|
2006/10/28(土)
アカタテハ
|
|
|
コスモス畑に飛来してきた中で、アサギマダラと共に目を引いたのは写真のオレンジ色の蝶。アカタテハといい、こちらは人里近くでもよく見られるので、見覚えのある方が多いかもしれない。アゲハ、オオムラサキ、アオスジアゲハ、そしてきのうのアサギマダラなどを美麗系の蝶とするならば。このアサギマダラは庶民系という感じの地味な色合い。模様もシジミ蝶の遠縁のようなデザイン。しかし地味ながらこうしてじっくり見るとなかなか美しい。
胴の部分は、幼虫のイモムシ時代を彷彿とさせる野暮ったさがあり、実際その生態も成虫で越冬する逞しさがあって、春先に見かける個体には翅が欠けたものもよくあるという。馬に例えると、古馬になってからもローカルの競馬場を走り続ける牝馬のようだ。花に例えると、ちょうど路傍や野辺にひそやかに咲いているコスモスのようだ。自然界の「類は類」という一例か。
|
|
|
|