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2005/08/16(火)
ゆらりふらり
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きのうはその後、南小国町の「ゆらりふらり」で昼食。ここのご夫妻は、以前私の家の近くで「天井桟敷」という、大正築の家屋を利用した洒落たパブをされていて、一時期ボトルを入れて毎日のように通っていた店だ。天井桟敷の店は現存するが、経営が変わり店の営業形態も変わったのでもう何年も行っていない。
福岡から小国へ越して早8年になるそうだ。渓流釣りや寺山修司の話に花を咲かせたのがもう8年以上も前かと思うとため息が出る。8年ぶりに再会するとさすがに長い時間が過ぎたという感じがしたが、ご夫妻の元気そうな姿と、変わらぬ料理の腕に安心した。元々あまり洋食を好まない私だが、ご主人の作るグラタンやパエリアは別格で、この日も久々にパスタやピザを食べたが、最近少食でありながらピザなどはあまりの美味さに、1枚を10分足らずで一気に平らげてしまった。こんなに美味いピザは久しぶりにいただいた。
店はちょっとわかりにくい場所にあるが、黒川温泉からも近く、きのうは盆休みの時期もあってか、席につくまで少々待つほどの混みよう。繁盛しているようで何よりだ。テラスからは久住の山々が目前に見える。テラス席に着いた客は、居心地のよさから長居する傾向にあるようだ。真夏でありながら、吹き抜ける風が涼しくエアコンなどはないが快適。
ホームページを見てみると、グレーの可愛らしい猫ロンロンの写真がある。てっきりコラットかロシアンブルーのような純血種かと思っていたら、その辺にいた猫を育てるようになったらしい。人(猫)は見かけによらないものだ。小国に越してきて一番幸せなのはその猫かもしれないと、ご夫人が言われていた。小国の自然を満喫して、近くで野うさぎを捕まえたりして狩猟本能を存分に発揮しているらしい。都会育ちの私は、小学生の頃までうさぎとは白い生き物だと思っていたほど自然には縁遠い日々を過ごしてきた。私には出来ないこととわかってはいるが、自然の中で暮らすのは羨ましいと思わずにはいられなかった。 http://www.age.cc/~yurafura/
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