日常日記
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2005/07/31(日) ささやかな復讐
猫に酷い目に遭わされたので、これ見よがしに部屋の中で犬の散歩をしてみた。といってもヨーヨーの話である。

すでにブログで紹介されている方もいるが、今セブンイレブンではコカコーラ社のレギュラーサイズ瓶の復刻版がヨーヨー付きで限定販売されている。75年に日本で大ヒットしたコカコーラ社のヨーヨーは、30代半ば以降の方にはおなじみだろう。

商品は箱入りで、ヨーヨーの中身は見えないようになっている。フィギィアの要領で8種類のほかにシークレットまであるようだが、基本的にはコーラ、ファンタ、スプライトのヨーヨーがあるのは当時と同じ。ジュースの方はファンタはグレープしかないなどのこだわりもある。商品ロゴも昔のまま。残念ながらキャップは新型のスクリュー式だ。

買う前に商品を開けないように箱の縁にシールが貼ってあり、さらに中に違う方向に開け口が向けられた小さい箱が入っていて、売上アップのため、不届き者対策のため防御は万全のようだ。私はコーラのヨーヨーが欲しかったので、幸運にも一発ツモできた。しかも一番好みの縁が透明のスーパーヨーヨーだった。しかしこの暑い時季、スプライトのレギュラー瓶が飲みたくなったので、もうひとつは買ってしまうかも。ちなみにこのジュース、ヨーヨー付きで1個250円。微妙な値段だが、私のように三十路以上の大人がついつい買ってしまうのだろう。

久しぶりのヨーヨーはすっかり腕が落ちていたが、ゲーセン狂いの私だけに元来遊び好きなので、すぐに記憶を呼び戻し遊びこなした。フローリングの床の上で「犬の散歩」をやり、ゴトゴトとヨーヨーの音を響かせ、嫉妬深い猫を驚かせてささやかな復讐をしてみた。

2005/07/30(土) 汚名返上
おとといのご乱心以来、うちの猫様は落ち着かない素振りが見受けられ、あれ以来風呂の窓は閉めたままだというのに、私の風呂上りには少し興奮して鳴き声がやや裏返ったし、ベランダに干した洗濯物を取り込むと、真っ先に近寄って念入りに匂いを嗅いでいた。

そんなところへ、ついに今朝原因が発覚した。
おととい書いたマーキング云々というのは私の全くの素人予想だったのだが、実際当たっていたようだ。愛猫がベランダの窓に向かいそわそわし出したのでカーテンを開けてみると、大きさ、色合いもうちの愛猫に似た野良猫が、そのときまさにベランダ内でマーキングしていた。今後もこの日記に登場するだろうから、野良猫は「グレ」と名付けておこう。色がグレーと白のブチだからという単純な命名である。

猫の臭腺というのは目の上の毛の薄い部分と肛門の近くにあり、まずはこめかみを摺り寄せて、それから全身を密着させてマーキングを行う。その際尻尾は垂直に立っているのが特徴。尻尾が振動するようにぶるぶると震えていたら、分泌するエキスが多めであると推測している。

過去に愛猫に襲撃されたりされそうになったときは、ベランダから置いていたゴミとともに部屋に入ったので、まさによその猫のマーキング臭とともに愛猫の縄張りに突然闖入するという最悪の展開だったことを痛感。夏場は生ゴミはベランダに置いておくことが多い。一時期メーターボックスに置いていたこともあるが、小蠅が異常発生して大変なことになったことがある。狭い空間に生ゴミ保管は無理がある。今後の課題だ。しばらく魚料理はゴミ出し日にしか出来ないなぁ。野良猫にとっては、ごちそうがある場所には当然、しっかりとマーキングするわけで。

猫というのは図太い生き物で、実際愛猫と私に発見され威嚇されても、チューブ入りのマヨネーズでもぶりぶりと絞るように尻尾をぶるぶると震わせて悠然とマーキングしていた。すでに先にマーキングしたので、もう自分のエリアだという認識があるのか。それでも私は浮気の濡れ衣を晴らすため、そして愛猫の不安を払拭するため、釣竿で野良猫グレを威嚇し、「このよそ者が!」という台詞まで付けて少し追跡するポーズを見せた。そんな猿芝居も少しは効果があったようで、愛猫はこの後少し安心しここ何日か見せなかった両手両足を伸ばしてドテっとその場に座り込む姿でくつろいでいた。

それにしてもうちのシルヴィはシャバ憎ならぬシャバ子(ハッタリだけで実際ひ弱)である。野良猫グレを発見したとき、ベランダの扉を開けて攻撃指令を出したのに、軽く吼えただけで何もできなかった。私には両ひづめで襲い掛かってきたというのに、外に出るとまるで「借りてきた猫」ではないか。私に向かってきたときの迫力は何だったのかと小一時間・・・。出来が悪いことをこちらの方言で「つまらん」と言うが、その最上級である「いっちょんつぁーらん」猫である。
(写真は負けずにマーキングするシルヴィ(手前)と、ラチの向こうで悠然と様子を伺う野良猫グレ)

2005/07/29(金) モニター電池ってどうよ?
3ヶ月ほど前に通販で買った時計の電池がもう切れた。定価4万ほどのセイコー・スピリットという電波時計である。最近の電化製品や時計は「モニター電池」と称して、しばらくするとすぐに切れる電池しか仕込まずに売り出している物がある。

腕時計の場合、時計店で電池交換をすると国産物でだいたい1000円から1500円ほど取られる。しかし電池そのものは100円ほどである。そう簡単に時計屋の思惑に嵌ってたまるものか。それにしてもあこぎな商売のやり方だ。すぐに切れるインクしか付けずにボールペンを売るようなことは、常識では考えられないと思うが。

舶来高級時計を素人がいじるのはご法度だが、国産のクオーツは問題ない。時計キチガイの私の家には、腕時計メンテナンスの工具がある。早速裏蓋を開けて電池をチェック。よくある小型の電池はストックがあるのだが、特殊な形なので買いにでかけた。確かその型は100円ショップで見かけたような。

