日常日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年9月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
最新の絵日記ダイジェスト
2007/07/04 今日でお別れです
2007/07/03 寂しき津久見
2007/07/02 ヤクルトアトムズのキャンプ地
2007/07/01 旅先の車内で
2007/06/30 6月の旅

直接移動: 20077 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月 

2005/09/30(金) チリも積もれば
明日から福岡市では一般家庭用ゴミ収集が有料になる。人口の増加とともに、文化の繁栄とともにゴミの量が増えてその処理が追いつかなくなっていくという理屈はわかるのだが、今までタダだったものが、突然有料になるというのはどうにも納得できないものだ。とはいえゴミを出さないわけにはいかない。マンション住まいなので、燃えるゴミを焼くこともできないし、結局は金を払って捨てるしか方法はない。

出来ることといえばゴミを減らすことか。チリ紙は全てトイレットペーパーにしてトイレに流してしまいたい気分であるが、常識的に考えると、減らせるものは古新聞や牛乳パック、生鮮品のトレイなどだろう。スーパーに持っていけば引き取って再利用してくれる。古新聞は町内の廃品回収に出すことにせねば。レース予想用の新聞や出走票は、これからレース場に捨ててこなければ。

それにしても腹立たしいのは、福岡市ときたら今月までしか使えない福岡市指定のごみ袋と新しい有料のゴミ袋との交換を、30枚で1枚しか変えないという。途上国のインチキ両替商よりもアコギなやり方だ。ヤクザでもそんな酷い取引はしない。一部の地域の住民に運転免許取得の費用や銭湯の補助金を出すような予算があるのなら、突然の方向転換に苦しむ庶民にもう少し謝意を示すべきではないのか。

今回の転換で、福岡市は各家庭に可燃、不燃、ペットボトル用の新指定袋各1枚ずつの入った「おためしセット」を配布するべく手配したそうだが、実家には届いてなかったようだ。どこか途中で止まっているのだろう(-_-;)。そうなるのも福岡らしいと言うべきか。我が家にはちゃんと配布されたが、各1枚では焼け石に水である。

10月からどれほどの割合で新指定袋で出されるのか気になる。それ以外を収集せずに町中がくさくなって困るのは住民である。
(写真はそんな事情も知らずに新聞チラシの上で爆睡する愛猫)

2005/09/29(木) 1週間に仕事をした時間
我が家にも国勢調査がやってきた。こんな機会でもなければ言葉を交わすこともないだろう、近所に住む年配の係の方が玄関に立つ。受け取った調査用紙を一通り眺めてみると、すぐに目のとまった箇所があった。「1週間に仕事をした時間」という項である。

『9月24日から30日までの1週間に仕事をした時間は何時間ですか?』と書かれてある。正直に答えていいんだろうか。実労時間は65時間である。法定労働時間は1週間に40時間が天井ということになっているが、実は65時間というのは少ない方。たまたま該当する1週間の間に休みが2日あったためで、休みが1日しかない週は78時間になる。法定労働時間を越える際は時間外労働などという言い訳になるのだろうが、これだけ超過するともはやその範疇ではなかろう。

国勢調査というものは、よそいきではなく実勢を報告するべきものであるので、正直に書くとするか。案内をよく見てみると、記入した内容は統計作成以外の目的では使用禁止が定められているとある。愚痴というか現場からの悲鳴というか、これを通じて密告する術は労働者にはないということか。外国に行くとこの国の規律は細かなところまで実によく出来ていると感じるが、お上と民の隔たりもぬかりないなと実感。

2005/09/28(水) 来季の楽天球団の楽しみ方
楽天球団は来季から野村新監督になりそうだと報道されている。マスコミの執拗な先走りには辟易するばかりだが、本人がはっきりコメントする前に各紙が自信たっぷりに受諾を報じているのは、大きな理由があるからだろう。それは息子カツノリの存在だと推測する。息子がギリギリのところで雇われている以上、要請をむげに断れば息子の契約は打ち切られる可能性が高い。まさか楽天がこうなることを想定して息子と契約したわけではあるまいが。ならば田尾監督と3年契約などという無駄遣いはするまい。もしもここまで読んで保険としてカツノリを押さえていたのなら、入団テストまでさせた演技力を含めて楽天劇場もなかなかの役者揃いである。

広岡とか野村とか、実績ある人物を金で雇い安易に結果を出そうとする楽天のやり方には失望を感じる。人を育てない企業は優良企業にはなれない。今の楽天の戦力なら、誰が監督をしても最下位だったろう。ホークスの王監督でさえ、「監督さい配で負けた試合なんて、ほとんどないんじゃないの」と言ったという。

とはいえ、野村新監督となればいろいろと楽しみは出てくる。コーチ陣はかなり入れ替わることが予想されるが、ヤクルトファンの私としては、橋上走塁コーチの留任が濃厚になることや、八重樫ヘッドコーチが誕生すれば面白そうだ。飯田の首もつながるだろう。古田がヤクルトの監督になれば師弟対決も楽しみだし、清原獲りの絵をかけば池山コーチの目もある。現戦力にはとにかく時間が必要だと思うが、このような視点で見れば私としては少しは楽しそうな気がしている。

2005/09/27(火) サッポロ発見
22日の日記に書いたサッポロの瓶ビールだが、探し回った結果、家から3キロほど離れたディスカウント風酒屋でようやく発見した。その店でも売っていたのは3本だけ。やはりサッポロ瓶ビールの福岡での商戦は厳しそうだ。

個人経営の酒屋ながら、わりと安い値段で営業しているらしく、ビール券を出すと百何十円か差額が出た。そこは泡盛の在庫が豊富で、お気に入りの白百合が売っていたので不足分を手出しして一緒に買った。白百合は石垣島の小さな家族経営の酒蔵が造っている泡盛だが、それが福岡の片隅の個人経営の酒屋で買うというのも不思議なつながりのような気がする。

