日常日記
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2005/06/28(火) 読書の話
親父が電話をかけてきて、大正から昭和にかけての日本文学を読みたくなったから何かないかと聞いてきた。この日記にも書いたが、そのあたりの本はちょうど年の初めにごっそり処分したので、大型の本屋を紹介した。年配者の世代には丸善や紀伊国屋に行けば豊富にあると思われているようだが、天神なら今はジュンク堂の方が品揃えはあるだろう。

うちの本棚の奥の隠れた部分を探してみると、佐藤春夫や志賀直哉、田山花袋、永井龍男などの作品集が出てきた。新潮や岩波でも、このあたりの作者はもう代表作しか出ていないので、役に立つかもしれない。利益至上主義の出版業界は、文化としての書店の地位をも堕落させたように感じる。書き手の質の低下も深刻なのがあるだろう。早乙女貢や童門冬二に吉川英治や直木三十五と同等の物を求めるのは酷かもしれない。

親父はもういい年で、先日ヘルマンヘッセの「車輪の下」を渡したのだが、ヘッセがドイツ人であることすら忘れていた。横文字の登場人物はすっかり覚えられなくなったとこぼしていた。私が70過ぎて読書をする意欲を持っているかを考えると、それすら覚束ない気もするが。


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