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2006/10/23(月)
新世界のベンダー事情
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新世界には他であまり見られない光景がある。例えば飲料自販機の価格競争。他の地域では、ぽつんと安い自販機が単独で設置されていることはあるが、このあたりのように右も左も激安自販機というのは見たことがない。それに一般的に安い自販機は決まってノーブランドか、せいぜいサンガリアと相場が決まっているが、新世界のあたりではポッカやUCC、チェリオなど中堅メーカーのラインナップが60円から売られているのだ。
そしてそれに触発されて、NB(ナショナルブランド)まで安くなりつつある。コカコーラ社の自販機でも商品限定で100円になっていたりする。競争あるところに発展ありという見本だ。「今だけプロモーション実施中」などと書かれているが、他が安すぎて売上がついていけてないのは容易に推測できる。「このあたりで120円も出して缶ジュースを買うわけねえだろ」という客の内なる声が聞こえてきそうで、本音で生きる街ならではというところが感じられて面白い。
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