早速ダイソーへ出かけてみると、番号が少し違うが同じ大きさの電池を発見。早速交換するとすぐに針が動き出した。電波時計は放っておけば勝手に時刻まで合わせてくれるので楽だ。

余談だが、素人が時計の裏蓋を開けるのは、日常生活防水の時計は避けた方がいい。ゴムのパッキンを収納するのが難しく、防水性を損なう恐れがあるためだ。逆に10気圧以上の防水時計なら、蓋がねじ込み式になっているだけなので、クルクル回して開け閉めすればOK。しかし注意しないと、私のような不器用がやると裏蓋を傷つけることがあるので慎重に。実際少し裏蓋の縁を傷つけてしまった。時計の裏など他人に見せないから問題ないと強がってみるが(^^;)

2005/07/28(木) 愛される痛み
ショッキングなことが続いた。ひとつは後半初戦のスワローズが、広島相手に9回1イニングで3点差を逆転されたこと。ただでさえ脆弱な今のヤクルト投手陣なのに、抑えの石井まで打ち込まれては総崩れである。今年は終盤に逆転されることが多過ぎるが、燕ファンとしては今は我慢のとき。選手たちはファンが到底知りえない厳しい練習を乗り越えてきているはずだ。きっとそれが実ることを祈るばかり。

さて、もうひとつのショックは風呂上りに突然起きた。いつものように愛猫が私の入浴中に寂しがって脱衣所で待っていたのだが、風呂を上がる頃に鳴き声が絶叫風に変わったのでどうしたのかと思って近づくと、文字通り豹変し爪を立てて襲い掛かってきた。

このようなことは彼女と暮らしてから10年の間に2度経験した。どちらもベランダから部屋へ戻るときに遭遇したのだが、そのときはベランダに置いたゴミによその猫かイタチがマーキングしたらしく、10年間室内飼いされてこの部屋への縄張り意識が過剰に刷り込まれているため、よその猫のマーキングを感じるとパニックになるようだ。そしてどうやら私が他の猫と浮気したと解釈するらしく、怒りはマーキングの匂いではなく私へ向けられ、最初のときはジャンピングして両前足で引っかかれ、私は心身共にかなりのダメージを受けた。

今回もおそらく同じ原因だと思う。風呂の窓を開けたときによその生き物のマーキング臭が飛び込んできたのだろう。過去の1回目はひっかかれたが、2回目は(1階なので飛び降りて)ベランダから外に出て玄関から入り直し襲撃は受けずに済んだ。しかし今回は最大のピンチ。風呂上りゆえに一糸纏わぬ姿だけに、ひっかかれると最悪の場合性機能障害だってありえる。相手はいつもごろ寝している愛玩猫ではなく、ライオンの親戚の猫科の猛獣と化している。最近しばらく爪を切っていなかったものぐさのツケがこんなときに回ってくるとは。バスタオルを巻いて出ようとするが、猫はバスタオルの下の空洞から様子を伺い、今にも飛び掛りそうな勢いで「モミャオー」と、ショーケンもびっくりの甲高い声で威嚇する。風呂上りでやや延び加減の私の可愛い愚息が危ない!

まずは風呂の窓を閉め、猫の気に入っている匂いのシャンプーを蒔き、お湯で流し匂いを広げたがなかなか猫の興奮は収まらない。これまでの2回は匂いが収まれば徐々に落ち着いてきたのだが、今回は風呂の扉越しに猫との一進一退の攻防が実に50分ほど続いた。

結局、少しずつ前進することで、何とか風呂場から出ることに成功。エサをやることでようやく落ち着かせることができたが、しばらく長袖長ズボンで過ごしさんざんな1日となった。
猫も私もすっかり元通りになって、今は抱っこしてまたいつもの間柄に戻ることができた。抱き寄せたらすかさず前足、後ろ足とも爪をかなり短めに切った。猛獣と暮らしていることを忘れてはいけないと自戒しながら。

愛猫シルビアにとっては、私が他の猫にもしも浮気したら、メシの元や愛情に満ちた生涯など、生活の土台を失うわけで、野性味をむき出しにしてそれを守ろうとするのも無理ないことだ。しかし浮気してないのに浮気したと決め付けられ、ヒスを起こされるって、まるで人間の女そっくりだなぁ。この機会に愚痴ついでに書くが、私はこれまで自分でも気の毒なほど女運が悪い。でも殺されるほど愛されるってことは、考えてみると男としては幸せなことか?
(写真はじゃれ合っているときにエキサイトしたときの図)

2005/07/27(水) リバウンドふたたび
体力強化プロジェクトからきのうで5ヶ月目を経過。梅雨以来、雨だとか暑いとかにかまけて、走り込みやウォーキングをさぼる日が増えてきた。5ヶ月前の開始から最大で15キロほど減った体重だが、ここのところ競馬場での牛丼や、ふきやでマヨネーズたっぷりのお好み焼きなど、高カロリー食が続き、運動量も減り体重が増え、開始からマイナス10キロ、つまり最低体重から5キロほど戻ってしまった。

7月2日のこの日記に書いたが、その頃リバウンドして底から4キロほど増え、慌てて運動を強化し食事を制限して10日ほどで底まで戻ったが、その後また油断して逆戻り。結局最低体重と、そこからプラス5キロの間を行ったりきたりしている現状である。

正直最近は体重にこだわりもなくなって、出場する競技もクラスを上げればいいなどと妥協しつつあったのだが、ちょっと辛抱すれば確実に体重が落ちることがわかった今、効果が出ることでまた気を取り直す。久しぶりに会う人に「痩せましたねぇ」と言われることにも慣れつつあるので、ここで気合いを入れ直して、周囲に心配されるくらい痩せてみたいものだ。運動量が増えたら、なぜか酒を飲みたいと思う機会が増えたのは困ったものだが。
(写真は小倉競馬場内「ライオン」のエビス黒生ビール)

2005/07/26(火) アリス道
何ヶ月ぶりかでCDを買った。CHiYO「アリス道」のシングル。CHiYOは福岡市在住の14歳。普段は学校へ行き、休みの日を中心にライブ活動を行う現役中学生。この曲でメジャーデビューし、全国でもCDが買えるようになったようだ。
http://www.shinseido.co.jp/jpop/indies/chiyo.html

