日常日記
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2005/07/30(土) 汚名返上
おとといのご乱心以来、うちの猫様は落ち着かない素振りが見受けられ、あれ以来風呂の窓は閉めたままだというのに、私の風呂上りには少し興奮して鳴き声がやや裏返ったし、ベランダに干した洗濯物を取り込むと、真っ先に近寄って念入りに匂いを嗅いでいた。

そんなところへ、ついに今朝原因が発覚した。
おととい書いたマーキング云々というのは私の全くの素人予想だったのだが、実際当たっていたようだ。愛猫がベランダの窓に向かいそわそわし出したのでカーテンを開けてみると、大きさ、色合いもうちの愛猫に似た野良猫が、そのときまさにベランダ内でマーキングしていた。今後もこの日記に登場するだろうから、野良猫は「グレ」と名付けておこう。色がグレーと白のブチだからという単純な命名である。

猫の臭腺というのは目の上の毛の薄い部分と肛門の近くにあり、まずはこめかみを摺り寄せて、それから全身を密着させてマーキングを行う。その際尻尾は垂直に立っているのが特徴。尻尾が振動するようにぶるぶると震えていたら、分泌するエキスが多めであると推測している。

過去に愛猫に襲撃されたりされそうになったときは、ベランダから置いていたゴミとともに部屋に入ったので、まさによその猫のマーキング臭とともに愛猫の縄張りに突然闖入するという最悪の展開だったことを痛感。夏場は生ゴミはベランダに置いておくことが多い。一時期メーターボックスに置いていたこともあるが、小蠅が異常発生して大変なことになったことがある。狭い空間に生ゴミ保管は無理がある。今後の課題だ。しばらく魚料理はゴミ出し日にしか出来ないなぁ。野良猫にとっては、ごちそうがある場所には当然、しっかりとマーキングするわけで。

猫というのは図太い生き物で、実際愛猫と私に発見され威嚇されても、チューブ入りのマヨネーズでもぶりぶりと絞るように尻尾をぶるぶると震わせて悠然とマーキングしていた。すでに先にマーキングしたので、もう自分のエリアだという認識があるのか。それでも私は浮気の濡れ衣を晴らすため、そして愛猫の不安を払拭するため、釣竿で野良猫グレを威嚇し、「このよそ者が!」という台詞まで付けて少し追跡するポーズを見せた。そんな猿芝居も少しは効果があったようで、愛猫はこの後少し安心しここ何日か見せなかった両手両足を伸ばしてドテっとその場に座り込む姿でくつろいでいた。

それにしてもうちのシルヴィはシャバ憎ならぬシャバ子(ハッタリだけで実際ひ弱)である。野良猫グレを発見したとき、ベランダの扉を開けて攻撃指令を出したのに、軽く吼えただけで何もできなかった。私には両ひづめで襲い掛かってきたというのに、外に出るとまるで「借りてきた猫」ではないか。私に向かってきたときの迫力は何だったのかと小一時間・・・。出来が悪いことをこちらの方言で「つまらん」と言うが、その最上級である「いっちょんつぁーらん」猫である。
(写真は負けずにマーキングするシルヴィ(手前)と、ラチの向こうで悠然と様子を伺う野良猫グレ)


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