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2005/11/06(日)
心のある仕事
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ヤマハ福岡店でCDを買ったら、袋を留めるセロテープの端を折り曲げて貼ってくれた。つまり開封するときに簡単に開けることができるようにしてくれたことになる。ちょっとした気遣いなのだが、たったこれだけのことをしてくれる人は世間には少ない。ほんの少しの手間だけで済むことなのだが。
例えば私がよく行く精肉店で食肉を買うとき、高校生のバイトのおねえちゃんはいつもビニールをカタ結びにしているので開けにくい。行きつけの八百屋のおばちゃんもカタ結びでぎゅっと締める。方蝶結びにしてくるだけで、簡単に開けることができるのに。
これは人に教えられてすることではなく、自分で考えてするべきことではないだろうか。私は新入社員の頃、名刺は両手で受け取るようにと教わったが、それを応用して相手をどう慮る行動を取るかは、いちいち教えられることではない。ヤマハが接客マニュアルとして励行しているのか、レジの女性が自主的に気を利かせてくれたかはわからないが、どちらにしろ私にとってヤマハのイメージは向上することになる。音を生み出す企業だけに繊細な心の持ち主が多いのか、とか考えたりする。
ヤマハ福岡店は、地震のときにガラスが落下して全国的に有名になった福ビルの1階にある。レシートを見るとK谷さんの名前になっている。他の人のレジのときにどうなるか、ちょっと楽しみでもある。
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