「アリス道」はフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」のエンディングテーマなので、耳にしたことがある人もいるかもしれない。仕事をしている夜はテレビをほとんど見ない私はそれを後で知ったのだが、CHiYOが地元のラジオ番組をしていて、そこでこの曲を聴いて知った。福岡からこれまでに多くの歌い手が出ているが、その中でも一味違うことを感じる。売れるかどうかは運によるとはいえ、可能性という意味では、後付けで歌手になった浜崎あゆみより数段上だろう。

よほど気に入る曲でないとCDまで買おうとは思わないものだが、この曲には聴くと元気になる不思議な魅力がある。ジャケットを見るとフィンガー5の妙子みたいな顔していてまだまだあどけなさいっぱいだが、若干14歳にして歌唱力はプロとして十分。将来性も感じるのでこれからが楽しみだ。

2005/07/25(月) 無駄
久しぶりに煙草を買った。以前好きだったが姿を消していた「PALL MALL」が復活していたからで、1個250円でライター付きなので思わず買ってしまった。煙草をやめてからは火を持ち歩いていないので、その場で吸えるというのもあった。このポールモールという煙草は、映画「仁義なき戦い 代理戦争」の中での1シーンに「洋モク」として登場する、かつては高級な煙草だった。

さてその際に不満がひとつ。コンビニで買うときに「ポールモールひとつ」と言ったら、中年の店員に「ポールモールはどれですか?」と言われたこと。ポールモールにはポールモールとポールモールライト、ポールモールメンソールがあるからのようだが、ライトやメンソールなら買うときにそれを言うだろう。ラークマイルドを買うときに、ラークをくれというのは二度デマの確率大であり、そんなやりとりは夫婦間ででも行うべきだ。たとえほんの一部にそんな客がいるとしても、基本的なやりとりでそれを想定することはおかしいと思う。お茶といって、烏龍茶か緑茶かといちいち尋ねるのか。料亭や小料理屋ならともかく、コンビニのレジではそれは無駄でしかない。

私は無駄なことが嫌いだ。もちろんこれまでの人生でたくさんの無駄を築いてきたが、行う前からあからさまに無駄なことは避けるべきだと思う。真夏に「今日は暑いですねぇ」というのは、人と人とのコミュニケーションになるくらいの存在価値はあるだろうが、牛乳をくれというとき、コーヒー牛乳やいちご牛乳か尋ねるのはほぼ100パーセント無駄である。

私がバスに乗るとき、始発から2つ目のバス停から乗ることが多いが、通過予定時刻から5分以上遅れてくるバスは、ほとんどの場合が渋滞とは無関係で、ダメ運転手の場合だ。ダメ運転手は人のいないバス停で停車し、ドアを開け呼びかけ、しばらく待ってから発車する。バス停の近くをジョギングしている人を待つダメ男くんもいる。朝夕には左折で詰まる左車線を、面倒くさいというだけで右に車線変更せずに、いつまでも左車線で待たされるダメ子さんも。ダメダメくんは勝手にダメな人生を送るがいいが、付き合わされる方はたまらない。急いでいなくても、バス停に着いた客がすることは、ほとんどが目的のバスの時刻表を見ることだ。

だからバスを飛ばせというわけではない。無駄をなくしてほしいのだ。バス停停車中に信号が赤になりエンジンを切ったら、信号が変わってからエンジンをかけたりドアを閉めるのではなく、信号が変わった直後に動き出す準備をするべきなのだ。信号が変わるときにエンジンをかけたりドアを閉めたりが完了していれば、それだけで2、3台の後続車が次の赤信号に引っかからずに済む。

2005/07/24(日) 忙しい 合間を縫って ゲーセンへ
今週末も仕事でありながら小倉競馬へ行ってきた。
もうこの年になると、仕事明けに遠くまで遊びに行き、そのまま帰ってきて寝ずにすぐ次の仕事へ行くのはかなりしんどくなってきた。とくに夏場は動きひと息である。だが最近運動をしているせいで、すぐに疲れが出るようなことはなくなってきた。

そんな忙しい合間を縫って、ゲーセンへも行ってきた。小倉にはクレーンゲームの充実したゲーセンがあるのだ。今回の収穫は写真の虫かごギャラリー2ヶとグッチタイプのセカンドバッグ。虫かごギャラリーはトミーの製品で、虫かごに入ったクワガタやカブト虫のリアルなフィギュアが、電源を入れると光に照らされ動くというもの。トミーの公式サイトでは定価千円もするらしいので、ちょっと得した気分。グッチタイプのバッグは、微妙なロゴの違いをバレなくするため、あえて模様のわかりにくい黒をゲット(笑)

以前クワガタを飼育していたことは書いたことがあるが、今は猫がいるため、昆虫も魚も飼育できない。この暑い夏には、虫かごギャラリーで擬似飼育を楽しもうではないか。

2005/07/23(土) 渋い貴方に一目惚れ♪
久々に一目惚れした。といっても時計の話である。
ポイントが貯まっていたので、時計の皮バンドを買いにヨドバシカメラへ行ったのだが、先客があったためバンドを交換するのに10分ほど待たされた。その間に時計を物色していると、好みの時計に視線が釘付けになったのだ。

オリスという機械時計が好きな人ならば誰もが知るスイスの中堅メーカーで、ハミルトンのようにそこそこの質のものをわりと安く出しているところ。気に入った時計はビッグクラウン・ポインターデイトというモデルで、何十年も前からのロングセラー商品である。大きめの竜頭と丸っこい文字がいい。裏蓋はスケルトンだが、50メーター防水と機能も充実。ガラスがサファイヤではなくミネラルガラスなのが残念なところ。

写真のように渋めのデザインで、3、40年前に流行ったスタイルだが、当時のオメガにもこれに良く似たモデルがあり、今も着けている殿方を見かける。私はクロノグラフやダイバーのようにちゃらちゃらした時計よりも、シンプルなモデルが好きだ。クロノグラフなどの特徴的な時計は、長く使っているとすぐに飽きるのだ。何十年も使うためにはシンプルイズベストである。

