日常日記
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2005/11/27(日) 福津市に残る「パチンコ大賞」
福津市へ出かけ、ある小型のショッピングセンターへ入ったところ、服飾売り場の片隅にお子様向けのゲームコーナーがあった。ゲーセン好きの私だけに吸い寄せられるように近づいて見てみると、ゲームのパチンコ台がある。その中の1台に「パチンコ大賞」があるではないか。

「パチンコ大賞」は平成2年に西陣から発売された羽根物(2種)であるが、21世紀の現在も稼動中なのは国内に1、2箇所だけだったと思う。ゲームセンター仕様とはいえ、これはちょっとした発掘にほかならない。パチンコ大賞は数ある羽根物の中でも名機といわれる傑作。打てるだけでもパチンカーとしては至福といえる。

ひとまず服飾の買い物を済ませ、台に近づいてみる。電飾は付いているし、状態もそれほど悪くないので問題なさそうだ。が、しかし、壊れていた。まず100円玉を受け付けないし、ハンドルのところがスライドしないし動かない。握った瞬間に違和感を感じるほど。これではおそらく100円玉を受け容れたとしても、ハンドルやバネが動くことはないだろう。無念である。

珍古台(パチンコの古い台)を探索していると、その台に出会いながら故障しているというオチは非常によくあることなのだが、外観の程度が良かっただけに、回りで普通に母子連れが遊んでいた平和な空気が流れていただけに、しばしボーゼンとなってしまった。そんな母子を見ていると、「母をたずねて三千里」のマルコのように、辿り着いてみるとほんの僅かな差で捜し求めていた相手と行き違いになり、そこにあるのは抜け殻だけという光景を思い出してしまった。この展開を心のどこかに予期していながら、また今回も同じ悲劇に遭うというパターンである。


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