こういう店は応援したいのだが、いかんせん家から遠いのと、それほど酒を飲むわけではないので、消費の機会が限られているのが残念だ。日本酒の在庫も豊富で、山口の獺祭(だっさい)が数種類も置かれていた。場所は吉塚駅の南口から空港通り方面へ徒歩15分ほどとやや不便だが、付近は広島県人会の折り紙付きである広島風お好み焼の店かわせみや、さっぱり系とんこつラーメンのおたふくやなど、食の店が充実していて歩くには楽しい一角だ。

2005/09/26(月) 歳を感じるとき
ときどき伺う先のウェブ日記の作者の方が、今日はやけにポケットティッシュをもらう日だと書かれていた。私は逆に、最近めっきりティッシュやチラシをもらえなくなってきたと感じる。元来無愛想なこともあるだろう。社会に出るようになって、コミニュケーションが苦手な私でも、働いている時間くらいは社交性を保てるようになったが、素に戻ればとっつきにくさが出ているのだろう。しかしそんな見た目だけが原因ではなさそうだ。どうも年齢的にターゲットから外れてきているのを感じる。ファーストフードや今風の創作料理の店の割引券など、若者向けの配布物はめっきりもらえなくなった。

なんだか世のマーケティング枠から除外されたような、一線を退き肩叩きをされたような気分にもなる。実際貰ってみると、割引クーポンやら店のビラなどはゴミにしかならないことが多いのだが、直前の通行人にまで配っていたものが、私の番になると手を引っ込められるのは、イジメの中の最下級の「無視」を味わうようでちょっとセンチメンタルになる。

サウナだとか分譲マンションのモデルルームとか、いわばおっさん向けの広告物は差し出されるから余計に寂しく感じる。そういえば今年のプロ野球は、野茂や高津、佐々木、桑田、清原など、同年代の選手の力が急速に衰える1年だった。中野浩一が競輪選手を引退した年を越えてしまったし、私もある意味ひとつの節目を迎える時期なのかもしれない。それをネガティブに捕らえるか起爆剤にするかは自分次第なのだと思うが。

2005/09/25(日) 我が家もようやく全自動へ
今朝は仕事を終えると天神の家電量販店へ直行。日替わり特売品の全自動洗濯機1万円也を買うためである。中国製のノーブランドなので1万円でも驚くほど安くはないのだが、同じ商品がビックカメラで2万円ほどで売っているのを見て、買わないと損のような気になったのだ。ちなみに我が家の現役洗濯機は16年目を迎え、そろそろ交代が必要な気配である。

思えば就職して最初に買ったものが洗濯機だった。秋葉原中の電気屋を回って、最も安い店で1万7千円ほどで買った記憶がある。その程度の金額ながら当時新入社員の私には高く、半年ほどの月賦で購入した。三菱製の二層式だが、これまで壊れずによく働いてくれたものだ。二層式は15年前ですらすでに全自動に押され売っている店の方が少なかったが、今日買った売り場ではまだ生き残っていた。

今日は日曜、しかも連休中のせいか人の列が多かったように思えたが、開店40分ほど前に着き余裕で購入。私の前には50名ほどが陣取っていたが、いずれもパソコンやデジカメ、テレビ、DVDなどを狙っていたようだった。洗濯機の配送手続きを終えると、別の特売品の2千円の電動ポットがまだ残っていたのでゲット。この冬はガス代が節約できるかもしれない。

2005/09/24(土) 信じられない・・・
今となっては信じられないことだが、昔の本には検印として券末に著者の印鑑が押されていた。もちろんその時代にシャチハタ印などあるわけもなく、印刷などという気のきいた手法を用いず実際の印鑑がしっかり押されていた。今は「検印廃止」のひとことで済んでいるのだが。

もっと信じがたいことは、著者の紹介の欄に著者の現住所が記されていたことである。きのうの心霊写真集もそうだ。中には電話番号が書かれているものもある。今ならひやかしや嫌がらせなど大変になるだろうが、当時からその手合いは多少いたにしても、読者の良心により抑制されて秩序が保たれていたのだろう。

タレントなどと違い、もの書きは今でも現住所を公開している人がいるが、やはり時々読者が訪れてくるようである。不届き者には、ぶぶ漬でも用意して、いや、家中の殺虫剤でも集めておかないといけないかもしれない。

たとえこのサイトで私の住みかを公表したとしても、私に会いに来る人はいないだろう。日記に登場する近所の女子高へ行ったみたいとか、うちの猫を触りたいという人ならばいるかもしれない。どちらも可愛く見えて、実は恐ろしいかも・・・。
(写真は寝乱れる愛猫シルヴィ)

2005/09/23(金) 心霊写真
友人に探すよう頼まれていた心霊写真の本を見つけたので買う。ブックマーケットという古本チェーンだが、100円のコーナーにはなかなか掘り出し物があって、他に競艇の古い本も発見したので購入。

心霊写真の本は、30代以上の方ならおなじみの「恐怖の心霊写真集」である。今は亡き中岡俊哉氏の著書で70年代に大ベストセラーとなり、新、続、実証など矢継ぎ早に姉妹作が発売されヒットした。私は発売当時小学生だったが、クラスの誰かしらが学校へ持ってきて、結局一通り見たのではないかと思う。

本を友人に渡すまでの間、自分で読むことにする(笑)
今見るとさすがに古さは隠せず、昭和30年代に撮影した写真なども混じる。新しいものでも高度経済成長期を感じさせる写真で、遠い日本の断片が感じられる。幼心に印象的だった心霊写真は今みても強烈なものばかり。頭に包丁が刺さったように見える写真や、仏壇の背景が顔になっているものなど、鮮烈なショットは大人になった今でも夜ひとりで見るようなものではない。

心霊写真にもご多分に漏れず定番というのがあって、修学旅行の集合写真や墓地での写真などがあるが、その名所といわれる華厳の滝や恐山などはその後訪れたときに、やはり心霊写真のことをちらりと思い出したりしたものだ。

本を一通り見てみると明らかにインチキくさいのもあるが、心霊写真そのものを否定するつもりはない。小学校のクラスメイトの持っていたものに、背景の空中に手足のない兵隊が写っていた写真があったが、小学生にトリックなどできるわけはないだろうし、今もって解明不能なものの一つである。私自身の写真の中にもかなり不気味な写真があるが、それについてはまたいずれかの機会に触れたいと思う。

