日常日記
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2005/09/18(日) 失われた心
いつも行かない郊外のガソリンスタンドで給油すると、灰皿を掃除してくれた後に芳香ボールを入れて返してくれた。思えば、かつては給油すれば当たり前に入れてくれたものだが、最近ではそんなサービスはほとんどなくなってしまった。その昔は洗車も自由に出来たようだが、世知辛くなったものだ。

そういえばサウナでは、かつては煙草はタダで吸い放題だった。大半はハイライトだったが、リクライニングシートや脱衣所などの卓上に煙草がびっしりと置かれていて、サウナ上がりにはいつもより多く吸ったりしていた。ひどい客はガウンのポケットに入れて持って帰ったりしていたものだ。そういえば最近のサウナでは、「タオルはお一人様一枚まで」なんてところまである。

思えばカップヌードルが発売された当初は、プラスティック製のフォークが売り場なりレジなりに備えられていて、個数分は当然もらえたはずだが、今やカップ麺を買っても申し出なければ箸はもらえない。黙っていても箸が付いてくるのは、定価同然のコンビニくらいではないか。

むかしは本屋で本を買ったら、特に文庫本にはしおりが挟まっていたりくれたりしたものだが、それすら減ったように思う。その代わりに、いらぬ広告の紙はたくさん挟まっている。よく本屋のレジのところに置いてあった、腕時計のバンドにはめるアルミ製のカレンダーのように、今では必要になくなったものが淘汰されるのは仕方ないが、ただ利潤追求に性急に走ったがゆえに、心を感じるサービスが削減されていくのは寂しいことだ。その僅かな出資により心が動くということに気づかないのだろうか。

福岡では、コンビニや外食産業のチェーン店などの一部で、夜になっても看板の電気を消したまま営業している店をよく見る。私も店をしていたので、看板の電気代がかなりのものだということはわかるのだが、だからといって行燈を点けない商いなんて尋常でない。金儲けのためなら手段をいとわないという冷たい時代になってしまったということか。


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