価格は5万円ちょっとだった。ヨドバシでそれくらいなので、ネットで探せばもう少し安いところがあるだろう。うちの職場は繁忙期の前に辞める輩が出ないよう、賞与の支給は8月始めまで引っ張るのだが、そのときまで果たして待てるのか。

2005/07/22(金) 埠頭に沈む夕陽
きのうは夕方に用事があり、箱崎埠頭へ行ってきた。箱崎埠頭は、東京で言えば晴海のようなところで、倉庫や車庫、工場などがたくさんあるが、交通アクセスが悪く、海はあるが汚れているし殺伐としてあんまりきれいではない。

そんな箱崎埠頭だが、日本海側へ沈む夕陽はなかなかきれいだった。広々とした埠頭の道路に薄紫の空の色がよく溶け込んでいる。

日本海に沈む夕陽はきれいだと言われるが、こういう人工的な眺めからの夕陽もなかなかきれいなものだと感心。大型トラックや、その吐き出すディーゼルの排気ガスや、大きな陸送車などが行き交う忙しい時間の隙間に、すっかりたそがれた空の色が見えるのは、それはそれで風情があるように感じる。道が広かったり、空や海が壮大に見える風景はたとえ人工的であっても、それはある意味贅沢なのだと思った。

2005/07/21(木) 満期除隊
日記には書いてなかったが、去年の海の日に自転車を跳ねて交通事故を起こした。相手があることなので事故の状況やこちらの言い分は割愛するとして、警察署の交通係が下した行政処分の事故点は4点。去年の今頃日記に書いたのだが、それまで過去4年半ほど無事故無違反だったので、3点までの違反なら3ヶ月で抹消されるのだが、4点だったので1年間は消えないため、気の抜けない1年を過ごした。仕事以外では極力車に乗らないようにしていた。2点の違反をすれば、30日の免停を食らってしまうのだ。無傷から一気に土俵際になり、首の皮1枚で1年を乗り越えなければならなかった。

それから1年が無事に経過し、きのうより満点15点からの再出発となった。短いようで長い1年だった。しかし去年更新したときに5年間有効の免許を交付されたが、次にその有効期限を過ぎれば、また3年有効の免許に格下げが確定しているのは何とも空しい。

とはいえ、重荷を下ろしほっとしたというのが正直なところ。ゴールド免許が欲しいとは思わないが、更新のときの講習時間が長いのは苦痛に他ならない。4年先の次の免許交付から先5年間を無事故無違反で乗り切ればその次の更新は簡素になるのだが、9年も先のことだし、それまで無傷でいられる確率は極めて低いだろう。

2005/07/20(水) 牛牛うどん
久々に飯塚の「牛牛うどん」へ行ってきた。
ここは知る人ぞ知るという存在ではあるが、なかなかイカす店である。牛丼一筋100年にもなる大手牛丼チェーンですら、一部店舗でしか出せない和牛牛丼が、550円という安さで当たり前に売られている。その牛丼も実に美味いのだ。つい先週末に小倉競馬場で吉野家の和牛牛丼(強制大盛)を食べたばかりだが、食べ比べると牛牛うどんの牛丼に軍配を上げる。

味はやや甘辛く、牛スジ肉のような濃厚な肉の匂いがする。個人的には吉野家の牛丼や松屋の牛めしよりも美味いと思う。肉の量もそれら大手チェーン店の5割増はあるのではないか。そしてネギは入れ放題である。

店内の品書きには「和牛牛丼」としっかり書かれてある。ロースや肩肉ではなく、コマ切れやスジ肉っぽいところがまたいい。牛丼に上質な肉は似合わない。広島のゴッドバーガーに負けない、ハンドメイドの庶民的な味が福岡にもひっそりとあるのを実感した。
http://www.geocities.jp/maybecomeback/beko.htm

2005/07/19(火) 恐るべしゴッドバーガー
このサイトの中でアクセス数が最も多いのは日記だが、それに次ぐのは福岡とは関係ない広島の「ゴッドバーガー」の頁である。Googleの検索エンジンで上位にヒットするからというのが主な理由だろうが、最近は2ちゃんねるのゴッドバーガースレにもアドレスを貼られ、さらにアクセスが増えてきた。

そして最近はブログにリンクされることが増えた。他にもゴッドバーガーを紹介したサイトはいくつもあるのにと思うのだが、いただいたメールでは「このページが一番良かった」と選んでくれた方もいて、それが主要な意見だと勝手に解釈することにした(笑)

故郷を離れた人が故郷の味を心に宿しているように、多くの人がソウルフードを心に持っているように思う。おふくろの味とは別に外食のソウルフードともいうべきで、福岡であればメジャーなところは、元祖長浜屋のラーメンやふきやのお好み焼きなどがそのポジションか。誰もが美味いと思う味ではないのだが、しばらく食べないとむしょうに食べたくなる不思議な味だ。

ゴッドバーガーの隠れた人気は、どうもそれだけではないようだ。全国チェーンのハンバーガーショップよりも高い価格設定であるため、高校生の頃は行きたくても食べられなかったという声もある。また近所にありながら、あるいは時折通るので店を知っていながら、古びた外観から興味を示さずにいたがネットで内容を知ると食べたくなったという意見もあるらしい。

いずれにせよ時流に流されずに独自の営業スタンスを守り続け、今日まで生き長らえてきたゴッドバーガーは、これからも広島の隠れた穴場として、B級グルメのダークホースとしてマニアを魅了するだろう。その姿はこのサイトの主題にも近く、「福岡のダークホース」ウェブ管理人としては、その名の通り神として崇める価値はあろう。

2005/07/18(月) うっとり♪
バスに乗っていたら、かなり程度のいいいすず117クーペが隣りの車線を走っていた。ジウジアーローによるデザイナーズカーだけに、流線型のボディが美しい。初期型は1968年に世に出たが、この日目撃したのは末期の1980年型か。ヘッドライトは角目になってからのモデル。

