日常日記
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2005/04/09(土) 18年前の・・・
その昔、若かりし頃に私があることに真面目に取り組んでいた時期があるのだが、今日はその頃師事していた方の命日である。早いもので18年もの歳月が過ぎてしまった。その日は4月でありながら、何十年ぶりかで大雪が降った寒い春の日だった。各社の新聞を集めるため、駅への階段を駆け上がった記憶はもう遠い。自分は生きているから走れるし新聞の記事を読むことが出来るなどと、走りながら生について若い私は一瞬だけ真剣に考えたことが思い出される。ほとんどの新聞が一面に採り上げていたが、もし今同じ死に方をしたとしても、それだけの扱いを今日の新聞がするだろうかは疑問である。

去年この時期に上京したのは墓参りも大きな目的だったが、おととしは師が好きだった唐津の街でこの日を過ごした。対馬や平戸も気に入っていたが、唐津と松江はとりわけ好きで、実際住みたいと家を探すことまで考えたという。

師は晩年の大半の時間を、ハンセン氏についての取材に費やしていたようだったが、様々な事情からその成果は世に出ることはなかった。ここ何年かでハンセン氏病に対する僻見もようやく社会的に光が当たったが、師はそれをどう見ていることやら。

師と私とのつながりは、郵送されてきた葬儀の後の挨拶状と、生前もらった万年筆だけが残されている。その万年筆も、ここ何年かほとんど使う機会がなくなったことは勿体ない思いだ。


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