2005/09/22(木) サッポロはどこ?
関東の人にサッポロのビール券をもらった。1枚で大瓶2本と書いてあり、裏には松坂屋とプリントされている。東海から関東地方にかけてはおなじみだが、福岡ではあまり知られてない百貨店である。

ローカル百貨店の松坂屋はともかく、サッポロビールも福岡ではかなり弱い。居酒屋などでは養老ビールよろしく、サッポロ黒生などすっかりこちらでもおなじみだが、サッポロの瓶ビールを扱う酒屋は少ない。酒を扱うコンビニにも瓶ビールはあるが、ほとんどがキリンラガーかアサヒスーパードライ。品揃えが豊富なところには、それにエビスが加わる。

しかし、サッポロの瓶はない。近年日田にサッポロの工場が出来たばかりだというのに。コンビニはともかく、スーパーマーケットの酒売り場はおろか、酒屋にもなかなか売ってないのだ。近所の酒屋を数軒と中洲の酒屋を回ったが、瓶はやはりキリン、アサヒ、エビスどまりである。サッポロのセールスマンよ、この現実をどう受け止める?

こりゃ、よほど在庫の多い大型の酒専門店に行かないとなさそうだ。ということは、はるばる遠くの酒屋から瓶ビールをわざわざ買ってくることになるが、空き瓶をまたそこまで持っていかねばならない。処分してもいいのだが、来月からゴミは有料化になるだけに、余分なゴミはなるべく出したくないものだ。

個人的にはビールはサッポロが好きだ。できれば赤星のサッポロラガーがいいが、九州では入手困難。飲み屋などで銘柄が選べる場合はサッポロにしている。次いでキリンラガー。スーパードライは私の中ではチンタオより下だ。しかし別格なのはエビス。エビスはずば抜けて旨いと思う。宗像でスナックをしているときは瓶はサッポロラガーとエビスを出していたが、飲み比べると味の差が格段だった。決して、漫画「美味しんぼ」に感化されたわけではない。

ちなみに海外では、タイのシンハー、フィリピンのサンミゲル、オランダのグローリッシュ、メキシコのテカテ、コロナなどが好みである。しかし最もよく飲むのは、いかんせん予算の都合で発泡酒である(-_-;)

2005/09/21(水) 雨は降らなかったけれど
今日から連休だったので、壱岐にでも行ってみようと考えていたのだが、あいにく天気予報では雨になっていたので回避。壱岐ならば高速船を使わずとも日帰りが楽にできそう。というより、これといった観光地もない様子。ところどころ海がかなりきれいな海岸があるのと、温泉くらいのものか。日帰りを考えるのは、泊まってまで見るほどあれこれ見どころがありそうでもないし、良さそうな宿泊施設も見当たらないからだ。

島内を走る壱岐交通というバスには1日千円で乗り放題のチケットがあるのだが、バスの本数が少なく、さらに主要な経路以外は朝夕しかないなど、予定が組みにくいのが難。かといってレンタカーは高い。軽自動車24時間8千円もする島値段である。島へわざわざ訪ねてきて島を知ったり理解したりしてくれるようなゲストに、ひどい仕打ちをするとはどういうことか。3時間3千円というところも見つけたが、それも決して安いとはいえないだろう。それほど大きな島ではないので、自転車を航送して持ち込むという手段もあるが、

明日も天気が曖昧なので今回は中止するが、気が向いたら来月くらいに順延するかもしれない。壱岐へは博多からと呼子からの航路があるが、呼子方面からはしばしば遅れが生じるなどの問題点があって、来年くらいに唐津からの航路になるようだ。そのときに唐津を絡めて行くのもいいかもしれないと思ったりもしている。

2005/09/20(火) 能書きはいらぬ
7月末に煙草に手を出してから、なかなか煙草と絶縁できずにいたが、2ヶ月ほどかかってようやくやめることができた。いつでもやめられるという自信がありながら、ずるずると続いてしまったのは、ここのところパチンコ店通いや酒を飲む機会が多かったこともあるだろう。レースのカーテンを新調して以来、自分の部屋は禁煙にしていたので部屋で吸うことはなく、本格的に喫煙に依存することはなかったのだが。

しばらく煙草を買わないうちに、煙草のパッケージには脳卒中だとか肺がんになる確率が上がるという旨の警告文が、かなりの幅でプリントされるようになっていた。先日場末の煙草屋で、Winstonという人気薄銘柄のソフトパックを買ったら、売れ残りなのか警告文の書かれていないデザインのものだった。Winstonのパッケージのデザインはダーデブルのルアーのようで気に入っていたが、いらぬ能書きが書いてあるとその美的センスが損なわれるものだと気づく。こうして能書きのないデザインを見られるのも、これで最後かもしれない。

2005/09/19(月) 今日は敬老の日だそうで
祝日に働いていると、休みの人が羨ましくなったりするものだが、実際のところは祝日に休めた頃の自分が有意義に休みを過ごせたかといえば疑問符が出る。きっと休めたとしても、建設的に過ごせずに終ってしまうことは想像がつく。事実、働いてしばらくはカレンダー通り休めた時期があったが、遠方へ出かけない限りは家や近所をうろついて何となく終ることが多く、休息以外に自分の役に立っていたかといえば否だろう。祝日に仕事をしていると、「どうせ替わりに休みがあるんでしょ?」といわれることが多いが、今の仕事はそれはない。とは言っても、働き損だとは思わない。人生だいたいチャラというのが持論のひとつで、いつかはまた休める日が来るだろうと心のどこかで思っている。

祝日の仕事というのは、町中がお休みモードになっている分、こちらも最初からのんびりと仕事に臨むことが多い。今日もこうして仕事中に日記を更新できるほどヒマなのだから、平日働くよりも気が楽なのが本音である。平日休める身分としては、祝日が休みになると損した気分になることもある。どこに行っても混んでいるし、パチンコ屋は釘を閉める。赤日に休み慣れていない分、休んだ気分にならないというのもある。