25年経っても、時代に左右されないデザインの良さはすばらしい。この車、外装だけでなく内装もコックピットが木目調であるなど、細緻にわたるデザインの美しさが魅力だ。そして名のあるデザイナーの作だけあって、前面も優雅で麗しいが写真のように後ろ姿も見とれるほど。交差点でバスが追いつくと、見えたのは背面だけだったが、バスの運転士も信号待ちの間に見とれるほどだった。

2005/07/17(日) 食べすぎ予防に
よく旅に出かける私だが、泊りがけになると、日数分のエサを猫に与えなければならない。1泊の場合は2、3食分のエサを置いて出かけることになる。するといつもより勢いよく食べ始め、みるみるエサは減っていく。後でお腹をすかせないように、なるべく遅い時間にと出がけに与えるのだが、おそらく出かけた後で全て食べてしまっているのだろう。犬も猫も主に似ると言われるが、いやしい私に似てしまったか。

そんなことをするのは我が家の猫だけではなく、どうも他の家の犬や猫もやっているようだ。というのは、通販でこんなものを見つけたのだ。
http://store.yahoo.co.jp/home1/a4efa4f3a4.html
何とタイマー式で蓋が動き、エサを二分割して与えることが可能のようだ。どこの犬猫も、出されれば食べられるだけのエサを本能のまま平らげてしまうのだろう。これなら、食いしん坊の犬猫だって、手も足も出まい。

しかしこのマシーン、値段が高いのが難点。6千円もする。6千円もするのなら、たまにしか使わない旅立ち前の給餌にしか使わないのはもったいない。そこで提案だが、これを人間に使ってみたらどうだろう。間食するおやつをニ分割して入れ、時間にならないと食べられないようにすれば強制ダイエットになる。6千円で痩せられるのなら安い買い物ではないか(笑)

2005/07/16(土) 小倉といえば
今日から夏の開催が開幕ということで、小倉競馬場へ行ってきた。最終レースが終るまで楽しんだ後、いつもの競馬仲間とお茶して、その後、おでんの店へ。

このサイトでも紹介しているお多幸や屋台を始めとして、小倉にはおでんの美味しい店が多い。この夏の暑さの中でも食べたくなるほど。今日行った鍛治町の大太鼓は、西日本風の薄口のだしで、どのネタもハズレがなく、その上コンビニのおでん並みの値段なのでどんどん食べられるのがいい。

冬の寒い時季はもちろんだが、夏のこの時季に冷房の効いた室内で、ビールでも飲みながら(わたしゃ、芋焼酎のロックだが)食べるおでんもまたいいものだ。そこでの会話が、気心の知れた仲間と楽しく競馬の話しでもとなれば、気分のよさは尚更である。
(写真はスジ、筍、春菊のネタ)

2005/07/15(金) 工事完了
今日は早速、ケーブルテレビの工事担当者がやってきた。50代とおぼしき男性で、ラフなポロシャツにやや深い野球帽の被り方はアウトドア志向にも見えるが、見方によっては怪しげなヒットマンにも見える。弱小ケーブルテレビの新設工事だけで仕事が事足りるのかと、いらぬ老婆心を抱いていたが、「他の仕事もしているので」と会話の中でぼそっと本音が出た。下請けで工事の契約を請け負っていると思われる。

卓上にあった写真立てに飾った魚の写真を見て、釣りの話で盛り上がった。アウトドア志向と見たのは正解だったようだ。渓流釣りをするらしく、巷で渓流釣りをする人にはなかなか出会わないので奇遇に思う。釣り場や仕掛けの話をしたが、同じ趣味を持つ者同士でしか感じない親近感を感じたりした。釣りキチ三平かなんかに、釣りの好きな人は悪い人はいないとか書いていたのを思い出した。

帰り際にうちの猫をちらっと見て、可愛いですねぇと一言残して帰っていった。本当にいい人だったようだ(笑)

2005/07/14(木) ケーブルテレビ
ケーブルテレビに加入することにした。
以前、家電量販店で張り切ってCSチューナーとアンテナのセットを購入したのだが、住宅密集地かつマンションの1階の一番奥という環境なので、四方を遮られているため全く受信できずに断念していた。残る選択肢は屋上にアンテナを付けるか、ケーブルテレビに加入するかのいずれか。前者は賃貸なので難しい。最上階には大家さんが住んでいてなんと私の高校の先輩なのだが、さすがに私利私欲のためにアンテナ立てまでは頼むことははばかられる。

そこへ先日、地元のケーブル局からチラシが入り、今月内なら工事費が無料になるとのこと。あいにく健全な局のため、ギャンブル関係の放送はなし。25チャンネルで月々2千円強と金額は微妙。他の局でギャンブルのあるところの料金をみたら、工事費などが1万某かかり、さらに舟と馬だけで月々3千円を超える。舟はほとんどネットで見られるし、土日はほとんど仕事なので競馬を家で見る機会は少ない。よって工事費無料に釣られて、2千円強で25チャンネルを見ることにした。

月の途中で加入したら料金は日割りになるのか尋ねたところ、月額請求だという。しかし10日を過ぎたので課金されず今月分は無料になるというので、早速契約することに(笑)
パソコンの方も、ブロードバンドのADSLを一緒に契約すれば今よりも安くなるし工事費もかからないのだが、メールアドレス変更がめんどうだし、ホームページ容量無料サービスなどメリットが少ないので見送り。遠方や市内の身内と系列のプロバイダーでIP電話が無料通話できる現状があるので、パソコン回線は当分このままになりそう。

2005/07/13(水) 本当に九州限定?
コカコーラ社の自販機を見ると「九州限定」の文字を発見。期間限定で、ジョージアの増量缶が発売されている。テイスティとヨーロピアンブレンドの2アイテムは、通常190mlのものが250mlに増量されている。地域限定とか期間限定とかいう言葉に弱いので、気がつくと120円を自販機に投入していた。

