こうした形で再訪することになるとは、先のことはわからないものである。
アンケートに答えてくれというので素直に書いた。趣味を尋ねる項目の中に「ギャンブル」という選択肢があったので、他の欄よりも大きく○をつけてみた(笑)。その趣味に1ヶ月に使う金額はという問いには、3〜5万円と記す。旅打ち、遠征費も含めるとそのくらいか。格好のカモと思ったかもしれないが、過去に消費者金融を利用したことがあるというところに○をし、今はカード類は一切持っていないというところにも○をしたので、一筋縄でいかないことも伝わっただろう。
やがて月末になるので数字に追われているのだろう、「よろしければカードだけでも作りませんか」と笑顔をくれたが、今は審査を受ける時間がないからと経験者ならではの断り方をして辞した。クオカードの500円分は儲かったような気がするが、これまでサラ金に納めた高額な利息を思い出すと焼け石に水である。これからどれだけポケットティッシュを貰ったとしても、それを埋めることはできないだろうが。
|
|
|