日常日記
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2005/09/11(日) 投票して感じるもの
今日は仕事明けの朝方に近所の小学校に寄り、選挙の投票を済ませてきた。夕方の出勤前に行くのは何となく慌しいし、混んでいるのも望ましくない。私のようなナイトワーカーのために、いつのまにか投票時間は20時までに延長されているが、締め切り間際に投票に来るのはどんな顔ぶれか興味がある。

朝方に投票に来ていた顔ぶれは、妙な例えだが焼き物の名所に来ている熟年夫婦の客層に似ていた。水準以上の生活レベルを感じさせる品位で身なりもよく、夫婦が整った歩幅と距離感を保っているあたりがそう連想させた。品の良さでは美術館や図書館の来場者にも近いが、若年層はほとんどいないのが大きな違い。茶髪やジャージ姿は全く見かけなかった。

投票の係の人たちといえば、日曜学校だとか俳句の会とかでしか見かけないような、規律正しい生活に生きる人という感じに見える。例えば女性の方は、風俗に行ったことが知れると不潔だとか別れると言いそうな、男性の方は立小便を目撃されればその後は距離を置いて接されそうな、あくまでも私の妄想だが、そんな固そうな人が地味な普段着を着て姿勢よく着席している。

それでも、競艇の前夜版や競馬新聞を小脇に抱えて、やや派手目の柄シャツ姿で、少しヒゲが伸び、とても仕事帰りとは思えないいでたちの私に冷たい視線を浴びせることはない。最高裁判事の名前の上に×ばっかり並べた投票用紙が見えても、表情ひとつ変えずに座っている。それどころか、出口にいる係の人は「ご苦労さまでした」と声までかけてくれる。同じ投票所でも、殺伐としたレース場の穴場とはえらい違いである。

いろんな意味で選挙権は平等に与えられていると感じることができる。たとえ大勢に影響がない一票だとわかっていても、これからも足を運ぼうと感じてしまうのである。


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