本当にこれが九州限定なのか、この日記を読んでいる全国の皆さんに晒してみようではないか。他の地域でもし売っていたら産地ならぬ売地偽装になる。ジョージアのテイスティは、関東などでは人気薄で自販機に入ってないところがほとんどだから、売っているのは本当に九州くらいかもしれない。

福岡ではこの時期になると、コーラやアクエリアスの500ml缶が100円で売られるが、今年は爽健美茶の500mlも売られている。テイスティやヨーロピアンブレンドもそうだが、普段短い缶を見慣れていると、長い缶を見ると妙に違和感がある。ヒゲの生えた子どもみたいで、ちょっとキモい(笑)

2005/07/12(火) 家で過ごすよりもゲーセンでしょ
今日は休みで、福岡競艇に薄暮レースでも見に行こうかと思っていたが、後半レースの顔ぶれが好みでないので自重した。出場選手はベテラン揃いで好きな選手も多いのだが、賞金の高いレースは若手主体だったので見送り。しかしこのサマータイムの発走時間は、私のような夜型の人間には有難い。最終レースの締め切りが18時30分過ぎとはいい塩梅だ。次節あたりには行ってみるかも。

ということで家で競艇をパソコン観戦しながらのんびりしていたが、そのまま1日を潰すのもどうかと思いゲーセンへ(^^;)。それでも今日はあまり出費せずにいくつか景品を取ることができたので、すぐに撤収した。家の近所の楽市楽座というゲーセンは、見ただけで取れる取れないがはっきりしているので、無駄遣いせずにすむ。今日はシューズクリーナー、回転するタイヤ型卓上時計、「新海物語」のティッシュ、息を吹きかけると歌い出す「歌犬物語」の4つをお持ち帰り。今宵は靴でも磨くとするか。

2005/07/11(月) このまま虎が走るのか?
最近、店の元従業員の女のコたちに会うと、虎の刺繍入りの帽子をよく被っている。どうも流行っているらしい。ブリトニー・スピアーズなんかが愛用しているので、にわかに売れ始めているという「ドン・エド・ハーディー」というブランドだという。早速ネットで見てみると、虎だけでなくガイコツやデビルの刺繍もありどれもなかなかいいデザインである。

Tシャツやスカジャンも出しているので、やや派手でヤンキー系に好まれそうなアクの強さだが、私のツボに嵌った。見ていると欲しくなる。↓のサイトを見ると、白黒のストライプに虎の刺繍のものが気に入った。でもそれって、よく考えてみるとタイガースファンと間違われやしないか?
http://www.rakuten.co.jp/rockitty/631868/631909/

そういえば最近、先日この日記に画像をUPした「虎組」のTシャツを愛用しているし、愛猫の模様はよく見るとホワイトタイガーの路線である。今年はタイガースが優勝してしまうのかなぁ。
(写真はファンクションキーも使いこなすようになった愛猫シルヴィ)

2005/07/10(日) いよいよ借金生活へ
といっても、ヤクルトスワローズの話である。
今日の横浜−ヤクルト戦は鹿児島の鴨池球場で行われた。鹿児島でセリーグの公式戦があるのは何年かに一度。今日の九州地方は大雨警報が出るほどの豪雨だったのだが、鹿児島は運良く逃れたようで試合が行われた。

今日の福岡市内は夕方からものすごい雨で、傘を手にいつものごとく歩いたところ、職場に着く頃にはズボンもシャツも靴下もずぶ濡れになってしまった。福岡はそんな大雨なのに、ラジオを聴くと鹿児島は雨は降っていないようで、同じ九州なのにだいぶ違うものだ。19時30分頃に福岡は暗くなっていたが、鹿児島ではそろそろ暗くなったと実況アナが伝えていた。福岡からでさえ鹿児島は遠い。

鹿児島のファンには待望のプロ野球だったようで、ラジオから熱心な声援が聞こえてきた。一般的には横浜−ヤクルトなどもっともつまらないカードだと思うのだが、熱い雰囲気がひしひしと伝わってきた。1万某のキャパシティが満員だったらしい。

試合の方は横浜が4−2で勝ち。セドリックの好投と言えるが、ヤクルト打線が打てないのはどうにもならない。ヤクルトの低迷は打線に拠るもので、これまでの得点は301点で12球団で最低。あの楽天よりも点が取れていないのである。先日の中日戦の2点目は、序盤だというのにスクイズだった。打席は野手だったというのに。

聴いていたのは大阪MBS放送だが、同じ九州で行われている試合を、わざわざ大阪からの電波で聴かなくてはならないというのはおかしい。例によって2局の民放はいずれもホークス戦。大阪の放送は実況も解説もCMも面白いのでいいのだが。タイガースナイターというだけあって、阪神戦などは露骨に阪神寄りの放送をするが、相手のいいプレーはしっかりと褒める。これが関西人のいいところだ。福岡の局によるホークス戦は、何が何でもホークスびいき。交流戦でヤクルトの試合を各地の放送で聴いたが、聴いていて最も不快なのは福岡の局だった。それは「おれがおれが」の福岡人の気質そのものであり、最もうんざりするところである。

2005/07/09(土) シールというよりレッテル
今の若者に言いたいことは山ほどあるが、私が若い頃に大人たちが言いたいこともたくさんあったことだろう。時代や社会情勢が変わると人の動きも変わってくるが、それを度外視してもどうにも目に余る行為がいくつかある。

地べたの座り込みがそのひとつ。JR九州では車内放送で繰り返し座り込みについて注意を喚起し、出入り口の扉には写真のようなシールが逐一貼ってある。香椎線や篠栗線のようなローカル線だけでなく、鹿児島本線にも貼ってあるのは、会社としてかなり力を入れた取り組みだということだろう。

私の職場があるビルの入口や階段にも時々座り込んでいる若い衆を見かけるが、注意をしてもきかないときは床に水を流すことにしている。出入口や階段など周囲の妨げになることを自分で考える力がなければ、説諭などよりすぐに移動してもらうのが手っ取り早い。折角人間に生まれて来ながら、カラスや鳩と同等の行動は情けない、というより可哀相でもある。

