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2005/03/10(木)
猫のような犬
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私がいつも行く渓流釣り場の近くに集落がある。近場の渓流釣りは毎年同じ場所に行くので、釣り場への道すがらにある家々の表札も覚えるほど。そんな道をゆっくりと歩きながら、澄んだ空気を吸いながら、山の景色を見ながら、鳥の鳴き声を聞きながら、いつも釣り場へ向かっている。人とすれ違うことはほとんどなく、飛んでいる虫やその辺りの家で放し飼いにされている犬くらいにしか会わないので、都会での人いきれや人間関係に疲れたときにはいい気分転換になる。
いつも通るその集落の途中の家に、柴犬系の犬が放し飼いにされている。釣りに行くときは毎度コミニュケーションをとるようにしている。山奥の集落だけに通る人も少ないのだろう。そして生涯いじめられたことなどないのだろう。私のようなのべつ無愛想で不機嫌そうな人物でも、気軽に近寄ってきておとなしく頭やあごの下を撫でられて気持ち良さそうにしている。私がテクニシャンだからか(^^;;)
この犬、ちょっと変わったところがあって、体を撫でると猫のようにのどをゴロゴロと鳴らすのである。手を離すとピタリとのどを鳴らすのを止める。今までいろんな犬を見てきたけれど、こんな犬は初めて。猫のゴロゴロは母親の授乳のときの名残りらしいが、この犬も授乳のときにゴロゴロ言っていたのだろうか? (写真は冬毛の残る猫っぽい犬)
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