|
2005/04/21(木)
渋太いメロンパン商法
|
|
|
ずいぶん前に日記に書いた呉服町のメロンパン屋だが、結局開店から1年以上経ったが、私の予想に反して変わらず営業を続けている。しかし行列ができるほどのにぎわいを見せたのは開店直後だけ。当時数人はいた従業員は2人のみとなり、それも最多で2人見かけるときがあるが、ほとんどの時間帯は1人で焼き手から売り手まで全てこなしているようだ。
さすがにメロンパン1本では商売は難しいと踏んだのか、フルーツメロンパンやいちごメロンパンなどメニューも増えた。と言っても、メロンパンにフルーツやいちご、クリームなどを挟んだ単なるバリエーションである。蒸し器を使って点心も売っているようであるが、こちらは買っている客を見たことがない。
というよりも、メロンパンさえ買っている客を見ることは珍しくなった。毎日店の前を歩いて通勤していて、行きも帰りも店が開いている時間に通るのだが、足を止めている客はなかなか見ない。いつもそばを通るだけで派手な呼び込みをするので、こちらとしてはちょっと鬱陶しいというのが正直なところ。
それだけ客が少なくて、果たしてやっていけるのかと心配していたら、先日貿易センタービル(元のエレデ博多寿屋のビル)の前で、自転車に乗せて移動販売しているのを目撃した。すぐそばにはスベンスカという大きなパン屋があるというのに、ゲリラ戦に挑むとはなかなかやり手である。意外にしたたかな店なのかもしれない。
などと考えていたところ、おととい荒尾に行くときに西鉄の大牟田駅を降りたら、駅前に同じ系列のメロンパン屋ができていた。雨後の筍のごとく乱立しているメロンパン屋だが、京都系だとかいろいろライン(派閥)があるようだ。一旦下火になったと思っていたメロンパンだが、まだまだ渋太く根付いていきそうである。
|
|
|