祝日にレジャー施設などに出かけると、下手に働くよりよっぽど疲弊するのは確かだろうし、お金は出ていく。働いていれば出費しない分ましかもしれない。こうして労働者は資本家に飼いならされてしまうという気がしないでもないが(^^;)

2005/09/18(日) 失われた心
いつも行かない郊外のガソリンスタンドで給油すると、灰皿を掃除してくれた後に芳香ボールを入れて返してくれた。思えば、かつては給油すれば当たり前に入れてくれたものだが、最近ではそんなサービスはほとんどなくなってしまった。その昔は洗車も自由に出来たようだが、世知辛くなったものだ。

そういえばサウナでは、かつては煙草はタダで吸い放題だった。大半はハイライトだったが、リクライニングシートや脱衣所などの卓上に煙草がびっしりと置かれていて、サウナ上がりにはいつもより多く吸ったりしていた。ひどい客はガウンのポケットに入れて持って帰ったりしていたものだ。そういえば最近のサウナでは、「タオルはお一人様一枚まで」なんてところまである。

思えばカップヌードルが発売された当初は、プラスティック製のフォークが売り場なりレジなりに備えられていて、個数分は当然もらえたはずだが、今やカップ麺を買っても申し出なければ箸はもらえない。黙っていても箸が付いてくるのは、定価同然のコンビニくらいではないか。

むかしは本屋で本を買ったら、特に文庫本にはしおりが挟まっていたりくれたりしたものだが、それすら減ったように思う。その代わりに、いらぬ広告の紙はたくさん挟まっている。よく本屋のレジのところに置いてあった、腕時計のバンドにはめるアルミ製のカレンダーのように、今では必要になくなったものが淘汰されるのは仕方ないが、ただ利潤追求に性急に走ったがゆえに、心を感じるサービスが削減されていくのは寂しいことだ。その僅かな出資により心が動くということに気づかないのだろうか。

福岡では、コンビニや外食産業のチェーン店などの一部で、夜になっても看板の電気を消したまま営業している店をよく見る。私も店をしていたので、看板の電気代がかなりのものだということはわかるのだが、だからといって行燈を点けない商いなんて尋常でない。金儲けのためなら手段をいとわないという冷たい時代になってしまったということか。

2005/09/17(土) かにめし
いつものごとく、夜更けにスーパーへ出かけ開店荒らしならぬ閉店荒らしでおつとめ品を物色していると、「つがに」が半額で並んでいる。「つがに」とは標準名をモクズガニといい、淡水にいるカニである。四万十川流域などではすり潰して汁にするらしいが、そのまま茹でるか炊き込みご飯にするのが一般的。九州では佐賀の浜玉町に川がに料理で知られる料亭がある。

かにの入ったトレイを手にとって見てみると、賞味期限が今夜限りなのに僅かに泡を吐き足を少し動かしている。まだ生きているようだ。これは明後日くらいまで持ちそうなので、買って帰り冷蔵庫のもっとも冷たい上段に入れておいた。

そして2日後の今日、冷蔵庫から取り出してみるとまだ動いている。トレイのラップを外して水洗いすると全ての足が動き出した。生命力が強いようだ。4匹の中の1匹は、油断していると爪で挟まれそうなくらい元気がいい。かに飯にするため炊飯器に入れ上から醤油を垂らすと、バタバタと暴れ出したので慌てて蓋をしてスイッチを入れた。

時間になると、醤油の焦げた香りとかにの風味が広がり、ワンルームマンションの極限まで狭い空間のキッチンには不似合いな、一流割烹のような上品な匂いが漂った。素材の良さに頼ったとはいえ、久しぶりに満足できる料理の出来映えだ。かにのエキスを吸ったご飯やおこげもさることながら、かににはみそが大量に詰まっていて激ウマ。川のかにも侮れないものだ。さすが上海カニの親戚だけある。

見てみると全てメスだった。半額にすると1匹当たり100円だというのに、西鉄ストアはなかなか良心的ではないか。調べてみるとモクズガニの最高の旬は1〜2月の卵を持った時期らしい。これ以上に旨いのなら、もう一度その頃に食べねばなるまい。

2005/09/16(金) 石川投手、おめでとう
ヤクルトスワローズの石川雅規投手がきのうの広島戦で勝ち10勝となり、新人から4年連続2桁勝利を達成した。

これまでスワローズで新人から4年連続10勝以上したのは、長い歴史の中でほかに2人しかいない。一人は昭和39年デビューの佐藤進。もう一人は、今やKBC九州朝日放送解説者として福岡ではおなじみの西村龍次。あの金田正一ですら新人の年は8勝止まりだったのだ。プロに入り、最初の年から2桁勝利するのが如何に難しいかがうかがえる。

今年は初めて2軍落ちするなど、石川にとっては苦難の年だった。最近の登板は、リードして勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りながらも、後続の投手が打たれ逆転されるという展開が続いていた。石川は完璧に抑えるタイプではなく、ランナーを出すことが多く負け数も多いような「打たせて取る型」だが、東北人らしい辛抱強さと粘りがあってこそ、そして怪我なく来れてこそこの記録だと思う。次は松岡弘が達成した6年連続2桁勝利を目指して頑張ってほしい。

かなり最近までヤクルトが優勝すると信じていた私は、神宮へ乗り込むために毎月僅かだが積み立てていた。残念だがその金は要らなくなりそうだ。どうせ使うつもりだった金、潔くレース場で3連単1点買いでもして、さらに大きな夢でも買うとするか。

2005/09/15(木) 甦った電子手帳
実家の母親が、何かの公開講座を受講するときに携帯できる辞書が必要だといい、電子辞書がいくらくらいするのか聞いてきた。使い途は漢字の変換だけというから、引き出しの奥に眠っている電子手帳を引っ張り出してみた。もう10年近く放置していたので、当然電池はない。裏蓋の中にはボタン電池3つがあり、そのうちひとつはデータ保存用のようだが、さすがに10年もすれば消えているだろう。

