日常日記
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2005/06/15(水) 仕事が楽しい?
くだらないネタが続いたところで、今日はまじめな話をしてみよう。仕事の話である。

職場の後輩が、「仕事が楽しいなんて人が、この世の中にいるんですかね」と聞いてきた。多分いないだろうと答えた。自分の望んだ仕事に就いている人は僅かながらいるだろうが、きっと仕事が楽しいなんて人はいないだろう。仕事が充実しているとか面白い(interesting)と感じている人はいるだろうが、充実や興味深いのと楽しいのは違う。真剣に仕事をしていれば、楽しいはずはないと思う。

楽しいことでも、仕事にすると苦しみになることが多い。私は風俗店やラウンジなど、客として好きだったこともあって運営する側に回ったが、仕事になれば楽しいとは言えなかった。よく人から、「若い女のコに囲まれて、毎日楽しいでしょ」と言われたものだが、仕事にするとなると苦しいことばかり。ただでさえダラダラしている水商売の女のコの尻を叩くのに、言いたくないことも言わなければならない。また、女のコの見てはならない部分も見てしまう。ひどいときはトイレの中の女のコから携帯で電話があり、「急に始まったから」と生理用品を買いに走らされたこともあった。若手が接客で忙しいときは、店長でも買いに行かなければ女のコは直ちに接客へは戻れない。一般企業でも人件費は最大の足かせだが、夜の店ではさらに時給が高いため、人員は常にギリギリで回している。

しかし所謂サラリーマンを辞めてから、仕事へ行く前の「これから仕事と思うとイヤダイヤダ」という思いは一度もなくなった。大きな組織の一員であると自分の役割を実感する機会は少ないが、店のような狭い空間では頑張った収穫はわりと早く実感できる。その分責任感も増す。自分が遅刻したり休んだりすると、店が開かないかと思うと体は自然に前に出る。休みが減っても拘束時間が長くなっても苦にならなかったのは、そんな責任感かもしれない。

芸術家などのクリエイティブな仕事ならともかく、生産性のある職場で、笑いながら、冗談を言いながら楽しくできる仕事なんておかしいと私は思う。そりゃ、たまには冗談も必要だろうが、だらけてから真剣になるまではそれなりのエネルギーを要するし、きっちりとすぐに気持ちの切り替えを出来る人はなかなかいないと思う。

あるAV女優が、「私生活では面倒くさいと思うことでも、仕事だからすぐにできることってあるでしょ? カラミも仕事だと思うからこそしっかりできる」とインタビューで言っていた。確かにそうかもしれない。店のエアコンのフィルターは毎週掃除するが、家のエアコンは年に1度すればいい方である。仕事だからできることもある、とも言えるのか。


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