2005/07/08(金) 33回転の鎮静剤
今日はこれでもかというほど、気が滅入ることが矢継ぎ早に重なって来た。思いっきり深酒でもしたい夜だが、最近めっきり年のせいか酒に弱くなったとか、明日仕事だからとか考えるとためらった。そんなことを考える余裕があったくらいの滅入り方だったので、それほど深刻な滅入り方ではないだろうのか。それとも深酒するほどの意欲も涌かなかったということか。情けないのは、深酒に耐える体力が減退したことより、それに怖気ずく精神力の低下の方である。

外出先から外へ出ると、それまで曇りだったのがかなり強い雨に変わっていた。どしゃ降りというほどではなかったので、そのまま傘を持たずに表を歩いた。たまには雨に濡れても構わない夜もある。次々に手のひらや腕時計やシャツやズボンが雨に濡れても、全然不快に感じないから不思議だ。そしてそんな夜には、不思議とすぐにバスが来たりするものだ。極めて不幸になると、まるで埋め合わせのようなどうでもいいツキを押し付けられることがある。

家に帰ってから、気分を変えるために久しぶりにレコードに針を落とした。曲が始める前のパチパチというノイズを聴いていると、少し落ち着いてきた。たまにレコードを聴くのもいいものだ。アルバムでさえ、たった数曲聴いたら終ってしまい、盤を裏返さなければいけないところが面倒くさくていい。知らぬうちに面倒くさいことが日常から激減したものだ。少しノスタルジーを感じる夜でこの日が終ったことは少しの幸運かもしれない。

2005/07/07(木) 命の洗濯
生き物と部屋の中で暮らしていると、外気には触れないのに被毛がいつのまにかずいぶんと汚れるものだ。猫だけでなく、馬のぬいぐるみもしかり。

ということで、梅雨の晴れ間の今日は馬を洗うことにした。タマモクロス、カネツクロスの親子や、ホクトヘリオス、オグリキャップ、ユキノビジン、サイレンススズカなどを次々に洗濯機に放り込んだ。

この馬のぬいぐるみ、洗濯機にどっぷりとつけて洗ったのに、脱水機をかけるとほとんど乾いた状態になるほど、水をはじきやすく洗濯後の乾燥はかなり楽である。これで馬たちはすっかりきれいになった。タマモクロスなどは、晩年の馬体にそっくりな真っ白になった。さてと、残るは愛猫のシルヴィなわけだが、これを洗うのは大変重労働で、なかなか気が進まない。

2005/07/06(水) 仰いで天に愧じる
久しぶりに餅を焼いて磯辺焼きなんぞを食べていると、口の中でゴリッとした違和感を感じた。賞味期限が切れかけて冷蔵庫の中でひからびた餅だったから固いのかと思いきや、一応噛まずに取り出してみると、差し歯が1本抜け落ちていた。

瞬間、また歯医者へ行かなくてはとも思ったが、また型を取ったり、合わせるために削ったり、歯の根元に薬を入れたり、それを確認するレントゲンを撮ったりでまた1万ばかりの出費になることを思ってうんざりし、自分でくっつけることにした。出費もかさむが、何日も歯医者へ通うのも鬱陶しい。

歯を磨き、口を入念にゆすいだのち、瞬間接着剤で接合した。接着剤は釣具屋や量販店での安売りでおなじみのツリロンアルファである。簡単に外れる歯を簡単にしかも安物の接着剤でくっつけながら、まるで自分の人生を象徴しているかのような安っぽさだとうんざりした。土台からしっかりしてないものを、安物で上塗りし、ボロが出ればその場凌ぎで誤魔化している。

この思いは、しっかりした職業に就くことや、幸せな結婚をすること、物質的に豊かになったりすることなどで満たされるものではない。小さい頃からしっかりと毎日綿密な歯磨きが出来る子であれば、床の目地までみっちりと雑巾がけできる人間になっただろうし、ちゃんとした人と食事に行っても引け目を感じない箸づかいができただろうし、考え方や行動が根幹からしっかりとした人間になっていただろう。日々の生き方の浅さを改めない限り意味がないことだし、今からそれが間に合うかどうかもわからない。

日々の行動が一流でないのなら、せめて日々の苦悩くらいは一流の深さで悩んでみようか。絶望や苦しみを綿密に辿らなければ湧き出ない希望や悦びもきっとあるだろう。口の中に広がる安物のボンドの匂いや、いまひとつ噛み合せがしっくりしなくなったことよりも、安っぽい自分を考えさせられることの方がずっと不快に感じる1日である。

2005/07/05(火) さようなら
NSPのリーダー天野滋さんが亡くなった。急死だったが、ガンの発見が遅れたため、見つかったときはすでに全身に転移していたそうだ。NSPは岩手・一関工業高専の同級生3人が結成したフォークグループで、昭和48年にデビュー。最大のヒットは故郷一関の磐井川を歌った「夕暮れ時はさびしそう」だが、デビュー曲の「さようなら」は、私より上の世代なら一度は耳にしたことがある曲だろう。同じ東北出身のオフコースは、一時期NSPの前座をしていたこともある。

残念ながら全盛期は知らないが、ローティーンの頃に文通していた女のコがNSPが好きだったので聴き出した。私が高校生のときまで活動していたが、その後解散。天野さんは作詞作曲活動を続け、クリスタルキングのヒット「蜃気楼」の作詞などを残した。曲も良かったが詞も巧い。「傷ついてしまった僕の心は、飾りのついたスプーンじゃ掬えませんよ」なんて詞は心に響く。

NSPはテレビに出ない主義を最後まで貫き通した。矢沢永吉も松山千春も小田和正も渡辺美里も、結局はテレビに飼いならされてしまったが、NSPは地道に各地をコンサートで回る活動に終始した。曲もいいが、曲の合間のMCも饒舌で面白かった。デビューアルバム「NSP」はメンバーが高校生の頃のライブ盤だが、話も巧いし堂々と場慣れした頼もしさは、今の高校生よりもずっと大人だと思う。