100円ショップでボタン電池を買ってきて10年ぶりに起動してみると、無事に画面が立ち上がった。三十路の大人になった今では絶対に買わないカシオ製なのだが、それなりの機能が付いている。たしかパチンコの景品で2千5百発で貰ったものだと思うが、当時の数千円相当にしては辞書や計算機、住所録、カレンダーなど多彩。しかしどれも今では携帯電話で事足りる機能だ。リセットして立ち上げるとカレンダーは1992年になっているので、その年か前年に製造されたものだろう。

92年といえば、貿易関係の仕事をしていた頃だが、思えば当時は海外との通信はFAXが中心。途上国の取引先の中にはTELEXのところも残っていた。海外への文書はワープロよりもタイプライターが主で、打ち直しが出来ないため長文の最後の方は緊張したりしたものだ。僅か十数年でずいぶんと便利になったものである。

この頃はパソコンにまだしっかりしたOSがなかった頃で、電子手帳はモバイル端末ができるまでのツナギのような存在か。そういえば通信機器にはポケベルなんてものがあったが、儚い存在に終った。今でもほんの一部にポケベルは使われているようだが、この頃の通信機能やパソコンとの互換性すらない電子手帳を、いまだに使っている人はどれだけいるものか。

2005/09/14(水) 祭りもいいけど
休み明けでいつもより長く寝ていると、外で鐘の音が鳴り響いている。こんな時間に競輪か?なんて思うわけもないが、玄関を出て様子を見てみると、隣の神社で地鎮祭のようなものが行われているようだ。ドンドンドーンとうるさい。ドンキホーテじゃあるまいし(^^;)

すぐそばの箱崎宮では放生会の真っ最中なのに、何もこのせわしい時期に重ねることもなかろう。箱崎近辺はただでさえ飛行機の騒音がひどく、その上近所に金光教信者が多く毎朝ポコポコと木魚を叩く音も聞こえる。すっかり住み慣れたとはいえ、相変わらず何かと不穏な町である。

せめてもの救いは、マンションの隣室が1年半以上空室になったままであることだ。どうせまた学生が入居すれば、時間構わずにゴソゴソと音を立てるのだろう。最初に入居したときはとなりにきれいな女性が住んでいたが、その後はずっと野郎ばかりが越してきている。男女比は1:1であるとすれば、今後は女性ばかりが続かなければおかしいと思う(^^;)

2005/09/13(火) 寄らば大樹の陰?
今回の自民党の大勝については、あちこちでいろいろと分析されていたが、専門的なことはその道の偉いセンセイ方にお任せするとして、どうも私が動物的に感じたのは、大地震や台風などの災害が相次いだことで、多くの投票者が本能的に安定を求めて、もっとも保守的な投票をしてしまったのではないかということだ。

福岡では志賀島の1周道路が未だに震災の崖崩れで寸断されたままだし、赤坂門から平和台にかけての車道や歩道はゆがんだまま。バス停の屋根は斜めに曲がり、バスはそこを通るたびに大きく揺れている。県民の心もかなり揺れているのではないか。博多駅が水没した記憶も、簡単には拭い去れない。

他の地域で考えてみても、近年大きな地震がかつてより明らかに頻発しているし、台風の直撃も多い。私が小さい頃は、台風で学校が休みになった記憶はないのだが。そんなご時世だから、選挙の投票だって、クイズダービーで言えば高配当に釣られて篠沢教授で遊んでみる余裕はなく、はらたいらで当てにいくような人が増えたのではないか。

それにしても小選挙区というのは、作った所が得するようによく考えたものだ。ソフトクリームで言うなら、バニラ、チョコ、ミックス、ストロベリー、メロン、オレンジとあれば、いろんな味に興味がわくが、バニラ、チョコ、オレンジしかなければ多くの人がバニラにするだろう。そういえばテキヤをしている友人がこんなことを言っていた。かき氷を売っていて、普段は氷蜜を7、8種類並べているが、忙しくなると3つだけに絞るという。すると前の人が頼んだものや、周りが食べている同じ味ばかりが売れるようになるそうだ。

2005/09/12(月) 勝てば官軍
近年身にしみていることのひとつに、「継続は力」という言葉がある。この日記でも何度か書いてきたが、どんなことでも続けること、ましてや結果を出し続けることはそれだけで尊敬に値する。どんなにマズい食べ物屋でも、長年多くの客を集め続ける店は立派である。

今回の選挙で圧勝した自民党は、今さらながら思うが選挙のプロである。首相のパフォーマンスや女性候補などが次々と図に当たり大勝利。選挙は政策云々よりも、まずは数を取ることが先。長年与党として数を保ってきたことは、中身ややり方はともかく結果を残し続けたという部分では一流中の一流である。私の居住地馬出地区の天皇とも言える、松本龍の足許さえも揺るがした自民の風は凄まじかった。

北海道では比例区で鈴木宗男が議席を獲得。自民党から切り捨てられ、お払い箱となり収監されて終る議員が多い中で、這い上がり再び議員となる結果を出したのは渋太い。そしておそらく外務省の秘匿される部分を握っているだけに、どれだけ地元に金を引っ張れるかは興味がある。同じ秘密を握る田中真紀子と組めば面白そう。今後はお互い数が必要になるだけに、まんざらありえないこともない。今のこの国は薩摩と長州がまさかのタッグを組み出来上がったわけで、「勝てば官軍」なんて言葉もある。

榎本武揚以来、北海道はこの国の中でも共和国的な別世界のような部分があるが、ロシア・サハリンの石油・ガスのパイプラインを北海道に延ばし、北海道を日本のエネルギー集積基地にするという公約がどれほど具体化できるのか、北方領土問題の進展と絡めて興味があるところである。

などと自民党やその出身者について興味を示したが、私は選挙権を得てからほとんど自民党やその議員に投票したことはない。私も多くの有権者同様、民主党の底の浅さを見限ったので、今回は民主党にも入れなかった。党首が刺客を「しきゃく」なんて読み上げているようでは、本人ばかりか参謀のレベルも低いと取らざるをえない。私が以前働いていた会社の会長は、文盲を「ぶんもう」と読んでいた。実力以外の理由で出世する人は、意外に容易くそれが露呈するものである。

