日常日記
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2006/11/17(金) 海風
大分出身の歌手といって私が思い浮かべるのは、南こうせつでもglobeのKEIKOでもなく大塚博堂。博堂は中洲の店で歌っていたところを渡辺プロにスカウトされデビューしたが、別府の出身で中洲の前は別府の店で歌っていたという。博堂は残念ながら25年前に他界してしまったが、今でもレコードやCDを引っ張り出してその歌声に耳を傾けることがたまにある。

別府の北浜には写真のように、博堂村というライブハウスがあり、博堂が使用したギターなどが展示されている。四半世紀前に没した人物が、今でもこうして大事にされているのは喜ばしいことだ。ちなみにこのビルの1階には大陸ラーメンという店があり、私が別府に来るとよく食べに行く。感激するほど美味しいというわけではないのだが、九州とも本州とも異なる中間的なラーメンで、大衆中華店であり何となく落ち着く店である。

他に大分出身の歌手の代表格として、「なごり雪」の作者でもある伊勢正三を忘れてはならない。きのう行った別府競輪場は海のそばにあり、吹きさらしの旧スタンドの客席に腰掛けていると、髪をかき上げるほどの強い海風が吹いてきた。ショーやんのユニット「風」が77年に発表した『海風』という曲にぴったりだった。


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