日常日記
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2005/02/07(月) 動物園の門の跡
家の近くに小学校があるが、その場所はかつて動物園があったところのようで、門だけが残され動物園が閉鎖されたいきさつが書かれている。

それはまだこの国が干戈を交えていた頃にまで遡り、昭和19年に戦火が激しくなり閉鎖されたという。戦争で動物を養うどころではなく、入園者も激減したようである。童話「象のいない動物園」でもお馴染みの、戦争と動物園の動物の哀しいストーリーは福岡にもあったようで、象を模した門だけが今も残されている。

しかし残念ながらこの場所は裏通りにあり、地元の住民にもほとんど知られていないと思う。すぐ近くに地下鉄の駅があるが出口に何らかの案内があるわけでもないし、新築の高層マンションがあるばかりの周囲は地域の歴史を伝える人もいない。

もう60年も経ったというのに、未だに戦争は続いているのは情けないやら空しいやら。この矛盾を小学校ではどう教えているのだろう。


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