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2005/03/18(金)
冬の輪舞 ふたたび
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昼メロの「冬の輪舞」が佳境に入ってきた。放送クールは3月末までなので、今がまさしく佳境。
制作が昼の連続ドラマの老舗東海テレビであるだけに、昼メロ特有のドロドロとした展開が人気のようで、この日記の読者にも視聴者がいるほど。ストーリー展開やキャスト、脚色なども良く出来ているが、特に感心するのが台詞。争い事のシーンなどは、相手を攻撃する一言が実に的を得ていて、深い経験がなければ指摘できないような鋭い台詞を織り交ぜて罵り合う。それは日常生活では口に出すことはできない社会のタブーなどを深くえぐり、現実では言いたくても言えない視聴者の代弁ともなり深い共感を得る。
そして1日の放送時間が20分ほどと限られているため、台詞の一言一言が濃縮されていて、短い台詞にも深い含蓄や強い意志が込められているものも多く、瞬時に核心を突いたりする効率の良いやりとりが目立つ。それは時に大げさすぎる「絵」の力も借りながら、凝縮したドラマを展開させていくのである。
殺人者となった千鶴子は、姿をくらました後に小さなスナックを始める設定。わけあり=水商売という図式は、世間の水商売に対するイメージにまた拍車をかけること必至。しかしそのいきさつや話の流れは、私が水商売で見た実在の人物以上にリアリティがあるのも、よく描写できていると感心する。千鶴子役の黒坂真美の、水商売系のメイクや役造りは(・∀・)イイ!
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