日常日記
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2006/01/27(金) サンゴノウミヲ
沖縄の北部に古宇利島という島があり、かつては離島だったが去年本島と橋で結ばれるようになった。海がきれいだということで出かけてみた。肉眼ではまずまずきれいに見えたのだが、あいにくの曇天で写真ではその美しさがうまく伝わらず、連絡橋の陰があるショットがもっとも珊瑚の色を映していた。浜辺へ降りてみたが、玄界灘を見て育った私には真冬の海とは思えないほど穏やかだった。

近年橋で繋がったといえば、福岡の私は山口県の角島を思い出すが、海の美しさや島に向かうと橋の途中で左手に小さな島が見えるところが共通している。島にはこれといった観光地もなく、特に整備されていないところも同じだが、古宇利島には沖縄本土以上の沖縄らしさが残っていた。背丈よりも高いさとうきび畑は印象的だった。

古宇利島のある今帰仁村出身の四十代の小説家が話していたが、琉球大学へ進学し那覇へ出ると、普通に話しても今帰仁の方言は当時ほとんど那覇の人に理解してもらえなかったという。それから二十余年経ち、今では車で簡単に行き来できるほど便利になったわけだが、いいことばかりではないだろう。離島の頃はナンバープレートをつけた車は走っていなかったという。わけもなく訪れる人が増えるのは全て歓迎すべきことでもないだろう。これからこの島は大きく変わっていくだろうが、せめて海の美しさは変わらずにいて欲しいと思う。


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