2005/09/11(日) 投票して感じるもの
今日は仕事明けの朝方に近所の小学校に寄り、選挙の投票を済ませてきた。夕方の出勤前に行くのは何となく慌しいし、混んでいるのも望ましくない。私のようなナイトワーカーのために、いつのまにか投票時間は20時までに延長されているが、締め切り間際に投票に来るのはどんな顔ぶれか興味がある。

朝方に投票に来ていた顔ぶれは、妙な例えだが焼き物の名所に来ている熟年夫婦の客層に似ていた。水準以上の生活レベルを感じさせる品位で身なりもよく、夫婦が整った歩幅と距離感を保っているあたりがそう連想させた。品の良さでは美術館や図書館の来場者にも近いが、若年層はほとんどいないのが大きな違い。茶髪やジャージ姿は全く見かけなかった。

投票の係の人たちといえば、日曜学校だとか俳句の会とかでしか見かけないような、規律正しい生活に生きる人という感じに見える。例えば女性の方は、風俗に行ったことが知れると不潔だとか別れると言いそうな、男性の方は立小便を目撃されればその後は距離を置いて接されそうな、あくまでも私の妄想だが、そんな固そうな人が地味な普段着を着て姿勢よく着席している。

それでも、競艇の前夜版や競馬新聞を小脇に抱えて、やや派手目の柄シャツ姿で、少しヒゲが伸び、とても仕事帰りとは思えないいでたちの私に冷たい視線を浴びせることはない。最高裁判事の名前の上に×ばっかり並べた投票用紙が見えても、表情ひとつ変えずに座っている。それどころか、出口にいる係の人は「ご苦労さまでした」と声までかけてくれる。同じ投票所でも、殺伐としたレース場の穴場とはえらい違いである。

いろんな意味で選挙権は平等に与えられていると感じることができる。たとえ大勢に影響がない一票だとわかっていても、これからも足を運ぼうと感じてしまうのである。

2005/09/10(土) トラベルクロック
今日も通販でいつものように時計を物色していると、写真のようなトラベルクロックを見つけて懐かしくなった。むかしは一家に一台はこんな時計があったのではないか。今や携帯電話が普及し、時計もアラームも付いているので、旅先にわざわざこんな時計を持っていく必要がなくなった。携帯電話のほかにコードレス電話にもアラーム機能が付いているものもあり、目覚まし時計が部屋にない人が多いのではないか。

私が小さい頃はまだクォーツ時計が開発されておらず、このようなトラベルクロックも目覚まし時計も腕時計も全て機械式だった。機械時計好きの私は大学に入り上京してからも、ディスカウント屋などで中国製(国産物が流通しなくなってから、最後まで流通していたのは中国製だけだった)のネジ巻き式の目覚まし時計を買い、毎日巻きながら使っていたが、その後は機械式の目覚まし時計は見かけなくなってしまった。

トラベルクロックはエルメスなど高級ブランドでも未だに発売しているが、持っている人は少ないだろう。飯場に泊まり込んで作業でもするのならともかく、今やビジネスホテルはもちろん、カプセルホテルにだってほとんど目覚まし時計は備えられているし、インターネットカフェだって申し出れば貸し出してくれる。

腕時計の中にはアラームが付いたものがある。デジタル式だけでなく、アナログ時計にもアラームクロノという機種には付いているのだが、私の持っているセイコーのアラームクロノのアラーム音は、深い眠りでは起きないだろうというほど優しい音である。その音色はどこかで聞き覚えがあると思っていたら、かつて自動車で時速100キロ以上の速度になったときに鳴る警告音にそっくりだと気づいた。キンコンキンコンと学校のチャイムをMIDIにしたような音で、目覚ましというよりは癒しの音である。トラベルクロックも速度の警告音も、もはや絶滅危惧種なのが残念である。

2005/09/09(金) 夏休みは終りにして
ここ数日から、また通勤を利用したウォーキングを復活した。
ここのところ、あまりの暑さにお休みしていたのだ。それに夏の間は小倉競馬が開催されていて、行ける日は夜勤明けでそのまま出かけていた。歩いたり、体を動かしたりして、その疲れを引き摺ってまで寝ずに出かけるのはしんどい。ということで、夏の小倉開催が終るまで体力強化は夏休みと決め、遊びに専念していた。

そして暑さのため、また盆の寄り合いなどもあって、ビールや酒を飲む機会が多く、かなり体重も増え、減量開始からピークで15キロ痩せたのが、ついに7キロマイナスと貯金を半分使い果すことになってしまった。さすがにこれではマズイということで、また往復8キロ弱を歩いて通勤する生活に戻した。今日などは夏のような暑さで、日陰にいてもかなりの熱気を感じたが、汗をかくことで痩せるのならそれも我慢できる。涼しい気候になると、夏ほど簡単には体重が落ちなくなるという。

何とかこの数日で3キロ痩せた。マイナス10キロまで戻りやれやれというところ。食事も粗食に戻しつつある。問題はこれからだが、気候も凌ぎやすくなることだし、もうひと頑張りしなければ。来月は西鉄の昼パスでも買って、休みの日は油山や若杉山、湯川山にでも登ろうかと考えている。さすがに立花山と三日月山には飽きてきたし。
(写真は三日月山山頂から見た海の中道方面)

2005/09/08(木) 家猫と野良猫
繁華街の真ん中にある深夜営業のペットショップを覗いてみた。たまにはよその猫や犬を見に行くこともある。その店は夜遅くまで開いていることもあり、水商売の女性御用達でもある。そのせいか値段は高め。箱崎の商店街のペット屋ならば4万5千円で売っていた猫のアビシニアンが8万ほどで出ていた。(箱崎で売っていたのは本当に純血種かどうか疑わしい気もするが(^^;)

それにしても子猫や子犬は可愛い。うちの猫もこんなに小さな頃があったものだと追憶してみる。少し年長で売れ残ったのはディスカウントされている。あんなに狭い檻の中には、居れば居るほど性格は歪むだろうし、体にも悪いだろう。

