日常日記
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2005/06/09(木) ドブ川と名水
東区の香椎という町は、東区の中心でありながらいつまで経っても垢抜けない町である。しかし東区で育った私は、かつては買い物といえば香椎に出てくるのが常で、幼き日を過ごしたこともあり愛着がある。

香椎の中で、特に好きな情景が写真の川である。香椎川という川で鹿児島本線からも見えるが、薄汚くいかにも田舎によくあるドブ川という感じ。それでも垢抜けない香椎らしくて気に入っている。近年は川の浄化が各地で進み、小汚かった川が護岸工事とともにすっかり綺麗に生まれ変わることも少なくない。中洲の脇を流れる那珂川などは一時期はひどい悪臭を感じるほどだったが、今は屋形船が浮かび、歌舞伎役者の船乗りまで行われるほど綺麗になった。しかしこの香椎川は古き日本の情景を象徴するような薄汚れた川だ。最近は地元の方々の尽力で少しは川の水もきれいになり、鯉や亀が泳いでいる。しかしやっぱり清潔感に欠ける。白い鯉の背中が黄金色に見えてしまう。

それなのに、この香椎川の源流は香椎宮の付近にあり、その香椎宮の境内には何と名水百選にも数えられる「不老水」とやらが沸いているのだ。「不老水」の井戸は武内宿禰が掘ったそうだが、私の苗字のルーツを調べたとき、この武内宿禰の名前が出てきた。ということもあり、何だかこのドブ川は他人のような気がしないのである。
(写真の線路はJR香椎線(香椎−香椎神宮間))


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