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2005/05/13(金)
♪オンボロボロロ
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北海道フェアで子持ちニシンを買ってきた。 カニやいくら、うにが花形で、それに続くのは帆立やししゃもといったところで、ニシンは人気薄のようだ。言わずと知れた数の子になる子を宿していながら、1尾630円でも安いほうだと思うのに、マネキン(売り子)さんは2尾なら千円でいいという。
とりあえず1尾買って帰り焼いてみた。これが感動的に美味かった。一般的には腹にいくつか切れ目を入れて焼くとよく焼けるのだが、あえて切らずに強火で焼き、ミディアムレアでいただいた。旬の極みのさんまや、鮭のハラスが相手にならないほどの脂の乗り。ジョイフルのハンバーグにも勝るかも(笑)。魚焼き器全体が炎に包まれるので、あっという間に火が通る。表面を焦がし、身や卵が半生な塩梅で食べたら最高だった。炙りトロのようでもあるし、流行の豚トロのようでもある食感だった。ニシンは春先の今が旬。美味すぎる。
今日はまた、別の売り出しの商品を買うため岩田屋へ行ったので、今度は2尾買ってしまった。縞ホッケは1尾千何百円するが、私なら断然ニシン2尾だなぁ。最近の少食で、1度に半尾しか食べられないので、しばらく同じメニューになりそうだ。
それにしてもかつてはニシンで御殿が建つほどだったそうだが、北海道フェアの片隅で縞ホッケや赤魚の陰に隠れるほどの存在になったとは。ニシン御殿も今やさびれて、オンボロボロロ・・・。
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