それに比べると、野良猫は自由気ままだ。檻の中よりひもじい思いは多いかもしれないし、病気や交通事故などで長生き出来ない確率はかなり高いが、誰にも邪魔されずに猫らしく生きているように見える。そして何よりも風格がある。自分の縄張りや日用の糧を自ら調達している強さだろうか。

そう考えると、長くて快適な生活が保障されている家猫が、必ずしも幸せではないように感じてくる。これは主やその家族の愛情にもよるだろうが、猫本来の放浪性や狩猟本能を満たすことは家の中では難しいわけで、どちらが幸福とも言えないような気もしてくる。(写真は旅先で見かけた野良猫)

2005/09/07(水) 一夜にして・・・
台風14号は九州を直撃してしまい、宮崎や鹿児島では大きな被害を残したようだが、標高の高い山が少なく大河があまりない福岡には大きな被害はなかったようだ。しかし夕方から21時頃まで一旦収まった風雨が、台風が通り過ぎた後に吹き返しとなって、午前1時過ぎまでかなり強く続いた。明け方になってからようやく雨が収まり、朝方の帰り道では植木を剪定した後のように、沿道に木の枝や葉っぱが多数散らばっていた(写真)。

私が仕事から帰る時間は、多くの人たちが出勤する時間だが、仕事に向かう人たちの表情がいつもより柔らかく見えた。きのう自宅待機だったり休みだった人の割合は、思ったよりも多いのかもしれない。それと祭りが終った後のような、妙にふっきれたようなそんな感じにも見えた。

さて今回の台風で、高知の早明浦ダムの貯水率が上がることを願っていたが、何と一夜にして4パーセントから100パーセントになっているではないか。喜ばしいこととはいえ、これはロケーションや構造上の問題があるのではないか。水不足仲間である福岡の江川ダムだって、どれほど豪雨があっても一晩で満水というのは聞いたことがない。

2005/09/06(火) 雨にもマケズ その2
今日は出勤の時間が台風の目にあたり、風も雨もそれほど酷くない時間に出掛けることができました。
あいにく日暮れの時間なので、台風の目といっても暗い中に雲の切れ目が少し見えただけでした。

九州の大都会天神もさすがに人っ気がなく、天神地下街などは端から端までダッシュできそうなくらいでした。
それにしても台風が来る度に思いますが、福岡の町って、バスがいないだけでこれだけ広々とすっきり感じるものかと感じるばかりです。バス保有台数日本一だけに・・・。バス通勤している私が言うのもなんですが。(画像は出勤時の六本松)

2005/09/05(月) 雨にもマケズ
きのうは小倉競馬へ。「チーム小倉」の競馬仲間の面子が久しぶりにほぼ揃った感じ。あいにくの雨模様だったが、最後の小倉競馬を満喫してきた。最終レース後に恒例の馬場開放があり、足許の悪い中熱心なファンがたくさん馬場に入っていた。

いつもなら寂しげな秋風を感じるところだろうが、雨模様だけにこれで終るのかという感じがしなかった。今回初めて馬場に入って思ったが、芝コースってあんなに硬いものだとは。雨が降ってあれくらい硬いのだから、パンパンの良馬場では脚部に負担がかかるのは間違いないだろう。小倉や福島などのローカル競馬場は平坦コースとして知られているが、障害コースの坂はそれなりのものだった。あそこを駆け上がるのはきついことだろう。

その後競馬仲間と小倉の町のダイニングカフェへ。それにしても女のコってケーキが好きだなあ。小倉の競馬仲間の女性陣は、性格がさっぱりして男っぽく(これまでの職業柄女性疲れしてきた私は助かっている)付き合いやすいのだが、甘味への熱い視線を見るとやっぱり女のコだなあと感じてしまう。いや、もちろんゴール前での黄色い絶叫を聞くたびに、女性であることは実感しているけど(^^;)

2005/09/04(日) 女子高潜入
たまにこの日記に登場する近所の女子高だが、きのう初めてその中へ入る機会があった。生徒のものらしきバスの定期券を拾ったのだ。

定期を見ると9月1日から9月末まで有効で、発行されたばかりだったので、持っていくのが面倒くさいとかいう思いよりも届ける気持ちが勝った。1ヶ月6千円という金額はちょっとした出費である。使用者は15歳とあるが、最寄りの女子高の生徒だとすると、私学に入学させたばかりだけに、余分な出費は痛いところだろうし。そういえば黒柳徹子は、むかし電車の定期をなくしてその期限まで何キロも歩いて通学したと言っていた。それも可哀相な話だし。まして県立に滑って私学へ入った15歳は、ただでさえ日々が重苦しいものだ。

西鉄の定期だが、「再発行はしません」と書いてあるので、ひょっとすると西鉄に届けると持ち主に届かない恐れもあるので、おそらく最寄りの学校のものだろうと想定して、ためしに持っていってみることにしたのだ。近所の交番は閉鎖されてしまったし、わが町の女子高を覗いてみたいこともあったし。文化祭などの行事で開放する日はあるが、外来を招き入れる日はよそいきな空気が流れていて、本来の雰囲気は伺いかねる部分がある。凡庸な学校生活を垣間見るには、何もない日にふらりと訪問する方がいい。

事務室で事情を話すと、定期発行リストを照合していたが、ほどなく該当の生徒がわかったようだ。お礼の電話をするから電話番号を教えてくれと言われたので教えた。実は半年ほど前に桜坂で地下鉄の定期を拾って駅に届けたことがあった。そのときも同じことを言われたが、礼はいらないと断っていた。しかしそれでは定期が本人に届いたかどうかわからないと後で思った。今回は女子高生と電話で話せるという期待がなかったわけではないが。

家に帰り1時間ほどすると、女性の声で電話があった。しかし生徒からではなく、担任の中年女性からだった。女子高だけに、その辺はしっかりした対応だ(苦笑)。一応生徒は授業中だからとか何とか言い訳していたが。まあ、本人に届くようで安心した。