フォークギターを弾いていた私は、NSPの曲をたくさんコピーした。数ある日本のヒット曲の中でも、フォークギターの音色を生かした曲は少ない。売れるようになると、みんなバンドを入れて曲をつくるようになるが、ギターとベースの構成のスタイルを崩さなかった。3年前には再結成しまた各地を回った。福岡ではZEPP福岡で演ったが、ギターとベースと歌のままだったようだ。
今年は高田渡が旅先の帯広で急死したこともあったが、高度経済成長期に活躍したフォークシンガーたちが、亡くなるような年月が経ってしまったということか。

2005/07/04(月) 開設3周年
早いものでこのサイトを開設してから今日で3周年。3年といえば、中学校や高校なら順調に行けば卒業するわけだから、短いようで長いとも言える。個人サイトの寿命は3〜5年くらいが主流だそうだが、ここらで一区切りという人の心情は察するにあまりある。

思えば3年前の6月、梅雨入りしてから家にこもり、せっせとホームページ作りに精を出したものだ。近年あれほど集中して何かに取り組んだことはあまり記憶にない(その割にパンチミスや誤変換があるが(^^;))。今の別館コンテンツを2日前の7月2日に開設し、本館開設とともに日記を始めたのが3年前の今日。開設当初のトップページはこんな感じだった。(一部リンク切れ有)
http://www.geocities.jp/hokutoflag1/indexv.htm

最初、ネットを始めた直後にオフ会に出かけると、周囲のほとんどの方がすでにご自身のホームページを運営されていて、私のように開設していないのはごく少数だった。そんなホームページ運営の先輩方も閉鎖や放置状態が増え、追いかけるように始めたこちらもそろそろ古株になり始めている。年数が増えればそれだけ意欲は低下してしまうが、アクセス数は増え続けているので、何度もアクセスされる方は熱狂的なファンと勝手に解釈することとして、まだまだ続けていかなくてはと思う。
(写真は三日月山の青竹。こんなにぶっとくても、最初は竹の子だったわけで・・・)

2005/07/03(日) 4番手からの差し
きのうの阪神−横浜戦で、横浜攻撃中に2塁塁審の佐々木が一旦横に手を広げてセーフのゼスチャーをしてから、横浜の走者にアウトを宣告。その後横浜の攻撃では、2−3からの投球で打者が1塁に歩きかけてから上本塁審がスイングを取りストライクの判定。横浜側が審判に抗議するという異様な試合の終り方だったという。

どちらも延長に入ってからのジャッジだけに、横浜としては納得できないだろう。夏の炎天下の高校野球の審判に多いが、早く帰りたいとかトイレに行きたいという理由で、終る流れへ靡いてのジャッジをするのをよく見る。阪神は福岡でのソフトバンク戦で露骨な誤審で損をしたが、今度はそれの埋め合わせと言えるかも。

実は今年のペナントレース、セリーグの優勝は横浜かもしれないと思っている。上位2〜3球団が最後までもつれればの話だが、各チームとも広島から貯金を作り、阪神、中日、ヤクルトが星の潰し合いをすれば、下位の読売から多く勝てるチームが抜け出ることになるだろう。現時点で7勝2敗と読売を手玉にしている横浜にチャンスがあると見る。となれば、今日の敗戦は後々になると響くのではないか。

新任監督の2年目のジンクスでも横浜に分がありそうだが、優勝するチームには大活躍する外人選手が付き物。阪神にも中日にもヤクルトにもいないが、横浜にはクルーンがいる。優勝はできなかったが、79年に王貞治を抑えて首位打者に輝いたミャーン以来の大物感を感じる。

2005/07/02(土) リバウンド
順調に減量できたことで少々気の緩みができたせいか、停滞していた体重から3キロほど増えてしまった。急に暑くなったのと、体調を崩したので走ることをサボったこと、カロリーの高い物を逡巡なく口にするようになったことなどが原因だろう。

リバウンドは多くの人が経験するようだが、それだけみんな同じように安心したり満足したりして油断するのだろう。そして一定期間ストイックになったことで、いくぶん自分に対して甘くなるのだろう。溜まったストレスを食べることで解消しようとする部分もあるのかもしれない。

ということで、今日から粗食メニューに戻すことにした。一汁一菜でしばらく乗り切らなければ。3キロ太るのは簡単だが、3キロ痩せるには下手するとひと月はかかる。受験勉強も仕事も運動の練習もそうだが、掲げた目標をクリアしてもその後も継続しないと元の木阿弥になってしまう。

ということは、ずっと今の体力強化メニューを続けないといけないのか。今日は大雨だったので走りこみは断念。どうやらしばらく雨が続きそうなので、走りこみの代替メニューを考えなければならないかもしれない。

2005/07/01(金) 危険な関係
昼メロの「危険な関係」は今日が最終回。細かなあらすじについては公式サイトに詳しいが、スタインベック並みのリアリズムに溢れたラストは、ありきたりのハッピーエンドよりも爽快だった。顔面に深い傷を負った主人公の柊子と、恋人の律が植物状態になる結末は、どん底ではあるがその先はそれ以上悪くはならないので、希望に満ちているとも取ることもできる。

主演の高橋かおりは、しばらく見ないうちにずいぶん綺麗になっていた。花屋の娘、大企業の社長夫人、娼婦、未婚の母と様々な姿を演じて、どれも魅力的だった。ベッドシーンの巧い女優は好きになれないが、彼女はベッドシーンを上手にこなしながら、子どもに子守唄を歌う歌声も愛らしかった。

18世紀のフランス貴族社会を描いたラクロの原作を読んだことはないが、当世風の道具立てで作ったにしては不自然さはあまりなかった。さすがは東海テレビ製作の昼メロである。前作の「冬の輪舞」が大ヒットしただけに、開始直後は少し退屈に感じたが、終わってみると前作に負けないくらいの出来だったと思う。小野寺昭の社長役が弱すぎたのが惜しい。彼は「毎度お騒がせします」での主演が命取りになった。駄作には、たとえ主演でも出るべきでない。マイナスのイメージはなかなか拭い去ることはできない。彼に「太陽にほえろ」の殿下役のイメージはもうない。
http://www.tokai-tv.com/kikenna/


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