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2005/03/14(月)
センスは大事です
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今日はホワイトデー。バレンタインデーも、菓子業界の陰謀により、いつの間にかチョコレート商戦のターゲットとして発展したが、ホワイトデーもそれにとってつけたかのように、後付けで発生した日である。ホワイトデーを世に広めたのは、実はあまり知られていないが福岡の石村萬盛堂という菓子舗である。
もらった物に対してお返しをするというのは自然なことであるが、折角お返しをするなら相手に喜ばれ、しかもこちらのセンスを評価される方がいいではないか。何をするにもセンスは大事。電話のかけ方も、料理の盛り付けも、猫の撫で方も、遊びの誘い方も、服の脱がせ方も、やり方ひとつで台無しになることもある。電話を切られるか、料理がまずくなるか、爪を立ててひっかかれるか、いつも断られるか、やっぱり帰ると言われるかは、センスひとつにかかってくることだってあるのだ。
人に何かを贈るとき、よほど特別な場合でなければ一般的にはふらりと買い物へ行き、その辺に陳列されているものの中から選ぶだろう。しかしどんな物にしても同じくらいの値段で、質や外観が明らかに優れているものが探せば必ずある。しかし探すのに時間や労力がかかってしまうのが現実。今からそんなハイクオリティ・ローコストな物を探す時間はない。
ということで今年はともかく、今から来年用を考えておくのだ。私などは誕生日プレゼントをする相手には、誕生日のずっと前から気にしておく。するとそのうちにいい物が見つかることが多い。時計などの場合は、保証書の日付がずれるのが厄介なのだが。いい品は見つけたそのときに買わないと、チャンスを逃すとなかなか再会は難しかったりするのである。
たとえ贈る相手に特別な思い入れがなくとも、吟味して贈り物をすれば、そのセンスは相手に確実に届くし、その周辺にも伝わるものである。そしてそれが他のことへの信頼にもつながり、やがていろいろとおいしい話も転がってくるのである。そう信じて、折角年に一度、男性から女性に贈答できる機会だから、吟味した物を贈ることにしている。 (リンクは本文とは全く関係なく、ちょっとした冗談です) http://www.bekkoame.ne.jp/~t_kaga/food/hchoco.html
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