その女子高の校内はなかなかいい雰囲気だった。ジーンズに帽子といういでたちの海千山千の私に対して、先生方は通る度に挨拶してくれたし、生徒が階段のあたりで先生に楽しそうに話しかけている風景が見られたりして、楽しそうな学校生活の様子が伝わってきた。私の出た高校は、生徒が進学という十字架をずっと背負っていたためか重苦しさがどこかにあったように思う。学校生活はやっぱり楽しい方がいいに決まっている。ちょっとその女子高の生徒たちが羨ましくも感じた。

2005/09/03(土) 特殊な国の特殊な人
尾道の男女教諭がアフガニスタンで行方不明になっている事件で、2人らしき遺体が発見されたという。行方不明が発覚したときにまず感じたのは、アフガニスタンに日本人の観光客がすんなり入れるようになったのかということだ。

以前パキスタンへ行ったとき、アフガニスタンとの国境の町ペシャワールへ行ったことがある。しかしそこから先に進む日本人観光客はいなかった。当時のアフガンはソ連の息がかかっており、軍事政権も不気味でとても観光客が入り込める余地はなかった。遺跡を見たいという興味と引き換えに、危険な場所へ入り込むなんて、二十歳過ぎの私でさえ思いもしなかったこと。今では若干状況が変わったとはいえ、世界でも屈指の治安が安定しない場所へいい歳の大人2人が簡単に踏み込んだことは理解に苦しむ。

しかも陸路で国境越えしたという。航路での国境越えはある程度治安が確立されているし、行き交う人のステイタスもそれなりだが、陸路の国境付近は危険が多い。武器や弾薬を大量に運んでいる場所であるという物質的な危険も孕んでいるが、船や飛行機ならば目的がはっきりした人間が乗っていると解釈され、それほど危険に晒されないが、陸路に突然現れる外国人などは向こうにとっては得体の知れない射的の的となる可能性が高い。そんなところでは、日の丸のパスポートなど単なる紙切れに過ぎない場合もある。イミグレーションの係官でさえ、日本という国自体知らないこともあるのだ。そして陸路の係官は、ワイロを求めたり、インチキ両替商とグルになっていたりするうさんくさい人物が多いのだ。旅慣れたら、そんなアウトローたちを軽くあしらうのも愉しみのひとつになるが、育ちのいい日本人がザックでも背負っている姿は、ワイロも重要な所得の一部になっている百戦錬磨の係官から見たら、ネギを背負ったカモにしか見えないだろう。

我々は日本という特殊な国に住んでいるという自覚が少ない。この国では荷物を網棚に乗せて眠ったとしても、荷物がなくならないという世界有数の平和な国だ。日常生活に軍備はなく、兵隊との接し方すら知らずに生涯を終えることもできる。安全が日常であることが、世界の中で特殊な存在であることを認識している人は多くない。

多くの人が汗を流して働いているときに、長い夏休みを取り海外旅行に行けるような人は、それだけ一般の社会人に比べて社会経験が不足しているとも言えるのではないか。海外渡航しかも途上国への入国経験が乏しい人やそんな人を連れて行く場合は、ツアーの範囲内のみで行動すべきと思う。それが職場など周囲に迷惑をかけない最低条件だろう。仕事や家を離れて放浪でもするのなら話は別だが。

ちなみに世界史で習うモヘンジョダロやハラッパ(いずれもパキスタン)は、遺跡としては世界的に有名だが、現地は放置状態でわざわざ見に行くほど整備されていない。ハラッパなどは最寄駅に停まる電車が1日2本くらいしかなかったと思う。しかも駅から徒歩で何時間もかかる。歴史を学んでその世界に心酔するような熱狂的な人以外には、決しておすすめできない場所である。
(画像はパキスタンの人気たばこK2の包み紙)

2005/09/02(金) 今月から小遣い増えます^^
セブンイレブンとミニストップが、緑茶やコカコーラなどの500mlペットボトルの一部の販売金額を、明日から22円値下げして125円で販売することになった。スポットや期間限定は別として、コンビニで飲料の通常価格を下げるのは初めてのようだ。

深夜スーパーなどに対抗するためのようだが、大変有難いこと。仕事中に必ず1、2本は買う私にとっては、月の出費のうち飲料だけで数千円になるので、2割とすれば千円ほど浮くことになる。定価で買うのはバカらしいので、これまでなるべくスーパーなどに寄り買っていたが、そんな手間が省ければ助かる。スーパーはレジで待たされるし、売り場が無駄に広いところもあるので、時間がないときに効率的な買い物はしにくい傾向にある。これでレジで前に並んだ無職オバサンが、がま口から小銭をモタモタと拾い出すことに自分の時間が奪われることもなくなる。

125円になることで、自販機の缶飲料の売上にも影響があるだろう。会社の社内や学校内の自販機は定価より10円ないし20円下げて販売しているところがあるが、ペットボトルはコンビニで買ったほうが安くなってしまう。いよいよコンビニも安売りの時代に突入したかと思うが、これまで概ね高すぎたのだ。今時ティッシュから文具、電池、タオルなど、生活用品をコンビニで買い揃える人は稀なのだから、もう少し他の商品も現実的な価格設定にしないと、「コンビニで商品を見て、他の店で買う」というような、ブランドのブティックみたいなカタログ的な存在になってしまうばかりではないか。

2005/09/01(木) しばらくは電話番です
猫という生き物は、なぜか狭い空間と高い場所が好きなようで、うちのシルヴィもテレビとか本棚の上でよく寝ている。テレビの上などは音もうるさいと思うのだが、冬場などは温かくていいのだろう。逆に夏場は暑さのせいか、床のフローリングに身を伏していることもある。

寝る場所には流行り廃りがあるようで、最近は写真のように電話機の横の隙間がお気に入り。これだけ電話にくっついていると、眠っている間に電話がかかってきたらびっくりするだろうにと思うのだが、うちの電話はそうそう鳴らないので驚く瞬間はまだ見ていない。

電話機がねずみ色というのも好んでいる理由かもしれない。彼女はシルバークラッシックタビーというグレーの毛色のせいか、私がねずみ色のシャツを着ているととりわけ甘えてくる。私を同じ種類の生き物と思い込んでるのかもしれない。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.