日常日記
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2005/08/02(火) イミテーションゴールド
今日は夕方までわりとヒマだったので、腕時計をバラして遊んでいた。メーカー品の時計はむやみにいじることはしないが、ゲームセンターの景品やブランドのコピー商品はどういう中身か開けてみることは楽しみのひとつである。

クオーツ(電池式)の場合は、裏蓋を開けてもどれも似たりよったりなのであまり面白味にかけるが、機械式の場合はどこの国のどのレベルのものが搭載されているか興味深い。ゲーセン景品の場合は十中八九中国製の名もないムーブメントだが、コピー商品の場合は物によってはセイコーやシチズン、オリエントなどわりとまともなムーブメントが仕込まれていることもある。

写真は偽ロレックスのムーブメント。韓国の偽者銀座イーテウォンで十数年前に6千円ほどで購入。当時にしては高い部類の偽者だった。韓国人の友人を連れていたので、べらぼうにボラれたということはないと思う。買った店は、まるで007の映画に出てくるように、陳列棚をずらしたところに秘密の入口があり、その奥に別室が隠れていてそこに偽時計やバッグが隠されていた。

写真を見るとわかるが、中身はRADOと書かれてある。今こそ落ち目だが、RADOはかつてはスイスの中堅メーカーだった。しかし純正のロゴとは明らかに違う文字。「RADO 17JEWELS SWISS」とあるが、自動巻きの時計で17石(せき)というのは考えにくい。石というのは金属部分の摩耗を軽減する目的で、一方の軸の部分に使用される受石のことだが、手巻きに比べて動きの大きい自動巻きは、最低でも25石あるはずなので、RADOの文字というよりムーブメント全体が偽者だろう。おそらく韓国内か香港あたりで偽者専門に生産していると思われる。

とはいえ名もないムーブより、裏蓋の中まで偽者に細工してあるとは、なかなか洒落ているではないか。機能面でも、午前0時になった瞬間に日付けと曜日が一瞬でパチンと変わるところなど、細かなところにも気を遣ってある。偽者作りにもこだわりがあるということか。精度も日差15秒ほどと、飲み屋のネーチャンを騙すための、夕方から夜更けまでしかつけない時計にしては十分な精度である。

そう考えると6千円というのは、まずまずいい買い物だったかもしれない。このときにもうひとつ偽クリスチャンディオールのクオーツを買ったのだが、どちらも今でも問題なく時を刻んでいる。さすがは韓国の偽者銀座イーテウォン・ブランドである(笑)


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